【読】最近の収穫
最近、興味ぶかい本を何冊か手にいれた。
土曜日の午後は、TBSラジオ 久米宏の番組を聴くことが多い。
TBSラジオ 久米宏 ラジオなんですけど
http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/
「今週のスポットライト」 というコーナーでは、毎回、多彩なゲストが出演し、おもしろい。
今年の2月、中村安希さんという魅力的な女性が出演した。
下の番組サイトに顔が写っているが、なかなかの別嬪。
2010年02月27日 ゲスト:中村安希(ノンフィクション作家)
http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/guest/20100227.html
ところがどっこい、外見とは裏腹に、「2年間にわたり、ユーラシア大陸やアフリカ大陸の47カ国を単身で旅した」 というツワモノなのだ。
その、中村安希さんの本を手にいれた。中村安希 『インパラの朝』
― ユーラシア・アフリカ大陸 684日 ―
集英社 2009/11/18発行
283ページ 1500円(税込)
Amazon http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087814343
― 本書カバーより ―
私は45リットルのバックパックの底に980円のシュラフを詰めた。三日分の着替えと洗面用具、パブロンとバファリンと正露丸を入れた。それからタンポンとチョコラBB。口紅とアイシャドウと交通安全のお守りを用意した。パソコンとマイクとビデオカメラを買い揃え、小型のリュックに詰め込んだ。果物ナイフや針金と一緒に、ミッキーマウスのプリントがついた覆面も忍ばせた。そして、ジムで鍛えた両腕に四本の予防注射を打ち、体重を三キロ増やして日本を離れた。
――これだけでもう、この本と著者の魅力が十分にうかがわれる。
はやく読みたい本だ。
あいにく、他にも読みたい本がたくさん手もとにあるのが、つらいところ。
中村安希 (本書著者紹介より)
なかむら・あき―― 1979年京都府生まれ、三重県育ち。98年三重県立津高等学校卒業。2003年カリフォルニア大学アーバイン校、舞台芸術学部卒業。日米における三年間の社会人生活を経て、06年ユーラシア・アフリカ大陸へ旅行。各地の生活に根ざした〝小さな声〟を求めて、47ヵ国をめぐる。08年帰国。国内外にて写真展、講演会をする傍ら、世界各地の生活、食糧、衛生環境を取材中。他に、海外情報ブログ「安希のレポート」 http://asiapacific.blog79.fc2.com/ を更新中。ところで、ひいきの作家のベストセラーは気になるもの。
私の好きな宮部みゆきさんの新刊が気になってしかたがなかったので、とうとう買ってしまった。
これも、すぐには読めないが(ぶ厚い本だ)。
宮部みゆき 『小暮写眞館』
講談社 2010/5/15発行
716ページ 1900円(税別)
Amazon http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062162229
現代小説で、宮部さんの作品のなかでは 『理由』 の系列だろうか。
腰をすえて一気に読みたいものだ。
東京新聞 2010/6/27(日) 朝刊 掲載書評
いま読んでいるのは、関野吉晴さんの「グレートジャーニー」シリーズ。
文庫なので通勤電車のなかで読むにはもってこいだ。
一巻目を読みおえたところ。
関野吉晴 『グレートジャーニー 人類5万キロの旅』 1~5
角川文庫 2010/1~5月発行
| 固定リンク
「【読】読書日誌」カテゴリの記事
- 【読】服部文祥さんの書評本(2022.06.14)
- 【読】2022年5月に読んだ本(読書メーター)(2022.06.01)
- 【読】桐野夏生 萌え!(2022.05.19)
- 【読】2022年4月に読んだ本(読書メーター)(2022.05.01)
- 【読】2022年3月に読んだ本(読書メーター)(2022.04.01)
「こんな本を手に入れた」カテゴリの記事
- 【読】五木さんの桐野夏生評(2022.03.21)
- 【読】今年も総集編(2019年・読書編 -2-)(2019.12.28)
- 【雑】紅梅、ほころぶ(2018.01.10)
- 【歩】小春日和、図書館で過ごす(2017.11.29)
- 【読】ようやく読んだ「火花」(2017.03.17)
「こんな本を読んだ」カテゴリの記事
- 【読】服部文祥さんの書評本(2022.06.14)
- 【読】2022年5月に読んだ本(読書メーター)(2022.06.01)
- 【読】桐野夏生 萌え!(2022.05.19)
- 【読】2022年4月に読んだ本(読書メーター)(2022.05.01)
- 【読】2022年3月に読んだ本(読書メーター)(2022.04.01)
「宮部みゆき」カテゴリの記事
- 【雑】宮部みゆき原作「火車」ドラマ化(2011.11.06)
- 【歩】おいてけ堀(2011.05.02)
- 【雑】みゆきさん、いいなあ(2011.04.17)
- 【雑】東京どんぶらこ(錦糸町)(2011.02.20)
- 【読】五木寛之 選評集(続)(2010.09.12)
「関野吉晴」カテゴリの記事
- 【雑】2020年を振り返る -2月-(2020.12.29)
- 【雑】2020年を振り返る -1月-(2020.12.29)
- 【雑】2016年総集編 映画・芝居・イベント(2016.12.31)
- 【読】たけしのグレートジャーニー(2016.01.24)
- 【読】「タマサイ 魂彩」 読了(2014.03.14)
コメント
ええっ!(うれしい驚きのつもり)、文庫本になっていたんですか!『グレートジャーニー』のシリーズは子供向けの本でパタゴニアのところを読んで、もっと読みたいなと思っていたのです。明日、ジュンク堂に買いにいきますね。それにしても、雨が小降りになってくれるといいのですが。
投稿: みやこ | 2010年7月11日 (日) 19時40分
>みやこさん
『グレートジャーニー』は、さまざまな出版社から出ていて、それぞれ内容のちがうところがいいですね。
子ども向けといえば、小峰書店のシリーズは写真が豊富でいいですね。近くの図書館にたくさん置いてあります。
毎日新聞社の『グレートジャーニー全記録』(2冊)を持っていますがまだ読んでいません。
ジュンク堂は、そちらが本家ですね。新宿店にはずいぶんお世話になっています。
投稿: やまおじさん | 2010年7月12日 (月) 21時54分