【楽】【読】「ぐるり」 終刊号
用があって立川にでたついでに、オリオン書房ノルテ店(立川市曙町2-42-1 パークアベニュー3F)に寄った。
立川ではいちばん大きな書店だと思う。
私がほしいと思った本は、たいてい置いてある。
きたやまおさむ の新刊 『ビートルズを知らない子どもたちへ』を探したのだけれど、在庫がなく、音楽コーナーの書棚でなんとなく目についたのがこれ。『ぐるり 2009/10月号(通巻34号)』
ビレッジプレス 300円(税込)
終刊号ということだ。
田川律さんのインタビュー記事がおもしろい。
田川さんのことはよく知らないけれど、こんなセリフがあってニヤリとしてしまった。
<田川 ……「肩書何にしましょうか?」って聞かれてほんまに困ったね。そのうち、座りがええというか便利やから「音楽評論家」にしてもらったけどね。してもうたけど本人はちっとも音楽評論家なんて気はなかった。/ずっとあとになって、ピーター・バラカンが「ブロード・キャスター」ということばを使ったのね。なるほどなあ、と思った。あの人も絶対に評論家なんて使わないよね。クリティックもね。ブロード・キャスターなんて、そういう英語を知っていたらぼくも使いたかった。まさにぼくもそうやと思うわ。多くの人に知らせる係。こういうものがありますよ、これおもろいんですよ、ということを知らせているつもりというかね。……>
「多くの人に知らせる係」 かあ。うまいなあ。
このミニ雑誌、というかミニコミ誌というか、タウン誌というか(ちがっていたらゴメンナサイ)、編集している五十嵐さんという方を、間接的に知っている。
須藤もんさんつながり、というやつで。
いちど、高円寺の古本酒場 「コクテイル」 で紹介されて名刺をいただいたけれど、おぼえていないだろうな。『ぐるり 2007/2月号』 2003/10月
須藤もん 執筆 「牡丹悼歌」 掲載
<一昨年の暮れに完成した『牡丹悼歌』は、昭和二十七年に旧満州地方で消息を絶った私の母方の祖父を唄った歌である。……何故今この時に在って私がこの祖父のことを唄っているのか、少し紹介してみたいと思う。……>
という内容。
興味をもたれた方は、ぜひバックナンバーを探してほしい。
ビレッジプレス http://www.village-press.net/『雲遊天下 34』 2003/10月
須藤もん 執筆 「編笠山の歌姫」 掲載
<山梨と長野の県境に編笠のように綺麗な形をした山があって、その次の峰との鞍部に古い山小屋が一軒建っている。普通の山小屋なら晩飯が済んでバタバタと寝支度が始まる頃、ここではもう寝ようとする客人を小屋主が引き止め、唄い、語るという酒宴が始まる。……>
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