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2010年5月16日 (日)

【楽】【読】LADY SINGS THE BLUES

Lady_sings_the_blues_3 ビリー・ホリデイの自叙伝 『奇妙な果実』 (晶文社 1971年、原題 "LADY SINGS THE BLUES" 1956年) の巻末に、大和明氏による 「ビリー・ホリデイの人と芸術」 という解説・レコード紹介が付されている。

50ページにもわたり、ビリー・ホリデイの演奏活動の軌跡がくわしく書かれていて、レコーディング記録も参考になる。

自叙伝の出版記念アルバムがこれだ。
ひさしぶりに聴いてみた。


Lady_sings_the_blues"LADY SINGS THE BLUES" Billie Holiday
  邦題 「ビリー・ホリデイ物語 ≪奇妙な果実≫」
 Verve 日本盤 ポリドール 23MJ-3190

収録曲
(A面)
1. LADY SINGS THE BLUES
2. TRAV'LIN' LIGHT 身軽な旅
3. I MUST HAVE THAT MAN あの人でなけりゃ
4. SOME OTHER SPRING いつの春にか
5. STRANGE FRUIT 奇妙な果実
6. NO GOOD MAN わるな男
(B面)
1. GOD BLESS THE CHILD 神よ!めぐみを
2. GOOD MORNING HEARTACHE 悲しみよ、今日は
3. LOVE ME OR LEAVE ME 愛のもつれ
4. TOO MARVELOUS FOR WORDS 言い尽しえぬ素晴らしさ
5. WILLOW WEEP FOR ME 柳よ泣いておくれ
6. I THOUGHT ABOUT YOU

1956年6月、自叙伝の出版を記念して8曲のレコーディングをおこない、それに、1954年9月録音の4曲(B面3-6)を加えたもの。

私は、彼女のもっと若い頃の歌唱の方が好きだが、このアルバムも、声の衰えこそめだつものの、みごとな節まわしで素晴らしい。


― 日本盤ライナー・ノーツ(大和明) 1973年6月 より ―

 ジャズ史上最高の歌手、故ビリー・ホリデイの生涯を描いた伝記映画「レディ・シングズ・ザ・ブルース」(ダイアナ・ロス主演)は、昨年(1972年)10月にニューヨークで封切られたが、早くも爆発的な大ヒットとなり、我が国でも今春に上映されるという。
 この映画の原作はビリー・ホリデイが著述家ウィリアム・ダフティの協力を得て著わした自叙伝「Lady Sings The Blues」(邦題「奇妙な果実」 油井正一・大橋巨泉 訳・晶文社)で、これは1956年に出版された。
 当時ビリーが専属契約を結んでいたクレフ・レコード(のちのヴァーブ)ではこれを記念して、1956年6月にビリーに8曲のレコーディングをさせたのである。その時ビリーが歌った曲は、自叙伝のタイトルとなった≪レディ・シングズ・ザ・ブルース≫、および自叙伝中にしばしば登場する彼女の代表作である≪奇妙な果実≫、そしてあとの6曲はいずれも自叙伝の中の各章のタイトルに使われた彼女のレパートリーから選ばれた。これらのナンバーはいずれもかつて吹込まれたことのあるビリーの得意の曲ばかりであり、しかも当時のビリーは麻薬不法所持による5度目の監獄生活から解放された直後で、それだけ麻薬、アルコールを断ったきれいな身体と精神状態でレコーディングにのぞむことが出来たためか、晩年のビリーの録音のものとしては比較的良好な状態にあったといえよう。

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