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2010年7月 4日 (日)

【山】【楽】【読】カンチェンジュンガ

例によって、【山】【楽】【読】 とは強引なカテゴリーだが……。

恒例の上々颱風 七夕ライブ(新宿花園神社)へ、今年はつごうが悪くて行けなかった。
残念なことである。
むし暑い花園神社の境内、昨夜はさぞ賑わったことだろう。

上々颱風の名曲 「八十日間亜州一周」 に歌われている、カンチェンジュンガという山がある。
きのうは、深田久弥の 『ヒマラヤ登攀史 第二版』 (岩波新書)を読みながら、この歌に思いを馳せていた。

Shangshang5_1_2上々颱風 八十日間亜州一周
 1994年 EPIC/SONY ESCB 1512

 ♪ 遥かトルファン ポカラの市場
    赤く輝く カンチェンジュンガ ♪
   (「八十日間亜州一周」 作詞・作曲:紅龍)

カンチェンジュンガは、ネパール東部とインド国境にある世界第三位の高峰。標高8,586m。1955年5月25日、イギリスのエバンズ隊によって初登頂されている。

<ヒマラヤで一番古くから有名になったのは、カンチェンジュンガである。それは世界第三位のこの山が、人間の住む所から一番近くにそびえ立っていたからであろう。……カンチェンジュンガは長いあいだ世界最高の山と思われていた。> (深田久弥 『ヒマラヤ登攀史 第二版』)

Kangchenjunga――チベット語で「偉大な雪の5つの宝庫」を意味するという。
なんと魅力的な響きの名前だろう。
上々颱風の歌ではないが、いかにも空想をさそう言葉の響きだ。


大森弘一郎さんの写真集 『空撮 ヒマラヤ』 (山と渓谷社・1994年)を図書館から借りてきて、壮大な写真を眺めながら、遥かかなたのヒマラヤに思いを馳せていた。

『空撮 ヒマラヤ』 大森弘一郎  山と渓谷社
 右下の写真はジャヌー(右 7,710m)とカンチェンジュンガ(左)

Ohmori_himalayasOhmori_kangchenjunga
― Wikipediaより ―
カンチェンジュンガ(Kangchenjunga)は、ネパール東部とインド国境にあるシッキム・ヒマラヤの中心をなす山群の主峰。標高8,586mはエベレスト、K2に次いで世界第3位。西峰(ヤルン・カン8,505m)、中央峰(8,478m)、南峰(8,476m)が並ぶ。
カンチェンジュンガとはチベット語で「偉大な雪の5つの宝庫」の意味。
衛星峰に囲まれていて最高点を中心に半径20Kmの円を描くとその中に7000m以上の高峰10座、8000m級のカンチェンジュンガ主峰と第二峰の2座が入るので、壮大さは比類が無い。さらにこの山がダージリンの丘陵上から手に取るような近さで眺められることも、この山を古くから人に親しませる理由となった。
登頂歴
1899年 - フレッシュフィールド隊による最初の探検
1905年 - アレイスター・クロウリー隊による最初の登頂の試み 標高6,200mまで到達
1929年 - ドイツのパウル・バウアー隊が7,400mまで到達
1955年5月25日(初登頂) - ジョージ・バンド、ジョー・ブラウン(イギリスエバンズ隊)
1978年 - ポーランド隊が南峰(カンチェンジュンガII)に登頂成功
1983年 - Pierre Beghinが初の単独無酸素登頂
1986年1月11日 - ポーランド隊が初の冬季登頂


Fukada_himalaya深田久弥 『ヒマラヤ登攀史 第二版』
 岩波新書 1969年

何十年ぶりかで読みかえしてみた。
名著である。

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コメント

カンチェンジュンガ!麓から眺めたいですね!
 いま『生命と地球の進化』をパラパラみているのですが、ヒマラヤ造山運動の頃の地球は現在からすると、想像を絶するものですね。この2世紀ほどの地質学・生物学って、凄い進展だったんだと感嘆しています。木蓮も中生代の終わりころの植物なのですね。ヒトはいなくて、花盛りの森を恐竜や昆虫や小型哺乳類が生息していた光景を想像しています・・・。

投稿: みやこ | 2010年7月 5日 (月) 17時04分

>みやこさん
『生命と地球の進化』は面白そうですね。
ときどき、長ーいスパンで地球の歴史を思うのもいいことですね。
日々の生活は、こせこせしていていやになりますが……。

投稿: やまおじさん | 2010年7月 5日 (月) 21時06分

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