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2010年1月11日 (月)

【読】ヒトはどこから来てどこへ行くのか

タイトルは、関野吉晴さんの 『グレートジャーニー』 (ちくま新書)の帯から拝借した。

Sekino_great_journey_1関野吉晴 『グレートジャーニー 1 南米・アラスカ篇』
 ちくま新書 390 2003年刊

<人類は、400万年前、東アフリカに誕生してと言われている。百数十万年前、アフリカを飛び出し、アジアに広がった。……> (本書 P.8 「グレートジャーニーとは」)

人類アフリカ起源説は、いまや定説となっているらしい。
まだまだわからないことも多いようだが、「ヒトゲノム」という、私の理解の及ばない遺伝子研究によって、いろいろなことがわかるらしい。


― Wikipediaより ―

<ヒトゲノムはヒトのゲノムである。 ヒトゲノムは核ゲノムとミトコンドリアゲノムからなる。……>
<ゲノム(ドイツ語: Genom)という語には、現在、大きく分けて二つの解釈がある。/古典的遺伝学の立場からは、二倍体生物におけるゲノムは生殖細胞に含まれる染色体もしくは遺伝子全体を指し、このため体細胞には2組のゲノムが存在すると考える。原核生物、細胞内小器官、ウイルス等の一倍体生物においては、全遺伝情報を含むDNA(一部のウイルスやウイロイドではRNA)を指す。……>

私にはちんぷんかんぷんだ。
もう少し生物の授業をまじめに受けておけばよかった。

アフリカ単一起源説
 ミトコンドリアDNAのハプログループの分布から推定した人類伝播のルートおよび年代自然人類学におけるアフリカ単一起源説(-たんいつきげんせつ)とは、地球上のヒトの祖先はアフリカで誕生し、その後世界中に伝播していったとする学説。対立する説に、ジャワ原人・北京原人・ネアンデルタール人などが各地域で現生のヒトに進化していったとする多地域進化説がある。ただし、多地域進化説も時間を十分さかのぼればヒト科の誕生の地がアフリカであるという点で意見は一致しており、この二説の相違点は「現生人類の祖先はいつアフリカから出発したか」でもある。そのため両者を「新しい出アフリカ説」「古い出アフリカ説」と呼ぶこともある。/分子系統解析の進展(いわゆるミトコンドリア・イブやY染色体アダムなど)によって、人類は14~20万年前に共通の祖先を持つことがわかり、これはアフリカ単一起源説(=新しい出アフリカ説)を強く支持するものである。>


今年になって読みはじめた下の本。
専門用語が多く理解しにくいわりには説得力が弱く、疲れるけれど、がんばって読んでいる。


5mannenmae『5万年前』 ニコラス・ウェイド
 安田喜憲 監修/沼尻由紀子 訳
 イースト・プレス 2007年刊

この本では、人類がアフリカを出たのは5万年前ということになっている。

<現世人類がアフリカを出て移動したのはたった1回だったようだ。さらに、アフリカを出発した人びとの人数はかなり少なかった。実際、150人程度だったかもしれない。……> (本書 5章「ネアンデルタール人たちとの死闘」 P.94)

百数十万年と五万年では、ずいぶん差があるな。
いずれにしても、いまの私たちが、はるか大昔の共通の祖先から繋がっているかと思うと、生命体の連続の不思議を感じる。

長い旅を続けてきたヒトは、この先、どこへ行くのだろう? ―― なんてことを考えさせてくれるこの本は、読んでいて面白い。

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