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2010年1月の27件の記事

2010年1月31日 (日)

【雑】雪になるのかなあ

明日の夜から、東京も雪になるという。
雪をありがたがる人は少ないのかなあ。
私は、正直に言うと嬉しい。
二年前の節分を思いだすなあ。

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【読】差別するココロ (3)

後先になったが、こんな本があることも知り、読んでみた。
吉本隆明さんの著作中の「差別表現」を厳しく糾弾する内容のサイト(ブログ)を見て、差別される側の人たちの痛みを感じたのだが、そのサイトで紹介されていた本だ。

Saitou_mibun_sabetsu斎藤洋一・大石慎三郎
 『身分差別社会の真実』 新書・江戸時代 2
  講談社現代新書
  1995/7/20 第1刷  2007/4/4 第23刷

たしかにロングセラーである。
シリーズの他の数冊は品切重版未定なのに、これだけは23刷だ。

講談社のサイトより
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1492586

斎藤洋一氏は、日本近世史を専門とする学者さん。
現在は、長野県佐久市にある「五郎兵衛記念館」の学芸員とのことだ。

 佐久市ホームページ 五郎兵衛記念館
  http://www.city.saku.nagano.jp/kankou/shinaimeguri/asashina.htm


朝日新聞 2010年1月29日(夕刊)、「ニッポン 人・脈・記 差別を越えて(10)」の記事で、次のように紹介されている。

<長野県佐久市。江戸時代の新田開発をしのぶ五郎兵衛記念館の中に信州農村開発史研究所がある。千葉県生まれで、学習院大学助手だった斎藤洋一(59)がここで部落史を研究するようになったのは、30年余り前に相次いだ差別事件がきっかけだ。/なぜ差別されるのか、部落の人たちは、自分たちの部落の歴史を知りたい、と思った。資料を探すと、旧名主宅の古文書約2万点が学習院大に寄贈されていた。返還交渉で学習院大の末席にいたのが斎藤だった。/教授が「部落のことを書いた資料だけを返せばいいのでは」と述べた。部落の代表は「先生には見えなくてても、差別されてきた私たちには見えるものがある。全部返してほしい」。/あっ、と斎藤は思った。「江戸時代の農村史を研究していたのに、被差別身分の人たちは目に入っていなかった」/古文書は地元に返され、80年に研究所が設立された。斎藤は大学と兼務していたが、5年後に退職し、移り住んだ。…(後略)…>

このいきさつは本書にも書かれていた。
本書は「被差別部落」の歴史的背景を探る内容。
勉強にはなったが、私にはちょっと物足りなかった。
学者さんらしい厳密さで、好感がもてるのだが。


Shiomi_igyou塩見鮮一郎 『異形にされた人たち』
 河出書房(河出文庫) 2009/1/20発行
 257ページ 780円(税別)
 ※親本:三一書房刊 1997年

<差別・被差別問題に関心を持つとき、必ず避けて通れない「異形」視された人たちに関する考察・研究をここにそろえる。貧民窟、サンカ、弾左衛門、乞食、別所、東光寺、俘囚、山哉『特殊部落の研究』…。四民平等で、かつて差別された人々は忘れ去られたが、近代の目はかれらを「異形の人」として、「再発見」するのである。> (カバー)

塩見さんは、出版社編集部(河出書房新社)出身だが、学者ではなく作家である。
袋小路に入りこまず、自由な視点を持っているように思う。
スリリングな内容の本だ。
(いま読んでいるところ)

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【読】差別するココロ (2)

塩見鮮一郎さんと五木寛之さんの対談が収録されている次の本も、興味ぶかい。

Shiomi_sabetsugo塩見鮮一郎 『差別語とはなにか』
 河出書房(河出文庫) 2009/10/20発行
 228ページ 740円(税別)

<マスメディアが用語規制をするのは、組織の意思なのではない。無数の市民がそれを望むからである。それを社会の「規範」という。表現の自由と居直って、被差別者の願いを踏みにじってはならない。表現者はマスコミという制度の中に生きていることを忘れてはいけない。差別語から差別の構造に迫る。> (カバー)

塩見鮮一郎・五木寛之の対談は、初出が 『海燕』 1994.5/『筒井康隆 「断筆」 めぐる大論争』 (創出版、1995.3)。
今から十五年も前の対談だが、その内容は新鮮である。

●対談 五木寛之
 差別、その「歴史的」構造をめぐって (P.182~225)

ふたりの対談は、妙に噛み合っていないところもあるが、それぞれの考え方がくっきりとでている。
とくに、五木さんの 「差別」 に対する考え方は、自らの体験に裏打ちされているぶん、説得力がある。

<この問題を論ずる前提として、一つだけはっきりさせておきたいと思うのですが、差別の問題というのは非常に重層的な構造をもっています。しかも複雑で多様性に富んでいるので、これを絵にかいたように綺麗に解決できるような理論は、むしろ間違いだと思うんですよ。> (P.183)

■五木さんは、まず冒頭でこう発言し、どちらかというと学問的に理屈で論じていこうとする塩見さんを牽制しているような印象を受けた。
ここでは、あえて塩見さんの発言を無視して、五木さんの発言だけをいくつか拾ってみる。

<なるほど。そういうスタンスで今日は話をすすめていくわけですね。一般にこういう話をするときに、最近のぼくの持論なのですが、史料とか記録というものだけをとり出して論じていくのでは、やはり一面的にならざるをえないのだろうと。非常に曖昧な記憶、あるいは口承、身ぶり、習慣、風俗、あるいはジョーク、そういう形の、学問的な史料とならないような類いのものへ目をやらないと、なかなか実態はうかびあがってこないんじゃないかなという…(後略)…> (P.185-)

<なるほど。しかし、部落差別の問題を遡っていきますと、やっぱりどうしても天皇制の問題と大和朝廷の問題が絡んでこざるをえないと思うんです。ぼくは、こういう言葉はないのかもしれないけれども、被授蔑者というか、そういう表現を実は考えたことがある。…(中略)…だから被授蔑者というのは税金を払ったりコメを納めたりする代わりに、精神的苦痛を納めさせられる存在であると。> (P.187)


■すごいなあ、と思ったのは、次のような個所だ。
へんな言い方かもしれないが、五木さんの 「本気」 が伝わってきて、胸をうたれた。

<こういう席に出てきて、いわゆる解放運動に対して心情的にしゃべっているのは一体なにに発するのかと言いますと、私の場合、基本的に言うと感情なんですよね。つまり理性ではなくて感情。あるいはエモーショナルな情念、もっと言えばセンチメンタルな気持ちからです。さらに言うならば、義理人情というものしか自分にないと思うから。その上で自分のやっていることを正当化するための理屈をいろいろ探しているだけかもしれない。…(後略)…> (P.208)

この後、朝鮮半島からの引き揚げ体験に触れて、「引揚者というのは一時的な差別ですけれども、本当になんとも言えない情けない立場でした」 という。

<かつて話題になった話、「一杯のかけそば」の話を頭から馬鹿にする人がいるけれども、私はやっぱりああいう話を馬鹿にはできない心情がある。「一杯のかけそば」を馬鹿にすることは簡単にできるんですよ、でも、あの底には、あれを商業化してメディアが流通させるということとは別に、何かがあるんですね。それはやっぱり、貧乏は苦しい、つらい、貧乏している人は可哀相だという、そういう根源的なものだと思うんです。…(後略)…> (P.209)


■続いて、引き揚げてきてから入った中学校での体験が語られる。
持っていった弁当に高菜の漬物しか入っていないのを同級生にみつけらて取りあげられ、ひどい仕打ちをうけた。

<やあい、やあい、見ろ見ろ、こいつの弁当、一年中高菜の漬物だぞとか言って教室中その弁当を持って走り回ったんですよ。私はそれを追っかけて組み打ちして――もう弁当が下に散乱してね(笑)。その時から私は弁当を持っていかなくなったのですが、そういう日々の中で、ある部落の人と出会ったんですね。> (P.209-)


■五木少年は、「それまで差別の問題をぜんぜん知らなかった」、「外地で育ってますから」。

<そうしたら、あんたは持丸先生の息子か、と道できく。持丸というのは母の旧姓ですけれども、若い頃、小学校の教師をしていました。そうだって言ったら、うちへ来なさいと言って部落へ連れていかれて、いろんなご馳走をしてくれた。それから時どき飯食わしてくれたりするので不思議に思って、なんでそんなことをするのだと言ったら>

<いや、自分は小学校のとき持丸先生から教わったと。そして弁当のときに箸を忘れて、箸がなくて困っていたら、持丸先生が自分の箸を使いなさいと貸してくれた。>

<自分の箸を使いなさいと貸してくれたので、自分はもうびっくりして、普通の人の箸を使っていいものだろうかと思ったと。茶碗でも箸でも区別するという、差別という世界が戦後民主主義の社会に歴然とあることを私ははじめてその時に知ったわけです。>

<これはやっぱり、この人たちとはちょっと敵にはなれないという気になった。引揚者のときに飯食わせてくれた義理があると。> (P.210)


この話を読んで私が思ったのは、差別はココロの問題なのだな、歴史的な背景やら、さまざまなものが複雑に絡んでいるとは思うが、つきつめて言えば、「差別するココロ」が差別を生むのだなと、いうことだった。

(続く)

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【読】差別するココロ (1)

少し前から、ずっと気にかかっていることがある。
どのように考えればいいのか、私の中でまだ整理がついていないので、ためらいもあるが……。

きっかけは、吉本隆明さんの 『老いの超え方』 (朝日新聞社・2006年) の中の、ある記述だった。
吉本さんへのインタビュー形式の本だから、ほぼ吉本さんじしんが語ったとおりなのだろう。

Yoshimoto_oinokekata吉本隆明 『老いの超え方』
 朝日新聞社 2006/5/30初版第1刷
 275ページ 1700円(税別)

この本の、「第三部 思想」 「一問一答 その三――思想篇」 174ページ後半からの13行が、出版社によって削除されるという。

朝日新聞出版社
http://publications.asahi.com/news/91.shtml
<弊社で刊行しました吉本隆明著「老いの超え方」の文中に差別につながる不適切な表現がありました。単行本(2006年5月刊)174ページから175ページ、文庫本(2009年8月刊)199ページから200ページの「――楽しい知識ですか…」から「関心を持ちますね。」までを削除します。文庫本は、該当部分を削除した新装版を出版します。>

たしかに、「被差別部落」に関して、吉本さんの不用意でどぎつい発言が掲載されている部分だ。
私はこの本を発売直後に読んでいるが、その時に、ちょっとひっかかったことを憶えている。
いま読みかえしてみると、吉本さんの真意がますますわからなくなった。

告発を受けたから削除するだけ、という、出版社のお座なりな処置にも首をかしげる。
語った本人である吉本さんの弁明が聞きたいところだ。


そんなこともあって、このところ 「差別」 に関する本を読み続けている。

Nonaka_shin_sabetsu野中広務・辛 淑玉 『差別と日本人』
 角川書店(角川oneテーマ21)
 2009/6/10発行 210ページ

昨年出版され、ずいぶん話題になった本だ。
気になって購入してあったものを、この機会に読んでみた。
身をもって差別を体験している二人の対談は、私には驚くことばかりだった。
差別、ということに関心を持ち続けてはいたが、私じしん、差別の現実をほとんど知らなかったことを痛切に感じた。
「差別は、いわば暗黙の快楽なのだ。例えば、短絡した若者たちが野宿者を生きる価値のない社会の厄介者とみなし、力を合わせて残忍なやり方で襲撃する時、そこにはある種の享楽が働いているのだ。」(まえがき)という、辛さんの言葉に、ハッとした。
「差別問題」は、差別する側の問題なのだ。


つい先ごろ、朝日新聞夕刊に、こんな連載があった。
朝日を購読していないのだが、先週土曜日にたまたま訪問先の家で読み、全10回連載された記事を切り抜いておいてもらった。

朝日新聞 夕刊 2010年1月19日(火)~29日(金)
 「ニッポン 人・脈・記 差別を越えて (1)~(10)」
  http://www.asahi.com/jinmyakuki/

Asahi_shinbun_20100123_2 
(続く)

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【雑】シクラメン満開

あっというまに、一月もおわってしまう。
二月、三月。
蕾がふくらんで、花開く季節が待ち遠しい。

鉢植えのシクラメンが、今年も満開。

1001310007 1001310003

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2010年1月24日 (日)

【楽】セント・ジェームス病院

浅川マキさんのアルバムを聴いていた。

Darkness_2DARKNESS 浅川マキ作品集
 1960年代~1970年代/1980年代

 東芝EMI CT25-5157・58 (2枚組)
 1988年発売

なつかしい曲が詰まっている1枚目をよく聴くのだが、今日は2枚目(1980年代)を少しだけ聴いてみた。
この頃(1980年代)になると私はマキさんから距離をおいていたので、馴染みのない曲が多く、また、私の好みにはあわないのだが。

DISC1■1960年代~1970年代
夜が明けたら/ふしあわせという名の猫/淋しさには名前がない/かもめ/赤い橋/カソリン・アレイ/別れ/にぎわい/裏窓/あの男が死んだら/セント・ジェームス病院/こんな風に過ぎて行くのなら/それはスポットライトではない/あたしのブギウギ

DISC2■1980年代
暗い眼をした女優/忘れたよ/こころ隠して/あの男がピアノを弾いた/花火/電文「カツテニシテヨ」/夜のカーニバル/あたしたち/あいつが一番/流れのままに/こぼれる黄金の砂/放し飼い/あなたのなかを旅したい


1枚目には、北山修作詞の名曲「赤い橋」、ロッド・スチュアートの「ガソリン・アレイ」(日本語詞:浅川マキ)、つのだひろ との共演が光る「それはスポットライトではない」(日本語詞:浅川マキ)などが収録されていて、聴きどころが多い。
なかでも、私が好きなのがこれ。

「セント・ジェームス病院」
  日本語詞 浅川マキ  作曲 JOE PRIMROSE
 アルバム 『裏窓』(1973年)に収録
 トランペットは南里文男

 浅川マキ ディスコグラフィー オリジナルアルバム 編
  http://wagamamakorin.client.jp/maki-disco.html

このサイトを見て、マキさんがたくさんのアルバムを出していたことをあらためて知った。
70年代後半ぐらいから、私は縁遠くなっていたが……。

 YouTube
  浅川マキ Maki Asakawa / セント・ジェームス病院 St. James Infirmary (1973)
   http://www.youtube.com/watch?v=zJWvBPwUwHw

上にあげたのは音源だけだが、YouTubeには、マキさんのライブ映像がたくさんアップされている。
オーラを発散する歌い手だったと、あらためて思う。


ところで、ピーター・バラカンさんの書いたディスクガイド 『ブラック・ミュージック』(Gakken)で知った、アラン・トゥーサンのアルバムにも、この曲が収録されている。
このアルバムも、なかなか渋い。

Peter_barakan_black_music_2200CD ピーター・バラカン選
 『ブラック・ミュージック アフリカから世界へ』
学習研究社 2009/9/28 発行 2100円(税別)

Allen Toussaint The Bright Mississippi
(Nonesuch, 2009)
<71歳でトゥーサンは初めてニュー・オーリンズの昔のジャズのレパートリを取り上げるアルバムを作りました。プロデューサーのジョウ・ヘンリの提案で制作されたこれは彼にとって一種の冒険だったはずですが、現代の感覚を合わせ持った歴史的な価値の高い作品です。>



Allen_toussaint_mississippi_1_3Allen_toussaint_mississippi_2_3収録曲(全14曲)
EGYPTIAN FANTASY/DEAR OLD SOUTHLAND/ST.JAMES INFIRMARY/SINGIN' THE BLUES/WININ' BOY BLUES/WEST END BLUES/BLUE DRAG/JUST A CLOSER WALK WITH THEE/BRIGHT MISSISSIPPI/DAY DREAM/LONG, LONG JOURNEY/SOLITUDE/THAT'S MY HOME/THE OLD RUGGED CROSS


ST.JAMES INFIRMARY
原曲の歌詞が、下のブログで紹介されている。
infirmary は、「病院」というよりも「診療所」といったところか。
浅川マキさんの日本語詞も、原詩の雰囲気をよくつかんでいるようだ。

 壺 齋 閑 話 より
  http://blog.hix05.com/blog/2010/01/-st-james-infirmary.html

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2010年1月22日 (金)

【読】この本がおもしろい

まだ読みおえていないが。
図書館から借りてきた、この本がなかなかおもしろい。

Sakitani_dna崎谷 満 『DNAでたどる日本人10万年の旅』
 ― 多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか? ―

昭和堂 2008/1/20初版第1刷
193ページ 2300円(税別)

DNA多型分析という近年の科学的手法をベースに、「日本人」がどこから来て、どのような言語・文化を築いてきたのかを、「学際的な」立場から詳細に論じている。
「ミトコンドリアDNA分析」、「Y染色体分析」といった専門用語がふんだんに使われ、学術的で厳密な文章(出典・論拠の明記、断定の回避)は、読むのがたいへんだが、読みすすむほどに刺激的で興奮してくる。

目次からひろうと、こんな内容。

 第一章 日本列島におけるDNA多様性の貴重さ
 第二章 多様な文明・文化の日本列島への流入
 第三章 日本列島における言語の多様な姿
 第四章 日本列島における多様な民族・文化の共存
 第五章 多様性喪失の圧力に対して

「多様性」という言葉がくりかえし出てくるところに、著者のいちばんの主張があり、この本の主題がある。


<約10万年ほど前に生まれた現生人類は、誕生の地アフリカを後にして全世界へと冒険を重ねて広がっていった。その人類の移動の流れがユーラシア大陸東部に位置する日本列島にも数次にわたって押し寄せてきた。このアフリカから日本列島へいたる長きにわたる人類の移動の歴史について、DNA多型分析という強力な方法により、かつDNAの中に宿されている歴史の直接証拠でもって、今ではその再現がほぼ可能となった。そして日本列島においてルーツを異にする多様なヒト集団が現在でも共存していることが明らかになった(崎谷2005、斎藤2005、中堀2005)>
 (第一章 「日本列島における多様なヒト集団の共存」 P.3 より)


上に引用した文章の末尾、「崎谷2005、斎藤2005、中堀2005」という記述が、論拠となった書物や論文を指すようだ。
巻末に、膨大な参考文献リスト(25ページ!)があり、その中には、赤坂憲雄、網野善彦、梅原猛、沖浦和光、萱野茂、田村すず子、知里真志保、中川裕、福岡イト子、山田秀三、山本多助、といった、私にもなじみのある人たちの著作もずらりと並んでいる。
海外文献も多く、「分子生物学(DNA多型分析)を中心においたヒト集団や文化、言語の多様性の科学的解明という、理系・文系という枠を超えた幅広い学際研究」(巻末 著者略歴より)という著者のスタンスがわかる。

また、著者は、アイヌ文化を高く評価し、かなりの紙数をさいている。
(第三章の「日本列島の諸言語 アイヌ語・日本語・琉球語」、第四章の「アイヌ民族の貴重さ」など)
これも、私にはうれしい。


<ヨーロッパ文明・キリスト教文明とは異なる、オールターナティブな文化・叡智を内包しているアイヌ文化は、21世紀の今日において大きな意義をもつことであろう。そして、このような優れたアイヌ文化が今までこの日本列島に存続してきたこと、これは日本列島に居住するすべての人にとっても非常に貴重な精神的文化遺産である。今後はこのようなアイヌ文化のもつ高い精神性をわれわれ全員の文化的遺産として共有し、アイヌ文化、アイヌ語の最盛・再興に皆が責任をもつことが重要である。21世紀の混沌とした世界を生き残る指針は、何もヨーロッパやアメリカ、さらには発展著しい中国やインドにあるのではなく、われわれの足下にあることを認識する必要がある。>
 (第四章 「アイヌ民族の貴重さ」 P.120 より)


これまで、私が漠然と感じていたさまざまな疑問に応えてくれるこの本。
図書館には返却するが、あらたに購入したいと思う。
(じつは、すでにネットで注文してしまった)

「DNA多型分析」 というものも、すこし勉強してみようかなと思う。
図書館から遺伝子の仕組みに関する入門書も借りていて、並行して読んでいる。
わかってくると、なかなかおもしろいものだ。

『ヒト遺伝子のしくみ』 生田 哲 著
 日本実業出版社 「入門ビジュアルサイエンス」
 1995/11/20  190ページ 1400円(税別)


ネット検索してみると、こんなサイトもあった。

遺伝子検査なら 誰でもわかる遺伝子検査事典
 http://dna.kokoronogohan.com/

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【楽】MOTEL(須藤もん+対馬照) ライブ予定 1~2月

MOTELのおふたり(須藤もん+対馬照)が、いよいよ2010年のライブ活動を開始します。
お近くの方は、ぜひお越しください。


須藤もん 公式サイト  Sudo Mon's World
  http://homepage2.nifty.com/sudomon/

 モバイル・サイト(携帯電話用)
   http://homepage2.nifty.com/sudomon/mobile/


■1/30 (土)  前橋 「音楽と思想のBAR Cool Fool」

 前橋市千代田町5-2-10 SATOビル2F
 TEL 027-237-1655  MOBILE 090-9686-0261

   Cool Fool 8周年LIVE Vol.6

 出演  MOTEL(須藤もん+対馬照)  ROIKI  やなぎ
      猫ちゃずけ  scarecrow
 21:00 開演  400円+ドリンク

■1/31 (日)  那須塩原 「カフェ ヴィラージュ」

 那須塩原市西朝日町2-23
 TEL 0287-36-8600

 出演  MOTEL(須藤もん+対馬照)  るーずぱんてぃ
 19:30開演  1,000円+ドリンク


■2/19 (金)  豊川 「ティンガ ティンガ」

 愛知県豊川市幸町31番地
 TEL 0533-89-5802

 出演  井上としなり  MOTEL(須藤もん+対馬照)
 20:00開演  1,000円+ドリンク

■2/20 (土)  犬山 「珈琲 ふう」

 愛知県犬山市東古券558(魚屋町)
 TEL 0568-61-6515

 出演  MOTEL(須藤もん+対馬照)
      ゲスト:井上としなり  *1/24追加情報*
 18:30開場/19:00開演  2,500円 (1ドリンク付)

■2/21 (日)  蒲郡 「星に願いを」

 愛知県蒲郡市大塚町山ノ沢7-35
 TEL 0533-59-6355

 出演  井上としなり  MOTEL(須藤もん+対馬照)
 19:30開演  1,000円+ドリンク

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2010年1月19日 (火)

【雑】またひとり、大好きな人が・・・

Maki2今朝にかぎって朝刊の三面記事を見ていなかった。
ついさっき、知った。

なんてこった。
悲しくて、淋しくて、言葉もない……。

浅川マキさん、享年67歳。


MAKI (オフィシャルサイト)
http://www.emimusic.jp/asakawa/main.htm


東京新聞 2010/1/19(火) 朝刊

20100119_tokyo_shinbun

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2010年1月17日 (日)

【歩】鈴木稲荷のもちつき大会

今年もまた、楽しみにしていたイベントに行ってきた。

20100117_suzuki_inari第23回 もちつき大会
 とき・・・平成22年1月17日(日) 午前10時~12時
 ところ・・・鈴木稲荷神社
 主催・・・青少対鈴木小地区委員会

あんころもち、きなこもち、からみもち、納豆もち、海苔もち、お汁粉などが無料で振舞われる。豚汁だけは50円。
私たち近隣の住民にとっても、うれしい催しだ。
晴れて風もなく、境内の日だまりが気持ちよかった。
主催の方々へ。ごちそうさま。ありがとうございました。


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2010年1月16日 (土)

【読】Lucy in the Sky with Diamonds

♪ Picture yourself in a boat on a river
  With tangerine trees and marmalade skies
  Somebody calls you, you answer quite slowly
  A girl with kaleidoscope eyes ♪

♪ ボートに乗って河にいる自分を想像してごらん
  タンジール蜜柑の樹にマーマレードの空があり
  誰かがあなたを呼ぶ
  あなたはゆっくりとこたえる
  万華鏡の目の女のこだ ……
  ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイアモンズ …… ♪

    John Lennon and Paul MacCartney / 片岡義男 訳
    角川文庫 『ビートルズ詩集 2』 より

    原詩
     http://www.guntheranderson.com/v/data/lucyinth.htm より

    YouTube
     http://www.youtube.com/watch?v=rGFlkcnZRFI
     http://www.youtube.com/watch?v=A7F2X3rSSCU&NR=1


日帰り温泉と杏's cafe から家に帰り、図書館へ行って予約しておいた本を受けとってきた。
とても楽しみな本なのだ。


Lucy_no_hiza_4『ルーシーの膝』 "LE GENOU de LUCY"
 イヴ・コパン 著/馬場悠男・奈良貴史 訳
 紀伊國屋書店  2002/4/27 第1刷発行
 222ページ 2000円(税別)

「ルーシー」 とは、
<1974年11月30日にエチオピア北東部ハダール村付近で発見された約350万年前の化石人骨。アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の中で最も初期に発見されたものの一つとして、また、全身の約40%にあたる骨がまとまって見つかったという資料上の貴重さから、広く知られている。>(Wikipedia)
――である。

今読んでいる馬場悠男さんの著書 『ホモ・サピエンスはどこから来たか』(KAWADE夢新書)には、次のように紹介されている。

<アウストラロピテクス類を代表する最も有名な存在は、古代化石人骨のスーパー・スター「ルーシー」である。/1974年、最古の人類だと思われる骨格化石が発見されたというニュースが届き、そのニュースはまたたく間に世界に驚嘆の渦を広げていった。発見場所はエチオピアの北部アファール低地のハダール。一帯からは猿人の骨の化石が次々と見つかっており、それらはアファール猿人と呼ばれている。/(略)/ルーシーの発見者は、アメリカの人類学者ドナルド・ジョハンソンらであった。この化石は、全身の四割がそろって発見さるという幸運にも恵まれた。大発見に沸きに沸いた調査隊はその夜、キャンプ地で発見祝賀大パーティーを開いたのだが、そのとき、ラジカセから大音響で流れていたのがビートルズの『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイヤモンズ』。この曲にちなんで、この骨は「ルーシー」と名付けられることになる。>
(馬場悠男 『ホモ・サピエンスはどこから来たか』 P.35-36 「人類はこうしてヒトへの一歩を踏みだした」 より)


冒頭にかかげた、ザ・ビートルズの歌。
歌詞の意味を意識したことはなかったが、リフレインが耳について離れない。
私の好きな歌だ。
なんとロマンチックですてきな歌詞なんだろう。


化石でみつかった「ルーシー」は、身長100センチ。
骨盤の形から女性であること、第三臼歯の摩耗度具合から、永久歯がはえてから数年はたっている成人。
現代人なら推定年齢25~30歳。
(馬場悠男さんの著書による)

Baba_homo_sapiens馬場悠男 (ばば・ひさお)
 『ホモ・サピエンスはどこから来たか』
 (KAWADE夢新書)

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【遊】杏's cafeでひさしぶりにランチ

晴れわたって、きもちのいい土曜日。
風が冷たいけれど。

午前中、近くの日帰り温泉 「お風呂の王様 花小金井店」 へ。
お昼になったので、帰り道、花小金井の 「杏's cafe」 に寄ってランチをいただいてきた。
550円、デザート(杏仁豆腐)付きで700円。
おいしくて、お値打ちのランチだ。
(日替わりランチ他、メニュー豊富)

店主のお兄さんは健在。
少しだけおしゃべりをして、ランチをいただいた後、杏仁豆腐を四つ買ってきた。
明日、友人夫婦がみえるので四人で食べよう。

カラー印刷の立派なパンフレットがあったので、いただいてきた。
私たちがいるあいだも、二組ほど杏仁豆腐を買いにきたお客さんがいた。
繁盛しているようで、なにより。

しばらくご無沙汰していたが、また行ってみよう。


東京限定スイーツ 取寄せもできる東京都小平市にあるこだわり杏仁豆腐のお店 杏's cafe[アンズカフェ]
 http://www.ans-cafe.com/

 小平市花小金井南町2-17-15

Ans_cafe_pamph1_2Ans_cafe_pamph2

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2010年1月15日 (金)

【読】人類、みな兄弟

5mannenmae『5万年前 このとき人類の壮大な旅が始まった』
  (ニコラス・ウェイド著/イースト・プレス)
ようやく読了。
いまひとつ、ぴんと来ない本だったが、興味ぶかいことがいろいろ書いてあった。

たとえば、南米のヤマノミ族。
(関野吉晴さんの「グレートジャーニー」に登場する、南米大陸の熱帯雨林に住む部族民)
あるいは、タンザニアのゴンベで野生チンパンジーの研究をしている、ジェーン・グドール。
(星野道夫さんの 『アフリカ旅日記 ゴンベの森へ』 に登場)

部分部分では面白いところがたくさんあるのに、情報量が多すぎ、論旨がすんなりと伝わって来ないところが、読んでいて歯がゆかった。

一週間かかって、意地で読み通したようなものだ。
他人にはあまりおすすめできない。


続いて読みはじめたこの本が、とてもわかりやすく、内容もしっかりしていて、かつ面白い。

Baba_homo_sapiens_2馬場悠男 (ばば・ひさお)
  『ホモ・サピエンスはどこから来たか』
  KAWADE夢新書 2000/8/1初版発行
  207ページ  667円(税別)

関野吉晴さんの対談集 『グレートジャーニー 1993~2007』 に馬場さんとの対談が載っていて、この本が紹介されていたことが、読もうと思ったきっかけ。

馬場さんは、現代人の起源について「二地域起源説・進化説」(アフリカとアジアに拡散した原人がそれぞれの地域で独自に新人へと進化、現代人が生まれた、という説)を唱えていたが、この対談の時点(2000年)では、「一地域起源説」(アフリカ起源説)の立場をとるようになった。
背景には、1980年頃から人類学に導入された遺伝子科学の成果がある。
馬場さんの専門は「比較解剖学」というものらしい。

  国立科学博物館のサイト http://www.kahaku.go.jp/ より
   http://research.kahaku.go.jp/department/anth/1/baba/

  馬場悠男
   サイエンティスト・ライブラリー http://www.brh.co.jp/s_library/ より
    http://www.brh.co.jp/s_library/j_site/scientist/baba_h/index.html


今日読んだ「前書き」に、痛快な一節があった。
いいなあ、こういうの。

<遺伝子研究は、現代人のルーツはすべて、アフリカに住んでいた20万年前の一人の女性に行き着くことを明らかにした。 この女性をミトコンドリア・イヴと呼んでいる。 現代人はこのイヴを共通の祖先にもつ親戚というか、仲間なのだ。 まさに、人類、みな兄弟ということになる。> (本書 P.6 前書き より)

どうせ読むなら、読みやすくて楽しい本がいい。


Hoshino_gombeSekino_taidan(左) 星野道夫
  『アフリカ旅日記 ゴンベの森へ』
  メディアファクトリー 1999年 
(右) 関野吉晴 対談集
  『グレートジャーニー 1993~2007』
  東海大学出版会 2007年

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2010年1月12日 (火)

【雑】小雪 のち みぞれ

100112_weather_map今日の昼間、この冬の初雪が降った。

つかのまのできごとだったけれど、雪が降るとうれしくなる。
すぐに、みぞれから雨にかわってしまった。
(みぞれでも、初雪というらしい)

そういえば、二年前のいまごろ、節分に雪がつもったこともあったっけ。
ここしばらくは、きびしい冬の寒さが続くのだろう。


2008年2月 3日 (日) 【雑】節分、雪、恵方巻
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_4749.html

【写真 2008/2/3 小平市】
 まぎらわしい写真ですみません。
 雪景色がなつかしくて、つい……。

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2010年1月11日 (月)

【読】ヒトはどこから来てどこへ行くのか

タイトルは、関野吉晴さんの 『グレートジャーニー』 (ちくま新書)の帯から拝借した。

Sekino_great_journey_1関野吉晴 『グレートジャーニー 1 南米・アラスカ篇』
 ちくま新書 390 2003年刊

<人類は、400万年前、東アフリカに誕生してと言われている。百数十万年前、アフリカを飛び出し、アジアに広がった。……> (本書 P.8 「グレートジャーニーとは」)

人類アフリカ起源説は、いまや定説となっているらしい。
まだまだわからないことも多いようだが、「ヒトゲノム」という、私の理解の及ばない遺伝子研究によって、いろいろなことがわかるらしい。


― Wikipediaより ―

<ヒトゲノムはヒトのゲノムである。 ヒトゲノムは核ゲノムとミトコンドリアゲノムからなる。……>
<ゲノム(ドイツ語: Genom)という語には、現在、大きく分けて二つの解釈がある。/古典的遺伝学の立場からは、二倍体生物におけるゲノムは生殖細胞に含まれる染色体もしくは遺伝子全体を指し、このため体細胞には2組のゲノムが存在すると考える。原核生物、細胞内小器官、ウイルス等の一倍体生物においては、全遺伝情報を含むDNA(一部のウイルスやウイロイドではRNA)を指す。……>

私にはちんぷんかんぷんだ。
もう少し生物の授業をまじめに受けておけばよかった。

アフリカ単一起源説
 ミトコンドリアDNAのハプログループの分布から推定した人類伝播のルートおよび年代自然人類学におけるアフリカ単一起源説(-たんいつきげんせつ)とは、地球上のヒトの祖先はアフリカで誕生し、その後世界中に伝播していったとする学説。対立する説に、ジャワ原人・北京原人・ネアンデルタール人などが各地域で現生のヒトに進化していったとする多地域進化説がある。ただし、多地域進化説も時間を十分さかのぼればヒト科の誕生の地がアフリカであるという点で意見は一致しており、この二説の相違点は「現生人類の祖先はいつアフリカから出発したか」でもある。そのため両者を「新しい出アフリカ説」「古い出アフリカ説」と呼ぶこともある。/分子系統解析の進展(いわゆるミトコンドリア・イブやY染色体アダムなど)によって、人類は14~20万年前に共通の祖先を持つことがわかり、これはアフリカ単一起源説(=新しい出アフリカ説)を強く支持するものである。>


今年になって読みはじめた下の本。
専門用語が多く理解しにくいわりには説得力が弱く、疲れるけれど、がんばって読んでいる。


5mannenmae『5万年前』 ニコラス・ウェイド
 安田喜憲 監修/沼尻由紀子 訳
 イースト・プレス 2007年刊

この本では、人類がアフリカを出たのは5万年前ということになっている。

<現世人類がアフリカを出て移動したのはたった1回だったようだ。さらに、アフリカを出発した人びとの人数はかなり少なかった。実際、150人程度だったかもしれない。……> (本書 5章「ネアンデルタール人たちとの死闘」 P.94)

百数十万年と五万年では、ずいぶん差があるな。
いずれにしても、いまの私たちが、はるか大昔の共通の祖先から繋がっているかと思うと、生命体の連続の不思議を感じる。

長い旅を続けてきたヒトは、この先、どこへ行くのだろう? ―― なんてことを考えさせてくれるこの本は、読んでいて面白い。

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2010年1月10日 (日)

【読】東京新聞読書欄(五木寛之『親鸞』)

今日の東京新聞読書欄で、五木寛之が小説 『親鸞』 について語っている記事があった。
昨年末、早々に入手しているが、まだ読んでいない。
書店では、店頭に平積みになっていた。
売れているのだろうな。

東京新聞 2010年1月10日(日) 朝刊 8面
  読書 「この本 この人」
 光を求めて励む人間像
 『親鸞 上下』 作家 五木寛之さん(77)

新聞連載時は、途中(58回)からしか読めなかった。
朝日新聞から東京新聞に切り替えたのが、一昨年10月だったから。

2008年10月30日 (木) 【雑】こんにちは 東京新聞
 http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-fb89.html

楽しみな本だが、読みたい本がたくさんありすぎて困る。


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【遊】墓参と蕎麦

ひさしぶりに、武蔵五日市のカトリック霊園へ墓参に。
帰り道、あきるの野の手打ちそば・加賀屋さんに寄った。
ここの手打そばは、つなぎに山芋と卵を使っていて、もっちりとしている。
値段はやや高めだが、おいしい。
季節の野菜天ぷらがおまけで付いてくるのが、うれしい。

庭に、大きな桜の樹がある。
今日、はじめて気がついたのだが、オオカンザクラだった。
はやく咲くといいな。


手打そば 加賀屋
 あきる野市山田962

五日市街道の「山田会館前」交差点付近に大きな看板がでているが、すこし南側にはいった住宅地にあって、場所はわかりにくい。
知る人ぞ知る、隠れた名店。
私としては、あまり人に教えたくないお店だ。
行列ができても困るので。

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2010年1月 9日 (土)

【読】長倉さんの写真集を “読む”

昨年の暮れに図書館から借りてきた写真集。
今日が返却期限だったので、あわてて貸出延長して、じっくりと読んでみた。
写真集なので 「読む」 というのか、「見る」 というのか。

B5変形版、総ページ416、上質紙のずっしりと重い本だ。
ところどころに、長倉さんの文章がある。

Nagakura_chi_o_kakeru長倉洋海 『地を駆ける』
 平凡社 2009/10/8 初版第1刷発行
 416ページ 4800円(税別)

書店でみかけた時、おもわず手にとってレジに向かったが、思いなおして書棚に戻した。
手もとに置きたいほどの、いい写真集だが……。
そうそう本ばかり買っていられないので、図書館から借りてきたのだ。

前にも書いたが、この人は、ほんとうに人間が好きなんだなと、あらためて思う。
世界中、どこに行っても現地の人たちに愛され、「ヒロミ、ヒロミ」と慕われている。
とくに、子どもたちに。


今年は、長倉さんが撮った、そんな子どもたちの写真(カレンダー)といっしょに暮らそう。

Jvc_calendar_2010_2「子どもたちの大地」 写真 長倉洋海
 JVC CALENDAR 2010

特定非営利活動法人
  日本国際ボランティアセンター (JVC)
   http://www.ngo-jvc.net/

JVC国際協力カレンダー2010 『子どもたちの大地』
 http://www.ngo-jvc.net/calendar/

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【雑】快晴、日帰り温泉へ

朝から快晴。
ひさしぶりに、近所の日帰り温泉(おふろの王様花小金井店)へ。
帰宅後、うどんを茹でてお昼にし、その後はのんびりラジオを聴いている。
南側の部屋にいると、暖房がいらないくらい陽がさして暖かい。


 久米宏 ラジオなんですけど
  http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/

「今週のスポットライト」 というゲストコーナーが、いつも面白い。
このゲストコーナーのおかげで、いろんな世界で活躍している人々を知った。


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2010年1月 8日 (金)

【読】年越しの一冊

年末の28日から今日まで、10日かかってようやく読みおえた。
8ポイント(たぶん)、二段組み、活字の量が多い本だった。

Funado_kourin_no_mure船戸与一 『降臨の群れ』
 集英社 2004/6/30発行
 493ページ 1900円(税別)

『小説すばる』誌 2002年9月号~2004年1月号連載の基本稿に若干の加筆。
現代のインドネシアが舞台だ。
主要な主人公が四人登場する。
日本人で養殖海老技術者の笹沢浩平、イスラム教徒のシャキブ・サスチオン、カトリック教徒で華人のロバート・コファン、プロテスタントでキリスト教徒防衛軍のサイラス・ディサフ。
日本人以外は名前が憶えられず、ずいぶん難儀したものだ。

キリスト教徒(プロテスタント)とイスラム教徒の根強い反目、憎みあい。
国内の独立運動を抑えこもうとする軍部。
インドネシア軍の情報将校やCIA要員の暗躍。
これらすべてが、生々しい現実感をもって迫ってくる。
「ストーリーはフィクションだが、状況は現実のものである」という、筆者・船戸与一の言葉に納得する。
読み応えのある力作だった。

インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、カンボジア、ミャンマー(ビルマ)。
このあたりは、今も揺れ動いているし、日本との関係も深いのに、あんがい知らないことの多いのに気づかされる。

まえから気になっていた、鶴見良行さんや村井吉敬さんの本を読んでみようかな、という気になる。
(難しくて気楽に読めそうもないため、なかなか手がでないのだけれど)

この小説の巻末「参考文献」にも、村井吉敬・鶴見良行編著 『エビの向こうにアジアが見える』 (学陽書房)、村井吉敬著 『エビと日本人』(岩波書店)という書名がみられる。


(左から)
鶴見良行 『ナマコの眼』 (ちくま学芸文庫) 1993年
鶴見良行 『バナナと日本人』 (岩波新書) 1982年
村井吉敬 『エビと日本人』 (岩波新書) 1988年
鶴見良行 『東南アジアを知る』 (岩波新書) 1995年
鶴見良行 『アジアからの直言』 (講談社現代新書) 1974年

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2010年1月 3日 (日)

【読】本の整理

いよいよ本の置き場所に困ってきたので(たんに家が狭いため)、これから先、持っていても読むことがないだろうと思われる本を処分した。
段ボール箱に二つほど。
期待していなかったが、野口英世のお札一枚とコイン数枚の値がついた。
でも、その代金で古本と中古CDを買ってしまい、足がでてしまった……。

BOOK OFFは、買い取り価格のつけ方がわかりやすい。
内容よりも本の状態が重視されるらしい。
それにしても、一冊あたり20円とか30円というのは、ちと悲しい。
値段のつかなかった本(買い取ってもらえないもの)も、捨てるのは忍びないので置いてきた。
BOOK OFFのコマーシャルじゃないが、「こころ」を捨てるような気がするので。

 ブックオフ TVCM
  http://www.bookoff.co.jp/guide/cm/


今日の収穫。
おもしろそうなので、BOOK OFFで買ってしまった。
「グレートジャーニー」の世界だ。
ちょっと強引な論旨の内容かもしれないが、私には興味ぶかい。

5mannenmae_2『5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった』
  "BEFORE THE DAWN :
   RECOVERING THE LOST HISTORY OF OUR ANCESTORS"
 ニコラス ウェイド(Nicholas Wade)著/ 沼尻 由起子(訳)/ 安田 喜憲(監修)
 イースト・プレス 2007/9/21発行
 349ページ 1700円(税別)

Amazon
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872578287
内容(「MARC」データベースより)
あなたの祖先は、5万年前にアフリカ大陸を脱出した150人あまりの集団の中にいた。科学ジャーナリストが「ヒトゲノム計画」の成果をもとに、これまで謎に包まれていた人類の祖先集団の実態を詳細に綴る。

 イースト・プレス
  http://www.eastpress.co.jp/

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2010年1月 2日 (土)

【雑】土曜日はラジオを聴く

今日も朝からいい天気だ。
早朝、近くのポストまで年賀状を投函しに歩いていたら、西空にまるい月がみえていた。
寒かったな。

どこにも出かけず、ラジオを聴きながら家にいる。
陽ざしが窓からはいって、ぽかぽかと暖かい。
いい休日だ。
ラジオはいいな。

いまだに腹がたつのは、年末のNHKのばか騒ぎ。
紅白歌合戦なんて、もうやめてしまったらどうだろう。
やるのだったら、もっと上品にやってほしいものだ。
これでも、受信料をきちんと払っているのだ。
ニュース、天気予報、たまに見る上質の番組、それだけのために安くない受信料を払い続けることに、疑問を感じたりする。

あれじゃ、民放の番組のほうがよほどいい。
大晦日は、テレビ朝日の「痛快ビッグダディ」という大家族の番組をみていた。

TBSラジオの番組を聴きながら、そろそろ昼ごはんの準備。
うどんでも茹でよう。


 TBS RADIO 954kHz ~聞けば、見えてくる~
  http://www.tbs.co.jp/radio/

久米宏の番組がおもしろい。

 久米宏 ラジオなんですけど
  http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/

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2010年1月 1日 (金)

【読】なかなか読めないもんだ

年末年始休みに、本がたくさん読めるかと思ったが、なかなか読めないもんだ。
年をまたいで、船戸与一の小説を読んでいる。
まだ全体の三分の一しか読めていない。


Funado_kourin_no_mure_2船戸与一 『降臨の群れ』
 集英社 2004/6/30発行
 493ページ 1900円(税別)

舞台は、現代のインドネシア。
主要な登場人物は、四人。

話が錯綜していてわかりにくいが、これがそのままインドネシアという国の複雑な情勢を反映しているのだろう。
船戸小説の特徴で、複数の登場人物のそれぞれの視点から物語の展開が描かれているのだが、この小説では、章別ではなく節の単位でめまぐるしく切り替わるため、こま切れ読みだと話の流れがつかみにくくて困っている。

作者もそこは意識しているのか、主要登場人物一覧のしおりが挟みこまれている。
私も、しょっちゅうこの紙片を見ては、登場人物の立場を確認しながら読んでいる。
(名前がまた、憶えにくいものばかりだ)


― 「降臨の群れ」 主要登場人物一覧 より ―

 笹沢浩平 ロンボク島で働く養殖海老の技術指導者。
 シャキブ・サスチオン イスラム教徒。ボートの所有者。
 ロバート・コファン カトリック教徒の華人。ホテル経営者。
 サイラス・ディサフ プロテスタント。キリスト教徒防衛軍。

 イドリス・パティムラ アンボンの英雄。パティムラの子孫。
 カシム・ファウジ 国際テロ組織アル・カイダのメンバー。
 ティモシー・ヤン マカッサルから来たコファンの友人。
 ランドルフ・ドラン 密航などの裏ビジネスの斡旋業者。
 マジッド・アムナン インドネシア陸軍情報部大尉。
 ロジャー・マッケイ アメリカのCIA局員。
 アフマド師 アンボンのイスラム教徒の指導者。
 フランク・アチェンドロ キリスト教徒防衛軍の指導者。
 ジョナサン・コファン ロバート・コファンの息子。
 ユスフ・ピアタマン サスチオンの同業者。


銃と殺戮。
民族と宗教に根をもつ紛争。
現代の東南アジアでは、これがあたりまえの現実なのだろう。

日本で、のほほんと暮らしている我々には、なかなか想像できないけれど。
船戸与一作品を読んでいると、この日本という国の異常さ(アジアの異端とも言える異常な現実)が、わかってくるような気がする。
「異常」と言って悪ければ、「特異」とでも言うべきか。
アジアであってアジアではない、それが、このジャパンという国だろう。
何かヘンだと思うのだ。
(エラそうなことを言うようだが、船戸ワールドにひたっているとそんな気分になってくる。そうかといって、ジャパンで日常生活を営んでいる現実から逃れることはできない。それがジレンマなのだが……)

ともあれ、表面的な新聞報道などではわからない世界の紛争地帯の状況を、船戸作品から学ぶことができる。
もちろん小説という形を借りたフィクションではあるが、そこに描かれているのは、まぎれもなく現代世界の生々しい現実だと思う。

― 『降臨の群れ』 帯より ―
<アッラーを冒涜するアメリカへのイラクの怒り。その怒りは、インドネシアに向かっている。人口2億。その9割がイスラム教徒。彼らがイスラムの原理に向けて傾倒しつつある。本書はその象徴的な場所としてアンボン島を舞台にしている。/ストーリーはフィクションだが、状況は現実そのものである。 船戸与一 「青春と読書」7月号より>

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【雑】年賀状

今年から、少しずつ年賀状を減らしていこうと思う。
とはいっても、年に一度、なつかしい人から来るものには返事を出そうか、とも。

Nenga2010_2_2年末にばたばたするのは、もうやめた。
年があけてから、ゆっくり書いていこう。

ということで、ブログでの年賀状です。

いいことがありますように。
のんびり、ゆったり、いきましょう。


左はブログ用のサンプル。
思いつきのセリフですが、正直な気持ちでもあります。
実際には、一枚一枚手書きでメッセージを書いています。

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【歩】鈴木ばやし

熊野宮から足をのばして、西武新宿線の線路の東側にある武蔵野神社へ。
ここも、参道には長蛇の列ができていた。

参拝はしないで、「鈴木ばやし」 のお囃子を見物してきた。
小平市の広報紙 「市報 こだいら」 第1210号(2010/1/1)の記事で知った。

【市報 こだいら より】

小平市無形民俗文化財指定40周年
 小平の祭りを彩る 鈴木ばやし

 遠くまで響き渡る太鼓やかねの音で、「今日はお祭りだ」と気づく方も多いことでしょう。このお囃子は鈴木ばやしと言い、江戸時代の弘化年間(1844~1847)、鈴木新田(現在の鈴木町)の深谷定右衛門が、江戸近郊から伝えたものだといわれています。
 鈴木ばやしは、昭和45(1970)年に市の無形文化財に指定されてから、今年で40周年を迎えます。年間50回ほど、市内の祭りや各種イベントで演じられています。
 その名の通り、もともと鈴木新田の人々が演じていたそうですが、文化財指定の折に鈴木ばやし保存会が結成されました。現在は、小平市内全域、昔からの住民も新たに越してきた住民も分け隔てなく会員になることができ、市民のお囃子として愛されています。
 元日には武蔵野神社境内で、市民どうしの心を結ぶお囃子が演じられます。ぜひ、ご覧ください。


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【雑】おみくじ

熊野宮でめずらしいおみくじを見たので、ひとつ引いてきた。
鯛の飾り物のしっぽに、おみくじがさしてある。

今年の運勢は、こんな感じだった。
「短気をいましめて」 ……耳が痛い。

招福 一年安鯛

 第四十一番 おみくじ

 さびしさに 何とはなくて 来て見れば
  うれし桜の 花ざかりかな

 おもうがまヽになる運です
 短気をいましめて身をつヽしみ
 何事にも心静かに他人とよくよく相談して事をなさい
 すべて心のまヽになるでしょう

 運勢 大吉

 願望(ねがいごと) 心ながく思うてせよ 叶いましょう
 待人(まちびと) おそけれど来る
 失物(うせもの) 高い所にあり

   以下、略

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【歩】熊野宮 初詣

風もなく、晴れておだやかな元日。
お雑煮を食べて、昼前に近くの熊野宮へ。

歩きでも自転車でもバスでもよかったのだが、年末に洗いそこねた車をきれいにしたかったこともあり、車に乗ってでかけた。
途中、いつものガソリンスタンドに立ち寄る。
きのうまで行列のできていた洗車場も、今日は数台の待ち行列があるだけだった。
どうせすぐに汚れてしまうのはわかっているけれど、新年らしくきれいになって気持ちがいい。

熊野宮の参道は長蛇の列だったが、日ざしが暖かいので一時間ほど並んで参詣。

これまで気づかなかったが、社殿裏に、この神社の由緒書きにもでている「一本榎」の跡があった。
現在の榎は三代目だそうだ。
社殿正面、二本並んだ「夫婦榎」も目をひく。
こちらは、推定樹齢250年~300年という。
こぢんまりとした神社だが、歴史の古さを感じさせる。


熊野宮
 神社、熊野宮|東京都小平市、祈祷、厄祓い、結婚式、七五三。
 http://kumanogu.dcsv.jp/front/bin/home.phtml

【上記サイトより】
 当宮は、武蔵国多摩郡殿ヶ谷村鎮座の延喜式内社・阿豆左味天神社の摂社として、同郡岸村字岸組に産土神と奉斎されていた社を、小川村の開拓に着手した小川九郎兵衛と、阿豆左味天神社の神主で当宮社家の始祖である宮崎主馬が、寛文年間に小川村明主の屋敷内に遷祀し、その後小川新田(現在の仲町、喜平町、学園東町、学園西町と上水本町の一部、上水新町)の開拓を行うのに先立って、その守護神として宝永元年(1704)に榎の大樹のもとに祠を建立し遷座したのが縁起である。
(中略)
 往時この一帯は「逃水の里(にげみずのさと)」と称され、川もなく水の便が非常に悪い場所で、人家が一軒もない荒漠たる武蔵野の原野であったと言われている。
 その当時から重要な街道であった青梅街道と鎌倉街道(現在の府中街道)が、この小平の東西と南北に通じているが、特に青梅街道の田無から箱根ヶ崎までの間には宿場もなく、往還する人馬にとって寒暑風雨や飲み水の確保に至極難渋した地域であったようである。
 そのような原野の中にあって、当地に一本の榎の巨木が聳え立っており、これが「武蔵野の一本榎」と呼ばれていて、両街道を往来する人々の良き目印や一時の休息の場になっていたと伝えられている。
(中略)
 また、社殿正面には、樹齢約三百年の2本の欅が寄り添って繋っており、「夫婦欅」と呼ばれ夫婦円満の象徴として参拝者に親しまれている。

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