【楽】セント・ジェームス病院
浅川マキさんのアルバムを聴いていた。DARKNESS 浅川マキ作品集
1960年代~1970年代/1980年代
東芝EMI CT25-5157・58 (2枚組)
1988年発売
なつかしい曲が詰まっている1枚目をよく聴くのだが、今日は2枚目(1980年代)を少しだけ聴いてみた。
この頃(1980年代)になると私はマキさんから距離をおいていたので、馴染みのない曲が多く、また、私の好みにはあわないのだが。
DISC1■1960年代~1970年代
夜が明けたら/ふしあわせという名の猫/淋しさには名前がない/かもめ/赤い橋/カソリン・アレイ/別れ/にぎわい/裏窓/あの男が死んだら/セント・ジェームス病院/こんな風に過ぎて行くのなら/それはスポットライトではない/あたしのブギウギ
DISC2■1980年代
暗い眼をした女優/忘れたよ/こころ隠して/あの男がピアノを弾いた/花火/電文「カツテニシテヨ」/夜のカーニバル/あたしたち/あいつが一番/流れのままに/こぼれる黄金の砂/放し飼い/あなたのなかを旅したい
1枚目には、北山修作詞の名曲「赤い橋」、ロッド・スチュアートの「ガソリン・アレイ」(日本語詞:浅川マキ)、つのだひろ との共演が光る「それはスポットライトではない」(日本語詞:浅川マキ)などが収録されていて、聴きどころが多い。
なかでも、私が好きなのがこれ。
「セント・ジェームス病院」
日本語詞 浅川マキ 作曲 JOE PRIMROSE
アルバム 『裏窓』(1973年)に収録
トランペットは南里文男
浅川マキ ディスコグラフィー オリジナルアルバム 編
http://wagamamakorin.client.jp/maki-disco.html
このサイトを見て、マキさんがたくさんのアルバムを出していたことをあらためて知った。
70年代後半ぐらいから、私は縁遠くなっていたが……。
YouTube
浅川マキ Maki Asakawa / セント・ジェームス病院 St. James Infirmary (1973)
http://www.youtube.com/watch?v=zJWvBPwUwHw
上にあげたのは音源だけだが、YouTubeには、マキさんのライブ映像がたくさんアップされている。
オーラを発散する歌い手だったと、あらためて思う。
ところで、ピーター・バラカンさんの書いたディスクガイド 『ブラック・ミュージック』(Gakken)で知った、アラン・トゥーサンのアルバムにも、この曲が収録されている。
このアルバムも、なかなか渋い。200CD ピーター・バラカン選
『ブラック・ミュージック アフリカから世界へ』
学習研究社 2009/9/28 発行 2100円(税別)
Allen Toussaint The Bright Mississippi
(Nonesuch, 2009)
<71歳でトゥーサンは初めてニュー・オーリンズの昔のジャズのレパートリを取り上げるアルバムを作りました。プロデューサーのジョウ・ヘンリの提案で制作されたこれは彼にとって一種の冒険だったはずですが、現代の感覚を合わせ持った歴史的な価値の高い作品です。>収録曲(全14曲)
EGYPTIAN FANTASY/DEAR OLD SOUTHLAND/ST.JAMES INFIRMARY/SINGIN' THE BLUES/WININ' BOY BLUES/WEST END BLUES/BLUE DRAG/JUST A CLOSER WALK WITH THEE/BRIGHT MISSISSIPPI/DAY DREAM/LONG, LONG JOURNEY/SOLITUDE/THAT'S MY HOME/THE OLD RUGGED CROSS
ST.JAMES INFIRMARY
原曲の歌詞が、下のブログで紹介されている。
infirmary は、「病院」というよりも「診療所」といったところか。
浅川マキさんの日本語詞も、原詩の雰囲気をよくつかんでいるようだ。
壺 齋 閑 話 より
http://blog.hix05.com/blog/2010/01/-st-james-infirmary.html
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コメント
70年代後半、九州の伊万里で暮らしていたころ、友人が「裏窓」をテープに入れてくれて、ラジカセでよく聞いていました。訃報を知って、かけてみました。ちゃんと再生してくれましたよ。マンガ「はみだし野郎の子守唄」(真崎守)に『夜が明けたら』が載っていて、それで淺川マキを聞くようになったんだっけ・・・。70年前後でしたね・・・。「セントジェームス病院」をつぶやくように歌いながら・・・。
投稿: みやこ | 2010年1月25日 (月) 09時49分
>みやこさん
真崎守(まさき・もり)、なつかしい名前です。
「死春記」というマキさんの歌も、真崎守の漫画とつながりがあったような気が。
投稿: やまおじさん | 2010年1月25日 (月) 21時07分