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2009年11月24日 (火)

【読】船戸与一ワールドに没頭

せっかく図書館から借りてきた魅力的な本も、読みかけの小説をかたづけるまで手がつけられない。

Sekino_nagakura_kofukuron船戸与一さんの小説をまだ読んでいる。
単行本を持っていたはずなのに、どこかに行ってしまった。
たぶん、BOOK OFFに売り払ってしまったのだろう。
その代わりに文庫本があった。

てっきり一度読んだと思っていたが、まだ読んでいないようだ。
読もうと思って新刊を買う → 読まずに売り払う → やっぱり読みたくなって文庫を古本で買う……これがパターンになってしまった。
本に関しては、ずいぶんと無駄なお金を使っていると、じぶんでも思う。
けれど、これでいいのだ(赤塚不二夫)。


Funado_ryuusa『流沙の塔』 船戸与一
 新潮文庫 2002/12/1発行
 上巻 526ページ 705円(税別)
 下巻 449ページ 629円(税別)
 親本 1998年5月 朝日新聞社刊

流沙=りゅうさ と読む。
私は長いこと「るさ」と読むのだと思いこんでいた。
こういう思いちがいも多い。

文庫の装幀がしゃれている。
二冊並べると、カバーの絵が組み合わせになっているのだ。

現代中国の西北端、新疆ウィグル自治区が舞台。
横浜の華僑、客家(はっか)と呼ばれる人々、現代中国の暗部、そういったドロドロした世界が船戸さん一流の筆致で生き生きと描かれている。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101343160
内容(「BOOK」データベースより)
人骨の柄に狼を刻んだナイフが左胸を貫き、真紅の薔薇の花びらがちりばめられた屍体―。横浜で起きたロシア女殺しの手口と、広東省・梅県の事件は酷似していた。育ての親・張龍全の命を請けた海津明彦は、背後を探るべく、梅県へと飛ぶ。黒社会の覇権を争う秘密結社・哥老会と三合会の抗争、香港駐屯権をめぐる公安の暗躍。そして…。中国を揺さぶる闇を圧倒的スケールで抉る。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101343179
内容(「BOOK」データベースより)
横浜と梅県の殺人の裏には、思いもよらぬ構図が隠れていた。アフガンのイスラム原理主義派タリバンから密輸される麻薬―。その莫大な利権は、ウイグル民族独立を掲げる東トルキスタン・イスラム党の民族派とイスラム原理派の軋轢に火をつけた。正義を標榜する組織に巣くう内紛と腐敗。自らの信ずる幻を追い、その呪縛にのたうちながら、流沙に彼らが築こうとしたものとは…。

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コメント

うわっ、一番上の写真ですが、今、長倉さんの本を読んでいるところなのでビックリです。

投稿: こまっちゃん | 2009年11月24日 (火) 22時24分

こまちゃん>
おっ、偶然ですね。
長倉さん(写真左)も関野さんも、いい顔してます。

投稿: やまおじさん | 2009年11月25日 (水) 05時47分

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