【読】勢古浩爾さんの新刊二冊
今日は、ひさしぶりに早く帰宅できたので、これも読書日誌として書き残しておこう。
最近の勢古さんは、どうもなあ。
それでも、読みはじめるとクセになる人だ。勢古浩爾 『定年後のリアル』
草思社 2010年1月5日発行
238ページ 1400円(税別)
タイトルにひかれて買ってみたが、そこそこ面白かった。
あいかわらずの勢古節(と私が勝手に名づけた)。
定年後、まあ、なんとかなるだろう、という気にさせられた。
勢古さんの本のなかでは、星ふたつ(★★)といったところ。勢古浩爾 『ビジネス書大バカ事典』
三五館 2010年6月2日発行
334ページ 1600円(税別)
世に蔓延しているビジネス書(もどき)を次々とこきおろす本。
そこまで言わなくても……の、これまた「勢古節」が小気味よい。
最後の二章(第9章「読むなら、経営者の自伝」、第10章「仕事とは全人的作業である」)に、勢古さんの生真面目な素顔が垣間見える。
こちらは、星ひとつ(★)かふたつ(★★)。
今、気づいた。
カバー左、著者名の下に、<もどき>の辞書ふう「語義(もどき)」が、うっすらと印刷されていた。
著者のいたずらごころだろう。笑ってしまう。
もどき 【擬き】 [名] 他のものに似せて作ること。また、作ったもの。まがいもの。 [ビジネス書―]【ビジネス書もどき】 「だれでも成功する」「だれでも金持ちになれる」などと謳っている本のこと。タイトルや装幀が軽薄、過剰で、著者の経歴が曖昧なものは怪しい。
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