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2010年6月 9日 (水)

【山】【読】再読、山野井泰史さん

一週間前にいちど読んだのだけれど、図書館に返す日まで間があるので、もう一度読んでいる。
こんなことははじめてだ。

一度目にはわからなかったことが、二度目のいま、よくわかる。
沢木耕太郎さんの 『凍』、丸山直樹さんの 『ソロ』 と、たて続けに二冊、山野井夫妻を描いた本を読んだせいもあるのだろう。

Yamanoi_iwatoyuki_1山野井泰史 『垂直の記憶 岩と雪の7章』
 山と渓谷社 2004年刊
 244ページ 1500円(税別)

いっそ買ってしまおうか。
おそらく、この先、何度読みかえしてもあらたな感銘を受けるだろう。
躍動感があり、すーっとはいってくる文章が、とてもいい(編集者の力量もあるのだろう)。

あらためて、この本に記されている七つの登攀を、章題とともにあげておこう。
(本書目次、巻末 「山野井泰史 年譜」 を参考にした)
もちろん、年譜には、この他にも数多くの登攀経歴が載っている。

第1章 八000メートルの教訓 ―― ブロード・ピーク
  1991年 26歳 パキスタン、ブロード・ピーク(8047m)登頂
      キャシードラル南壁、敗退  
第2章 ソロ・クライミングの蘇生
―― メラ・ピーク西壁とアマ・ダブラム西壁
  1992年 27歳 ネパール、メラ・ピーク西壁ダイレクトルート単独、敗退
      冬季アマ・ダブラム西壁新ルートより単独初登
  1993年 28歳 パキスタン、ガッシャブルム4峰(7925m)東壁に単独、敗退
      パキスタン、ガッシャブルム2峰(8034m)登頂
第3章 ソロの新境地 ―― チョ・オユー南西壁
  1994年 29歳 マッターホルン北壁登頂
      チベット、チョ・オユー(8201m)南西壁新ルートより単独初登
第4章 ビッグウォール ―― レディーズ・フィンガー南壁
  1995年 30歳 パキスタン、レディーズ・フィンガー(5.10c A3+)南壁初登
第5章 死の恐怖 ―― マカルー西壁とマナスル北西壁
  1996年 31歳 ネパール、マカルー(8463m)西壁単独、敗退
  1997年 32歳 チベット、ガウリシャンカール(7134m)北東稜、敗退
  1998年 33歳 ネパール、クスム・カングル(6367m、80度、5.9)
      東壁新ルートより単独初登
      ネパール、マナスル(8163m)北西壁、敗退
第6章 夢の実現 ―― K2南南東リブ
  2000年 35歳 パキスタン、K2(8611m)南南東リブから単独初登
第7章 生還 ―― ギャチュン・カン北壁
  2002年 37歳 チベット、ギャチュン・カン(7952m)北壁第2登


各章のうしろに、「コラム」があり、本文の厳しい登攀記録とは対照的に、両親や夫人のこと、山に対する考え方など、ほんわかとした内容のエッセイが掲載されている。
いい話がたくさんあるのだが、それはまたあらためて紹介しようかと思う。

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