【読】関野さんの本 三冊
本を読むのに時間のかかる私にしては、短い日数でよく読んだものだ。
関野吉晴さんの本を三冊、四日で読んだ。
ほとんどが、通勤の乗り物のなかでの読書。
三冊とも図書館から借りた本。
お金をかけず、こんなにいい本を読めたことで、なにやら得をした気分だ。
関野吉晴 著
『インカの末裔と暮らす アンデス・ケロ物語』 文英堂
『新グレートジャーニー 日本人の来た道1/北方ルート シベリアの旅』 小峰書店
『新グレートジャーニー 日本人の来た道2/北方ルート サハリンの旅』 小峰書店
この人は、ほんとうに人間が好きなんだなあ、と思う。
「グレートジャーニー」と名づけられた関野さんの旅は、たんに移動するだけのものではなく、「寄り道」して現地の人たちと親しくまじわる旅だ。
通りすがりの旅人、それも、取材(撮影)クルーを引き連れた一団が、現地の人たちにすんなり受け入れられるはずもない。
はじめは、写真を撮らせてもらえなかったり石をぶつけられたりして拒絶されるのだが、いつのまにか心を開いてもらい、いっしょに生活し、親兄弟のようになれるというのは、関野さんの人徳だろう。
こころあたたまるエピソードにあふれる三冊だった。
関野さんが現地の人たちとうちとけていた様子が、写真に写る人々の自然な表情からもうかがえる。
いいなあ、こういう旅。
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