【読】Reason for Hope
とても魅力的な本を手にいれた。
”Reason for Hope――A Spritual Journey”
by Jane Goodall with Philip Berman
『森の旅人』
ジェーン・グドール/フィリップ・バーマン
上野圭一 訳/松沢哲郎 監修
角川書店 2000/1/30発行
339ページ 1800円(税別)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047913278
邦題もわるくないが、原題がいい。
適切な日本語訳が私には思いうかばないが、なんとなく希望がわいてきそうな題名。
ジェーン・グドールは、タンザニアのゴンベ・ストリーム動物保護区でチンパンジーの研究を続ける、ロンドン生まれの女性科学者。
私は、星野道夫さんの著作でこの人を知った。
この、『森の旅人』 の巻頭に、ジェーン・グドールのポートレイトが掲載されているが、それは星野道夫さんが撮ったものだ。
彼女の、こんな言葉が添えられている。
―― ゴンベの森にやってきて、この写真を撮影してくれた星野道夫は、写真によるチンパンジーの専門的な研究に意欲をしめしていた。残念ながら、その夢を実現しないまま、星野はロシアでクマに襲われて亡くなった ――
『アフリカ旅日記 ゴンベの森へ』
星野道夫
メディア・ファクトリー 1999年発行
135ページ 1400円(税別)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4889919155
<タンザニアの奥地にあるゴン動物保護区。ここで40年近く、チンパンジーの観察研究に取り組んでいるジェーン・グドールは世界中のナチュラリストの憧れの人だ。本書は星野道夫がジェーンを訪ねたわずか10日間の旅の記録である。>
かつて星野道夫さんの著作を読みふけっていた頃、ことに感銘をうけた一冊だ。
NATIONAL GEOGRAPHIC 日本語版
1995年12月号
「ジェーン・グドール チンパンジーに捧げた35年の記録」
BOOK OFF にいけば、一冊百円で手にはいる。
P.28~55に、彼女の特集がある。
まだよく読んでいないが、写真満載で、うれしい。
こういう人がいると思うだけで、希望がわいてくる。
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コメント
NATIONAL GEOGRAPICは、この特集を知りませんでした。情報をありがとう。
投稿: 玄柊 | 2010年3月13日 (土) 17時32分
>玄柊さん
この号がみつかるかどうかわかりませんが、探してみてください。こちらでも、また、みつかれば確保しておきます。
投稿: やまおじさん | 2010年3月13日 (土) 20時27分