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2009年12月16日 (水)

【読】この対談集はいいぞ

まだ読みはじめたばかりだが、とてもいい対談集なので紹介しておきたい。

Sekino_taidan_2『関野吉晴対談集』
  ― グレートジャーニー 1993~2007 ―
 東海大学出版会 2007/6/21発行
 270ページ 2400円(税別)

船戸与一、池澤夏樹、西木正明、萱野茂、河合雅雄、石毛直道、赤坂憲雄、島田雅彦、椎名誠、春風亭昇太、瀧村仁、といった著名人との対談が満載。
サブタイトルが示すように、1993年から2007年にかけての対談で、未発表のものがたくさんある。

1998年の、萱野茂さんとの対談(未発表)には、とくに感銘をうけた。
他の人との対談では、話がかみあわなかったり、一方的なインタビューのような内容もあるが、萱野さんとのこれは、対話がはずんで、興味深い。
まるで、上質のデュオの即興演奏を聴くように。

萱野さんもたくさん発言しているけれど、ここでは、二人の共通認識ともいえる関野さんの次のことばをひいておこう。

関野 <グレートジャーニー>の旅を通じて、たくさんの先住民と接触しました。気候が違う、環境が違う。狩猟民族がいれば牧畜民もいる。農民もいる。それだけ違うのに、どこか共通するものがあるんです。自然と対する姿勢とでもいうのでしょうか。自然に溶け込んでいる。自分たちも自然の一部である。そういう発想なんですね。みんな自然との調和を考えている。自然との調和だけじゃなくて、人間同士の調和も考えている。西欧的な合理主義、自然は打ち負かして利用するものだという発想とはまったく違う。昔はアイヌも、それから日本人もそうだったと思います。…(後略)…  (本書 P.95)


萱野茂さんは2006年5月に亡くなったが、大きな人だったなと、あらためて思う。
そうえいば、萱野さんの本で読んでいないものが手もとにたくさんあるな。
ひさしぶりに読んでみたいきもちになった。

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