【読】Lucy in the Sky with Diamonds
♪ Picture yourself in a boat on a river
With tangerine trees and marmalade skies
Somebody calls you, you answer quite slowly
A girl with kaleidoscope eyes ♪
♪ ボートに乗って河にいる自分を想像してごらん
タンジール蜜柑の樹にマーマレードの空があり
誰かがあなたを呼ぶ
あなたはゆっくりとこたえる
万華鏡の目の女のこだ ……
ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイアモンズ …… ♪
John Lennon and Paul MacCartney / 片岡義男 訳
角川文庫 『ビートルズ詩集 2』 より
原詩
http://www.guntheranderson.com/v/data/lucyinth.htm より
YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=rGFlkcnZRFI
http://www.youtube.com/watch?v=A7F2X3rSSCU&NR=1
日帰り温泉と杏's cafe から家に帰り、図書館へ行って予約しておいた本を受けとってきた。
とても楽しみな本なのだ。『ルーシーの膝』 "LE GENOU de LUCY"
イヴ・コパン 著/馬場悠男・奈良貴史 訳
紀伊國屋書店 2002/4/27 第1刷発行
222ページ 2000円(税別)
「ルーシー」 とは、
<1974年11月30日にエチオピア北東部ハダール村付近で発見された約350万年前の化石人骨。アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の中で最も初期に発見されたものの一つとして、また、全身の約40%にあたる骨がまとまって見つかったという資料上の貴重さから、広く知られている。>(Wikipedia)
――である。
今読んでいる馬場悠男さんの著書 『ホモ・サピエンスはどこから来たか』(KAWADE夢新書)には、次のように紹介されている。
<アウストラロピテクス類を代表する最も有名な存在は、古代化石人骨のスーパー・スター「ルーシー」である。/1974年、最古の人類だと思われる骨格化石が発見されたというニュースが届き、そのニュースはまたたく間に世界に驚嘆の渦を広げていった。発見場所はエチオピアの北部アファール低地のハダール。一帯からは猿人の骨の化石が次々と見つかっており、それらはアファール猿人と呼ばれている。/(略)/ルーシーの発見者は、アメリカの人類学者ドナルド・ジョハンソンらであった。この化石は、全身の四割がそろって発見さるという幸運にも恵まれた。大発見に沸きに沸いた調査隊はその夜、キャンプ地で発見祝賀大パーティーを開いたのだが、そのとき、ラジカセから大音響で流れていたのがビートルズの『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイヤモンズ』。この曲にちなんで、この骨は「ルーシー」と名付けられることになる。>
(馬場悠男 『ホモ・サピエンスはどこから来たか』 P.35-36 「人類はこうしてヒトへの一歩を踏みだした」 より)
冒頭にかかげた、ザ・ビートルズの歌。
歌詞の意味を意識したことはなかったが、リフレインが耳について離れない。
私の好きな歌だ。
なんとロマンチックですてきな歌詞なんだろう。
化石でみつかった「ルーシー」は、身長100センチ。
骨盤の形から女性であること、第三臼歯の摩耗度具合から、永久歯がはえてから数年はたっている成人。
現代人なら推定年齢25~30歳。
(馬場悠男さんの著書による)馬場悠男 (ばば・ひさお)
『ホモ・サピエンスはどこから来たか』
(KAWADE夢新書)
| 固定リンク
「【読】読書日誌」カテゴリの記事
- 【読】2022年6月に読んだ本(読書メーター)(2022.07.01)
- 【読】服部文祥さんの書評本(2022.06.14)
- 【読】2022年5月に読んだ本(読書メーター)(2022.06.01)
- 【読】桐野夏生 萌え!(2022.05.19)
- 【読】2022年4月に読んだ本(読書メーター)(2022.05.01)
「こんな本を手に入れた」カテゴリの記事
- 【読】五木さんの桐野夏生評(2022.03.21)
- 【読】今年も総集編(2019年・読書編 -2-)(2019.12.28)
- 【雑】紅梅、ほころぶ(2018.01.10)
- 【歩】小春日和、図書館で過ごす(2017.11.29)
- 【読】ようやく読んだ「火花」(2017.03.17)
コメント