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2010年9月の23件の記事

2010年9月30日 (木)

【読】連載最終回 池澤夏樹「氷山の南」

東京新聞他で連載していた池澤夏樹の小説 「氷山の南」 が今日でおわった。
去年の9月1日から13か月、385回の長い連載だった。

2009年9月1日
 【読】おわり と はじまり
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-190e.html

2009年8月18日
 【雑】東京新聞連載小説
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-1018.html


毎日欠かさず読み続け、全部切り抜いてきた。

池澤さんらしい(?)地味な小説だったが、それなりにおもしろかった。
単行本になったものを一気に読むほうがいいかもしれない。
私は買うつもりはないが。


東京新聞 2010年9月30日(木) 朝刊
 「氷山の南」
 池澤夏樹 影山徹 画  最終回(第385回)

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小説欄のすぐ下にある出版広告、左隅の 『宮本常一とあるいた昭和の日本 11 関東甲信越1』(農文協)に興味がある。買ってみようかな。

e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032481523&Action_id=121&Sza_id=E1

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2010年9月28日 (火)

【読】こんなニッポンがあった

こんなニッポンがあったことを、あなたは知っていますか?
こんなニッポンがあったことを、あなたは信じられますか?

――というキャッチフレーズの二冊と、もう一冊。
このところ、こんな本を読んでいる。


Nishimuta_teikoku_2西牟田 靖 『僕の見た「大日本帝国」』
  ― 教わらなかった歴史と出会う旅 ―
 情報センター出版局 2005年2月25日発行
 402ページ 1600円(税別)

― カバーより ―
サハリン(樺太)の南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋諸島)、それにくわえて中国東北部(旧満州)。/明治の半ばから昭和二十年の終戦前後までの時代、それらの国・地域は「大日本帝国」と称していた日本の統治下に置かれていたという共通項を持つ。/……僕は、大日本帝国の領土だった各地に「日本の足あと」を探す旅を始めた――。

よくもここまで歩きまわったものだと思う。
著者の行動力と偏見のない姿勢、現地の人々とのごく自然な交流に、頭がさがる。


Nishimuta_shashin_teikoku西牟田 靖 『写真で読む 僕の見た「大日本帝国」』
 情報センター出版局 2006年2月26日発行
 241ページ 1600円(税別)

上の著作の姉妹編。
写真が豊富(400点以上)で、著者が訪れた国・地域の歴史背景についてもよく調べて書かれている。
その意味ではとても勉強になる。

この二冊、ひさびさに出会ったヒット作。
著者の立場は「右」にも「左」にも偏らず、じつに自然体で好感がもてる。

内容を詳しく紹介できないが、図書館にあると思うので興味をもたれた方は内容をご覧いただきたい。
私は大型古書店でみつけて、安く入手した。


Kishimoto_kunashiri_shikotan岸本葉子 『禁じられた島へ 国後・色丹の旅』
 凱風社 1992年4月30日発行
 205ページ 1340円(税別)

著者についてはよく知らないが、これも好感のもてる本。
北海道のすぐ東にある国後島、色丹島がサハリン州(旧ソ連、現ロシア)に属するというのが私には驚きだったが、考えてみるとそうかもしれない。
もちろん、「北方四島」は歴史的には日本の「領土」といえる。
だから、日本政府はこれらの島々に渡るビザを発行しない。
著者も、サハリンまでのビザしか取れず、国後・色丹にはソ連(当時)で申請し、サハリンから国後までは飛行機、国後から色丹まではヘリコプターで渡る。
残留日本人とその子孫を訪ねる旅である。
これらの島々に、現在どのような人々がどのように暮らしているのか、それがよくわかる好著だ。

同じ著者の 『さよならニナーダ』(凱風社・1991年) というサハリン訪問記もあり、機会があれば読んでみたいと思う。
この人の本も、図書館にたくさん置いてあった。
 
  

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2010年9月26日 (日)

【歩】彼岸花

だれが植えたのだろう、彼岸花。
団地の歩道。

2010/9/26(日) 小平市(小平団地)

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2010年9月25日 (土)

【遊】江戸東京たてもの園 夜間開園

小金井「お月見のつどい」には昨年も行ったのだが(2009年10月3日)、江戸東京たてもの園(都立小金井公園内)の夜間開園を見学するのは今年がはじめて。

ライトアップされた建物や展示物が、幻想的できれいだった。

江戸東京たてもの園 夜間開園
 2010年9月25日(土) 26日(日)
 夜8時まで開園
 開園は9時30分から、入園は19時30分まで

江戸東京たてもの園
http://www.tatemonoen.jp/index.html

11月26日(金)~28日(日)にも、「紅葉とたてもののライトアップ」という催しがあるらしい。
できたら行ってみたいと思う。


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旧自証院霊屋 (きゅうじしょういんおたまや)
 センターゾーン C2
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伊達家の門 (旧武蔵野郷土館収集)
 センターゾーン C5
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万世橋交番  東ゾーン E8
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子宝湯  東ゾーン E4
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都電7500形  東の広場
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村上精華堂  東ゾーン E11
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田園調布の家 (大川邸)  西ゾーン W7
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【遊】小金井公園 「お月見のつどい」

台風が通り過ぎ、昼頃から晴れていい天気になった。
夕方、車で都立小金井公園へ行ってみた。

第43回 小金井お月見のつどい
 2010年9月25日(土) 26日(日)

第43回小金井お月見のつどいのお知らせ:小金井市公式WEBへようこそ
http://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/shiminbu/keizaika/info/D0304010_20080924185123558/index.html


今年も園内に屋台が並び、特設ステージでさまざまな演目がくりひろげられていた。
晩ご飯がわりに、豚汁、きのこ汁、焼きそばなどで腹ごしらえ。

この夏は猛烈な暑さが続き、いささか参っていたところだ。
風もなく、秋の夜の冷気がここちよかった。

この後、江戸東京たてもの園の夜間開園へ。

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2010年9月22日 (水)

【楽】9/20 国立「奏」 MOTELライブ

一昨日の夜、国立「奏」へ行った。
MOTELのお二人のライブ。
静かな、雰囲気のいいお店で、私の大好きなライブ・スペースだ。
ここはPA(電気的な拡声装置)を使わない、いわゆる「生音」。
それもいい。

ストロボを遠慮したので暗いけれど、わりといい写真が撮れた。


2010/9/20 (月・祝)  国立 「音楽茶屋 奏」
 JR中央線 国立駅南口 徒歩4~5分
 国立市東1-17-20 サンライズ21 B1
  国立駅より旭通りを南東へ 右側 「谷川書店」 の地下
 TEL 042-574-1569
 19:30 開演  カンパ制
 出演  MOTEL(須藤もん&対馬照)


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この夜も、MOTELのアルバム「Lemon Moon」が何枚か売れた。
MOTELの二人の似顔絵が、なかなかよかった。
この絵は、2008年2月11日に「奏」で共演した柳家小春さん(イラストレータ イソノヨウコさん)の作品。
店内に、この人の味のある絵がいくつか展示されていた。


三味線草 (柳家小春さんのブログ)
http://koharuya.exblog.jp/i2

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【楽】楽しみなライブ 10/22「上風」

まだひと月先のライブだけれど、チケットが届いた。
楽しみだなあ。

Shanpu_ticket_2Shang Shang Cafe 2010
 上風(しゃんぷう) VS
  渡野辺マント&ザ・クライマックス
 2010/10/22 吉祥寺 スターパインズ・カフェ

「上風」と書いて「しゃんぷう」と読ませる。
上々颱風の女性陣三人(西川郷子・白崎映美・猪野陽子)のユニットだから。
対する渡野辺マントのバンドは、上々颱風のドラマー(陽子さんのつれあい)率いるバンドらしい。
上々颱風のベーシスト西村直樹と、「フルームーン陽子」の名が、メンバーリストに見られる。「フルムーン陽子」には笑ってしまう。
もう一人の「寺内茂」という人は知らないが、興味ぶかい面子だ。
「ザ・クライマックス」といえば、「はしだのりひことクライマックス」を連想する私(古いなあ)。


チケットにちらしが二枚同封されていた。
紅龍氏のアルバム発売記念ライブのほうは、たぶん行かない。
アルバムは買ってみようと思うけれど。
(郷ちゃんがゲスト出演でもするのなら考え直す)


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2010年9月20日 (月)

【遊】来週は小金井公園へ

予告編、ということで。

江戸東京たてもの園の友の会にはいっているので、ときどき案内ちらしが送られてくる。
来週末(9/25・26)は、めずらしく夜間開園するという。

平成22年9月25日(土)、26日(日)
夜間開園時間 17:30~20:00
 ※開園は9:30から、入園は19:30まで

毎年、この時期に小金井公園で「お月見のつどい」という催しがひらかれる。
今年もあるのかなあ。
行ってみよう。


昨年のようす 2009年10月3日(土)
【遊】小金井公園 お月見のつどい
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-7538.html

江戸東京たてもの園
http://www.tatemonoen.jp/


Tatemonoen_pamph_2010092526Tatemonoen_pamph_20101012

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【歩】玉川上水 散歩

だいぶん涼しくなったので、午前中、玉川上水沿いの遊歩道(桜並木)を散歩してきた。
秋の草花がちらほら目についた。
というわけで、この記事のカテゴリを 「四季 秋」 とした。

彼岸花の蕾を、いくつかみつけた。
咲いているものも一輪あった。
この花が咲きはじめると、いよいよ秋だ。

ツユクサ、ミズヒキ、アザミ、その他、私がなまえを知らない草花。

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玉川上水に架かる橋は、どれもコンクリート造りにかわってしまったが、その昔は風情のある橋だったようだ。

【参考サイト】
玉川上水事典
http://www.geocities.jp/annaka29jp/

玉川上水散策絵図
http://www.geocities.jp/annaka29jp/sansakuezu.htm

茜屋橋
http://www.geocities.jp/annaka29jp/jyosuikoujyaku/19akaneyabasi.htm
この橋は明治初年に、橋の南側で藍玉の集荷を家業としていた島田家が、対岸の五日市街道へ渡るために玉川上水に3本の材木をかけたのがそもそも。/島田家は当時、この付近でも盛んに栽培されていた茜の元締めもしており、屋号を『あかね屋』と称していたことから、茜屋橋と呼ばれるようになった。茜はムラサキ(紫)と藍に並ぶ武蔵野三染草の一つで、付近に自生もしていたようだ。

貫井橋
http://www.geocities.jp/annaka29jp/jyosuikoujyaku/20nukuibasi.htm
小金井市貫井北町(旧枝久保)と小平市御幸町(旧鈴木堀端)間の玉川上水に架けられている貫井橋は、鈴木新田開拓者の鈴木利左衛門が貫井村の本家から新田に通うために架けた橋で『上水記』にも記載されている古橋の一つ。

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2010年9月19日 (日)

【遊】塩山・勝沼 再々訪(BUN BUN Bearと大雅園)

8/21(土)、9/4(土)、そして昨日 9/18(土)と、隔週で塩山・勝沼へ通い続けた。
片道100キロちょっと、国道411号線を多摩川源流沿いにさかのぼり、標高1472mの柳沢峠を越えていく山道のドライブ。自宅から約三時間かかる。


塩山のレストラン BUN BUN Bear

昨日は高橋文子さんの料理をいただいた。
メニューを写真に撮ってきたので、気まぐれランチの内容を料理名つきで紹介する。
どれもひと工夫された家庭料理で、いくつか作り方を教わってきた。

たとえば、シナモントマト。
ミニトマト(アイコという品種)を輪切りにし、シナモンパウダーと砂糖をふりかけて混ぜるだけ。トマトの果汁がしみでて、さっぱりしたデザートになる。
さっそく家でやってみようと思う。
(長細いミニトマトのアイコは、この日、勝沼の地産売り場で購入した)

カボチャのマリネも、聞いてみると簡単に作れそうだ。

きまぐれランチは、みかけよりずっとボリュームがあって、満腹。
野菜中心なのでもたれない。
おいしかったなあ。

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古代米入ごはん (右上)
ミネストローネスープ (右上)
長ナスと夕顔とミョウガの味噌いため (右上 豆皿)

ダシかけ奴 (左下 ガラス器)
白ウリとキューリの麹漬け (左下 豆皿)
シナモントマト (左下 猪口)
モロヘイヤとオクラのネバネバあえ (右下 小鉢)

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カボチャのマリネ (大皿 中央)
ソーメンカボチャとキューリとミョウガの胡麻クリームあえ
(大皿にのっている小鉢)
 ※ソーメンカボチャはソーメン状になる珍しいカボチャ
三尺隠元の炒り煮 (大皿 上端) ※とても長い隠元
ツルムラサキのナムル (大皿 小鉢右下)
甘長と干しエビの炒り煮 (大皿 左上) ※甘長唐辛子
ネギのたまご焼き (大皿 上端)
フルヤ農園サラダ (大皿 下)
ワイン豚の生姜焼き (大皿 左下)

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BUN BUN Bearで購入した、桃の瓶詰。
甘ったるくなく、桃の自然の味で、おいしい。
缶詰の桃とはおおちがいだ。

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勝沼の葡萄園 大雅園

あいかわらずたくさんのお客さんでにぎわっていた。
ここで、偶然にも妹夫妻に遭遇。

大雅園産のアジロンから作ったワインの新酒ができていたので、二本購入。
昨夜、友人宅に届けたところ好評だった。


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試食で出された葡萄(左) と 「あじろんワイン」
「甲斐路」がではじめている

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2010年9月17日 (金)

【読】中村安希 「インパラの朝」

誰かがネットの書評で書いていたことだが、この本はネーミングが憎い。
まさに編集者の勝利である。

Nakamura_aki_impala中村安希 『インパラの朝』
  ― ユーラシア・アフリカ大陸684日 ―
 集英社 2009/1//18発行
 283ページ 1500円(税別)
Amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087814343

久米宏のTBSラジオ番組で著者とこの本を知った。
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-24c1.html

ゲスト出演していた中村安希さんは、なかなか魅力的な女性だった。
久米宏が朗読し、絶賛していた冒頭の一節。

<私は45リットルのバックパックの底に980円のシュラフを詰めた。三日分の着替えと洗面用具、パブロンとバッファリンと正露丸を入れた。それからタンポンとチョコラBB。口紅とアイシャドウと交通安全のお守りを用意した。パソコンとマイクとビデオカメラを買い揃え、小型のリュックに詰め込んだ。果物ナイフや針と一緒に、ミッキーマウスのプリントがついた覆面も忍ばせた。そして、ジムで鍛えた両腕に四本の予防注射を打ち、体重を三キロ増やした日本を離れた。>
 (本書 序章「向かう世界」 P.16)

なかなか、かっこいいのだ。
しかし、第五章あたりまで、この人の文章が私にはしっくりこなかった。
クールというより、むしろ冷たい感じを受けたのだ。

ところが、この本の中盤、第六章でアフリカ大陸に渡ったあたりから、すこし様子がかわってきた。
著者の言う、「小さな声を求めて」という旅らしさが前面にでてきて、心を動かされるシーンが多くなる。

<マサイマラ国立公園へゲームサファリに行くことにした。二泊三日で二万円の痛い出費に耐えてでも行くと決心をさせたのは、こじらせていた風邪だった。……国立公園にいる間、私はずっと空を見ていた。もちろんガイドの指示に従い、時にはカバやキリンも見たが、それらを除けばほとんどずっと青い空と雲を見ていた。……>

<三日目の朝は早起きをして、日が昇る前の草原へ狩りの現場を見に行った。けれど私は大きなネコにさほど興味があるわけでもなく、どちらかと言えば草むらや日の出に明るむ空を見ていた。……すると、私の眼前に一頭のインパラが現れた。黄金の草地に足を着き、透き通る大気に首を立て、たった一頭でたたずんでいた。インパラは草を食むこともなく、歩きまわることもなく、緊張している様子でもなく、だからと言って気を抜いてくつろいでいるふうでもなかった。誰かに追われることもなく、何かを追いかけることもなく、静かにそこに立っていた。インパラの濡れた美しい目は、周囲のすべてを吸収し、同時に遠い世界を見据え、遥か彼方を見渡していた。>

 (第六章 鼓動――東アフリカ 「ケニア[インパラの朝]」 P.153-155より)

詩的で、いい文章だと思う。


写真から受ける印象とは裏腹に、恐るべき行動力の持ち主で、野宿などものともしないツワモノである。
そのいっぽうで、とても優しい気持の持ち主と感じた。

アフリカの子どもたちとの、いかにも自然体のふれあいに心をうたれた。
それは、第六章の 「ウガンダ[子ブタと未来]」で、ある日本人が経営する孤児院を訪れ、二週間にわたって生活をともにしたときの体験談だが、ここには詳しく書かない。
この一節だけでも、読んでよかったと思わせる本だ。


移動に飛行機を使ってはいるものの、著者の旅の範囲は驚くほど広い。

序章 向かう世界
第一章 ささやきを聴く  ヒマラヤ山系
第二章 カオス  東南アジア~インド
第三章 小道の花々  インド~パキスタン
第四章 ウオッカの味  中央アジア
第五章 悪の庭先  中東
第六章 鼓動  東アフリカ
第七章 内なる敵  南アフリカ
第八章 血のぬくもり  西アフリカ
第九章 世界の法則  サハラ北上
終章 去来

半分しか読んでいないので、全体の評価(というか感想)はまだ書けないが、残りを読むのが楽しみだ。


【2010/9/19追記】
読みおえた。残念ながら期待を裏切るものだった。
この人の行動力と旅行体験はすごいと思うが、その旅行記としてはいささかもの足りない。
「隔靴掻痒」ということばがあるが、読んでいてじれったい思いをたびたび感じた。
もっとストレートに、じぶんの思いを書けばいいのに……。
装幀のよさとタイトルに騙された、と言っては言いすぎか。

参考 中村安希さんのブログ
 安希のレポート http://asiapacific.blog79.fc2.com/

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【楽】青年小屋8/28 「夏の終わりのコンサート」 写真

2010年8月28日(土)の夜、八ヶ岳の青年小屋で開かれたコンサート。
MOTELの二人は、今年で三回目の出演でした。

青年小屋は、八ヶ岳連峰の南端にある編笠山(標高2,524m)と、その北の権現岳(2,715m)との鞍部に建つ木造二階建ての古い山小屋です。
小屋主さんの人柄を慕って常連のお客さんが多く、この夜も90人ほどのお客さんの前で歌ったそうです。
MOTELのアルバム 「檸月 Lemon Moon」 が飛ぶように売れたと聞いています。

私は行かなかったのですが、友人が写真を送ってくれたので公開します。


2010年8月28日 青年小屋 「夏の終わりのコンサート」

 JR中央本線 小淵沢駅~(タクシー利用)~登山口観音平
 (車利用時 中央高速道路小淵沢I.Cより 観音平まで所要約20分)
 登山口より徒歩3~4時間
 TEL 0551-36-2251
 料金 1泊2食付 7,800円 / 素泊 4,800円 (要宿泊予約)
 出演  編笠音楽隊  MOTEL(須藤もん&対馬照)  他

 写真提供 黒豹の保安官さん

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2010年9月16日 (木)

【読】BUN BUN Bear 高橋さんが書いた本

塩山にあるすてきなレストラン、BUN BUN Bearの高橋文子さんが書いた本を読んだ。

Takahashi_humiko高橋文子 『お気楽 道楽 ていたらくのススメ』
 文芸社 2010/2/15発行
 130ページ 1000円(税別)

― 帯より ―
<味も温もりもある骨董の楽しさ、骨董を介した人々との出会いや喜びがぎゅっとつまった爽快エッセイ>

Amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4286065766

高橋さんの「高」の字は、ほんとうはハシゴの「髙」なのだが、機種依存文字なのでウェブできちんと表示されるか心もとない。それで「高」にした。

BUN BUN Bear については、すでに二度ほど書いた。

http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/bun-bun-bear-ad.html

http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/1-3996.html

とてもおいしい家庭的な料理を食べさせてくれるお店だ。
料理もさることながら、店主の高橋さんの魅力に私たち夫婦もすっかりファンになってしまい、この週末も訪れる予定だ。

この本からは、高橋さんが夢中になった骨董の世界の楽しさが、いっぱい伝わってくる。
高橋さんがハマったのはおもに古伊万里だが、口絵写真をみると、いいなあと思う。
府中の陶芸教室の先生や骨董市・骨董屋で出会った人々とのふれあいも、心あたたまるエピソードにあふれている。
この人は、人間が好きなんだなあと、実際にお会いしてお話した印象を思い浮かべながら、楽しく読んだ一冊だった。


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2010年9月14日 (火)

【読】船戸与一 「夜来香海峡」

このところ、船戸与一ワールドにはまり込んだようで、日曜日からこんな小説を読んでいた。

Funado_yelaixiang船戸与一 『夜来香(イエライシャン)海峡』
 講談社 2009/5/28発行
 429ページ 1800円(税別)

― 帯より ―
花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴。日本の暴力団から中国の黒社会への資金二億円を持って遁走した。蔵田はやくざに脅され、花嫁を捜しに北へ北へと向かう。怪死事件が相次ぎロシア・マフィアも蠢く闇の世界に引きずり込まれる蔵田。女は津軽海峡を渡り日本最北端の稚内へ逃げる――
疲弊した地方に繰り広げられる、夢を追う花嫁と蒼然と死にゆく男たちの哀愁のバイオレンス。


舞台は東北(山形、秋田)と北海道。
最後は稚内で、血の殺戮が繰り広げられる。
このての暴力描写が苦手な人には薦められないが、私たちの日常のすぐ隣に、このような「黒社会(闇社会)」はあると思う。

エンディングに多少納得のいかないものがあったが、面白い小説だった。

「夜来香(イエライシャン)」とは、その昔、一世を風靡した李香蘭の歌のタイトル。


― Wikipediaより ―
夜来香(イェライシャン)は李香蘭(山口淑子)のヒット曲である。
本作は黎錦光が作詞作曲し、1944年(中華民國33年)に李香蘭(山口淑子)の歌唱により上海の百代唱片公司から発売された中国の歌謡曲。全中国にヒットした。やがて新中国建国の後は、国情とは合わず廃れてしまったものの、何十年もの長い時間を経て、夜来香(イェライシャン)の甘い香りに寄せた情緒纏綿としたこの歌は、鄧麗君(テレサ・テン)の歌声で復活した。「何日君再来」等と共に、中国(中華人民共和国)政府により、聴くことも歌うことも禁止されてしまった時代もあったが、現在は中国大陸でも解禁され、今や全世界の中国人に好んで歌われるチャイナ・メロディーの代表曲となっている。
日本で歌った歌手は、渡辺はま子、胡美芳などがいるが、最も有名なものは李香蘭が日本に帰国後、山口淑子の名前で吹き込んだ日本語版である。山口淑子の夜来香は1950年(昭和25年)年1月にビクターレコードから発売されている。なお日本語訳詞は、佐伯孝夫が行った。だが、1943年に発売されたオリジナルの夜来香とは、歌詞の内容が少し異なっている。   作曲家の服部良一はこの曲を元に「夜来香幻想曲」を作り、1945年6月、李香蘭は上海の大光明大戯院(Grand Theatre)でコンサートを開き、観客に語りかけた。“夜来香の香りもやがて消える。今の内に楽しみましょう、その香りを”と。その2ヵ月後に戦争は終結。やがて混沌とした時代を経て、今や中国でも誰でも知る名曲となっている。


Teresa_teng_best_1Teresa_teng_best_2テレサ・テン 「ベスト+ベスト」
 日本語&中国語 ヒット曲聴き比べ
 ユニバーサル UPCY-6483
「夜来香」(日本語バージョン、中国語バージョン)収録

きっと誰もが聴きおぼえのある名曲である。
このCDもおすすめ。 

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2010年9月12日 (日)

【読】五木寛之 選評集(続)

五木寛之さんの近刊(選評集)の興味のあるところを拾い読みしていたら、宮部みゆきさんの直木賞受賞作 「理由」 の選評があり、うれしくなった。
べたほめである。

Itsuki_senpyou_2五木寛之 『僕が出会った作家と作品』  五木寛之選評集
 東京書籍 2010/9/7発行
 691ページ 1500円(税別)

直木三十五賞 第120回 [1999年1月]
 理由 宮部みゆき
選考者
 阿刀田高、五木寛之、井上ひさし、黒岩重吾、田辺聖子、津本陽、平岩弓枝、渡辺淳一

(本書 P.145-146 より)
「理由」を推す理由 五木寛之
<第百二十回の直木賞の受賞作は、すっきりと「理由」にきまった。すでに宮部さんのこの作品は、発表当初から世評の高かった秀作で、今回の受賞も当然のことのような印象がある。/「理由」は、新聞に連載された長篇だが、単行本として読んでいると、新聞小説という枠組みや制限をほとんど感じさせない重厚で奥行きのある作品に仕上がっている。作者のこの作品に対する取組みかたが、なみなみならぬものであることがうかがえて、大きな充足感をおぼえさせられた。/ミステリーは、すでに小説の一形式の域を超えて、現代小説のフォーマットとなっていると言っていい。宮部さんは、人間を社会に生きる存在として克明に描くという、小説の王道を臆することなくたどりながら、そのなかに人間の内面を鮮やかに彫りおこすミステリーを創りあげることに成功した。……>

宮部作品の真髄とでも呼びたい魅力を、的確に評していると思う。
「人間を社会に生きる存在として克明に描く」 ことが宮部作品の基調、という指摘はもっともである。
それが 「小説の王道」 という。 五木さんの小説観なのだろう。
同感。

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【読】五木寛之 選評集

気になる本だったので、思いきって購入。
価格も手頃だった。

Itsuki_senpyou五木寛之 『僕が出会った作家と作品』  五木寛之選評集
 東京書籍 2010/9/7発行
 691ページ 1500円(税別)

つい先ごろ、五木さんが直木賞の選考委員を辞退したニュースを耳にした。
自らの選評でミスを犯したことの責任をとる、ということらしい。
五木さんらしいけじめのつけ方だと思った。

そういえば、五木さんが辞任するきっかけとなった、今回の受賞者・佐々木譲氏は、これまで何度も候補にあがりながら受賞を逃し続けてきた。

他にも受賞タイミング(受賞作)がおかしいと思われる実力のある作家として、私は船戸与一氏をあげたい。
第123回直木賞を受賞した船戸さんの 「虹の谷の五月」 は、他の船戸作品と比べてぬきんでていると思わない。
五木さんの選評も私の感想に近く、納得した。

<船戸与一さんの「虹の谷の五月」は、これまでいくつか読む機会のあった船戸ワールドの諸作品とくらべて、ぬきんでた秀作とはいえないというのが私の感想である。>
 (P.157 直木三十五賞 第123回 [2000年7月] より)

五木さんのこの本を読んでみると、直木賞を受賞するタイミングには一種の「運」もあることがよくわかる。

<少しおおげさな言いようだが、私は直木賞の選考の季節がくるたびに、直木賞とはなにか、ということを自分に確かめなおしつづけてきた。/どういう姿勢で候補作を読むか。どういう基準で受賞作を推すか。/もちろん、小説の値打ちをはかる絶対の物差しなどありはしない。そもそも小説とはなにか、ということにすら百人百様の見方があるだろう。結局は好みの問題だ、と言ってしまいたくなるようなところもある。>
 (P.57 直木三十五賞 第94回 [1986年1月] より)

同じ選評の続きで、五木さんは直木賞の選考に関するご自身の姿勢についてこう書いている。

<しかし、こと直木賞の選考に関してだけは一貫した姿勢をもちたい。自分んで納得のゆく考え方にそって受賞作を推したい。そう思って毎回、候補作を前にするたびに同じ思いをくり返してきた。おまえはどういう立場で先行の席にのぼむのか、と。/答はなかなか出てこない。だが、いくつかはっきりしていることはある。たとえば、直木賞という賞は新人賞である、という考え方がひとつ。/私は候補作をその作家の隠された鉱脈の一部として読む。どんなに完成度の高い作品であっても、その人が今後それをしのぐ豊かな仕事を見せてくれそうだという予感がなければ推さない。感心して敬意を表するだけにとどめておく、直木賞は功労賞ではないと考えるからである。完成度よりも可能性に期待しながら読む。鉱脈を探っているのだ。鉱石の品質を計っているのではない。だから毎回、不安である。撰者がためされていると感じるからだ。>
 (P.57-58 同上)


そもそも、新進作家に対して授賞するはずだった直木賞が、ベテラン作家に与えられるようになったのも、私には腑に落ちない。
(下にあげたリンク先 「直木賞のすべて」 →「直木賞」とは何か? に、菊池寛による設立趣旨が引用されているが、その後、時代とともに選定基準が変わってきたようだ)

椎名誠氏など、とっくに受賞していておかしくない作家だと私は思うのだが、五木さんの興味ぶかい選評がある。

<椎名誠氏はすでに一家を成した作家である。直木賞を云々することが失礼のような気がしないでもない。ましてこれまで世評の高い佳作が沢山あるのに、今回の候補作のような軽い小粒の短編で受賞しては、ご本人も不満だろう。直木賞を大袈裟に言うわけではないが、やはりその作家の代表作として人々の記憶に残る力作で賞を受けるというのが当然ではあるまいか。賞のことを抜きにして読めば、「ハマボウフウの花や風」という短編は、少年時代への郷愁と悪友同士の友情を丹念な風景描写に託して声低く語った気持ちのいい作品で、いわゆる椎名ワールドの一環をなす水準作だと思った。>
 (P.85 直木三十五賞 第102回 [1990年1月] より)


ともあれ、この選評集はなかなか興味ぶかい本だ。
巻末に受賞作品・作家索引があって、便利。

直木三十五賞の他、小説現代新人賞、九州芸術祭文学賞、日本ミステリー文学大賞、坪田譲二文学賞、江戸川乱歩賞、和泉鏡花文学賞、斎藤緑雨文学賞、吉川英治文学賞、パイオニア旅行記賞、日本旅行記賞、太陽賞、木村伊兵衛写真賞、と、多彩な賞の選考委員をつとめてきた五木さん。

ほう、こんな面白そうな小説があったんだ――そういう発見がありそうな一冊。



【参考サイト記事】

直木賞選考委員 五木寛之氏が辞意 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100220/acd1002201112001-n1.htm

ミスのけじめ…五木寛之さん直木賞選考委員辞任の考え(芸能)
  ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20100220058.html

直木賞のすべて
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/

佐々木譲-直木賞受賞作家-142SJ
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/jugun/jugun142SJ.htm

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2010年9月11日 (土)

【読】船戸与一 「金門島流離譚」

船戸与一の比較的最近の小説を続けて読んでいる。
手もとに置いてあって、なかなか読めなかった一冊。


Funado_kinmontou船戸与一 『金門島流離譚』
 毎日新聞社 2004年発行
 487ページ 1800円(税別)

― 帯より ―
いまだ中国・台湾間で帰属の曖昧な、現代史の生んだ“空白の島”金門島。
藤堂義春は、日本を離れ、金門島と台北を拠点に偽造品ビジネスに手を染めていた。
ある日、突然のように藤堂の周りに事件が起きはじめ、それは藤堂の知人を次々に巻きこみ、ついには藤堂へと絡みついていく。
次第に明らかになる、藤堂の抱える「ある事情」。
事件は、いったいなぜ起きたのか……。
表題作の他、台湾・瑞芳鎮を舞台にした『瑞芳霧雨情話』を収録。


息もつかせぬ展開。
みごとな船戸ワールドに酔った。

収録されている二作とも、日本人が主人公。
船戸作品のこの手の現代もの(舞台が日本国内かその近辺)は、これまで敬遠していた。
長いこと本棚で眠っていたのも、それが理由だった。

ところがどっこい。
船戸与一の筆力は衰えていない。

直木賞受賞作 『虹の谷の五月』 以後の船戸作品を、Wikipediaから拾ってみた。

虹の谷の五月 集英社 2000.5 のち文庫
新宿・夏の死 文藝春秋 2001.5 のち文庫
緋色の時代 Kpachoe bpemя 小学館 2002.1 のち文庫、徳間文庫
夢は荒れ地を 文藝春秋 2003.6 のち文庫
三都物語 新潮社 2003.9 のち文庫
金門島流離譚 毎日新聞社 2004.3 (Asia noir) のち新潮文庫
降臨の群れ 集英社 2004.6 のち文庫
蝶舞う館 講談社 2005.10 のち文庫
河畔に標なく 集英社 2006.3 のち文庫
満州国演義 1-5 新潮社 2007-2009
藪枯らし純次 徳間書店, 2008.1
「満州国演義」に見る中国大陸 あるむ 2008(愛知大学東亜同文書院ブックレット)
夜来香(イエライシャン)海峡 講談社 2009.5
新・雨月 戊辰戦役朧夜話 徳間書店 2010.2

この中で私が読んでいないのは、『夜来香(イエライシャン)海峡』 一冊だけとなった。
この際、ついでに読んでしまおうと思う。
これも私の本棚に待機させていた一冊。

それにしても、未完の大作 『満州国演義』 の続編が待たれる。
船戸さんの体調についてよくない噂を聞いているだけに、心配だ。


Funado_yelaixiang船戸与一 『夜来香(イエライシャン)海峡』
  講談社 2009年発行
 429ページ 1800円(税別)










― Wikipediaより ―
金門県
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E9%96%80%E7%9C%8C
金門県(きんもんけん)は台湾が実効支配する県。台湾語ではKim-mn̂g(キンムン)と発音される。
歴史的に中国福建に属し、現在、中華民国の「福建省政府」が置かれ、行政区分上は泉州晋江市の管轄となっている。
九龍江口や廈門湾口を望む大金門島、小金門島および大胆島や二胆島など12個の島から構成される。総面積は150.3397平方キロメートルである(代理管轄の烏坵鄉を含まず)。中華人民共和国側の厦門市とは海を隔てて接する。中華人民共和国支配地域とは最小2.1kmしか離れておらず、国共内戦期間中は最前線となった。……

かつては鄭成功による反清復明の抵抗の拠点にもなった。中国国民党が台湾島へ移って以降は馬祖島とともに中華民国軍の軍事的拠点となり、1956年より軍政が敷かれ、一般観光客の出入りは厳しく制限されていた。1958年には対岸の中国軍(中国共産党)との間で激しい砲撃戦による金門砲戦が発生し、多数の死傷者を出したものの中華民国陸軍は金門島の防衛に成功している。
1992年11月7日の戒厳令解除後は、三通政策の影響もあり、多くの観光客が訪れる島となっている。1995年には同国6番目の国立公園・金門国家公園に指定された。……

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2010年9月 9日 (木)

【読】船戸与一 「藪枯らし純次」

日曜の夜から夢中になって読み続けていた小説がこれ。
タイトルから「木枯らし紋次郎」を連想してしまったのだが、なかなか奥の深い物語だった。

Funado_yabugarashi船戸与一 『藪枯らし純次』
 徳間書店 2008年発行
 621ページ 2100円(税別)

― 帯より ―
伝奇ハードボイルド巨編!
鄙びた山奥の温泉郷。疲弊した地方けいざいのひずみがもたらしたものは?
官能的な旋律が村に響くとき、血腥い事件が連続発生する。
歴史の闇に葬られた幕末・維新の因縁が、いま甦る!

伝奇的な謎解きのおもしろさがあり、最後まで「いったいどうなるんだろう?」と、わくわくしながら読んでいた。
結末にはちょっともの足りなさを感じたけれど、傑作だ。

「藪枯らし純次」とは、この物語の中心人物。ワルだが、魅力的な男だ。
「藪枯らし」……ブドウ科の多年生蔓草。路傍・空地などに生える雑草。ふたまたになった巻きひげで、樹木に巻きついて生い茂り、それを枯らす。繁殖力が旺盛で、藪まで枯らしてしまうことから、この名がついた。別名・ビンボウカズラ。

幕末・維新の秘話がじゅうぶんに描かれていないことが不満だが、この後の作品である 『満州国演義』 『新・雨月』 につながる世界を、この小説に垣間見た。

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2010年9月 5日 (日)

【読】読了 「緋色の時代」(船戸与一)

上下巻読むのに、十日ほどかかってしまったが、ようやく読了。

船戸与一作品では、たいてい登場人物たちがほぼ全員死んでしまうのだが……。
この小説では、めずらしくエンディングにわずかな希望が残されている。
犯罪組織に属する青年と、その恋人が生き残る。

旧ソ連崩壊後のロシアという国の、ダークサイドを垣間見た気がする。

Funado_hiiro_1Funado_hiiro_2船戸与一 『緋色の時代』 (上・下)
 小学館 2002年1月10日発行
 470ページ/447ページ
 各1800円(税別)
 初出 『週刊ポスト』 1999/5/28号
  ~2001/8/10号
 

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【遊】塩山・勝沼 再訪 (4) 寄り道

ぶどうの「大雅園」からの帰り道、国道411号線(等々力交差点から北へ向かう)沿いにある、地産野菜の店舗に立ち寄った。

去年みつけた場所で、「Popos」という名前が付けられている。
いま流行りの「アウトレット」というやつだ。


農業生産法人 株式会社四季菜
Poposについて/農業生産法人 株式会社四季菜【Katsunuma Farmer's Market(勝沼ファーマーズマーケット)】|山梨県甲州市勝沼町の新鮮トマト・フルーツ・野菜をお届けいたします
http://www.shikisai-agri.com/popos/


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本館のほうで、豆乳、寄せ豆腐、ふわふわ揚げ(厚揚げ)を購入。
忍野村の製品だ。

別館のトマト専門店舗がおもしろかった。
めずらしいプチトマトがいろいろあり、三袋1000円と安かったので、フルティカ、フルーツビーEX、アイコ(細長い形のミニトマト)の三種、三袋1000円を購入。

どれも自然な甘さで、おいしい。
量が多いためご近所へ半分ほどおすそわけしたが、写真の倍ぐらいの数がはいっていた。

賞味期限切れぎりぎりのトマトジャムも、一瓶100円という特別価格だったので二瓶購入したら、もうひとつおまけしてくれた。


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【遊】塩山・勝沼 再訪 (3) ぶどうの大雅園

塩山市街から勝沼へ。
二週間ぶりに、ぶどうの大雅園へ寄らせてもらった。

ワインとブドウの専門店 甲進社 大雅園
 山梨県甲州市勝沼町等々力43
 TEL・FAX 0553-44-0434


着いたときは、ちょうどお昼すぎ。
たくさんのお客さんで混雑していた。
しばらく店頭のぶどう棚の下の日陰でゆっくりさせてもらった。

二週間前より、ぶどうの種類もだいぶんふえていた。
これからがいよいよハイシーズンだろう。

お客さんの波がいっときひけた時間帯、ぶどう園のみなさんの休憩タイム。
冷たいペットボトル水と、めずらしいゼリーをごちそうになり、私たちもずうずうしく団欒に加えていただいた。

大雅園のお嬢さんのマユコさんと、またまた記念撮影。
いつもみなさんで歓迎してくださる。
農薬を使わず、種類も豊富なこのぶどう園へは、もう長いあいだ通い続けている。


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二週間後にまた訪れる予定なので、今回はすこしだけ三種類のぶどうを購入。
藤稔、シャインマスカット、サニールージュ。

このところ、あっさりした(甘みのすくない)葡萄が気にいっている。
シャインマスカットのファンになってしまった。
サニールージュもさっぱりした味で、好ましい。


(右上から時計まわりに)
すもも太陽、藤稔、サニールージュ、シャインマスカット

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山梨 ぶどう 勝沼 ぶどう狩り 勝沼産 ワイン販売
 山梨県甲州市勝沼「甲進社 大雅園」
 http://www.eps4.comlink.ne.jp/~taiga/

マユコさんのブログ
 http://blog.goo.ne.jp/taiga-yamanashi

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【遊】塩山・勝沼 再訪 (2) すもも太陽(高野農園)

「きまぐれランチ BUN BUN Bear」 でお昼を食べてゆっくりした後、塩山市街へ向かう途中にある、すもも太陽の高野さんのところへ。

塩山高校入口交差点から西側にはいってすぐのところにある農家。
看板もなにもないのでわかりにくいが、いちど行けば憶えられる場所だ。


すもも 太陽 高野 浩
 山梨県甲州市塩山千野3680
 TEL・FAX 0553-33-4305

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今年は、去年にくらべて「太陽」の時期が長かったそうだ。
この日もたくさん積みあげられたスモモを仕分け、パックしているところだった。
お忙しいところへおじゃまして、お話をうかがい、おいしいスモモをいただいた。

先日たくさんいただいた「はねだし」(傷があったりして商品にならないもの)の太陽は、かみさんがジャム化に成功。
そのお話をしたら、「よくやったね」とほめていただいた。
この日も、帰りがけに「はねだし」をたくさんいただいてしまった。

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【遊】塩山・勝沼 再訪 (1) BUN BUN Bear

二週間前の土曜日に行ったばかりの塩山・勝沼へ、再び。
411号線で柳沢峠を越え、「大菩薩の湯」駐車場で、相模原から車で来る姉一家と待ち合わせ。

塩山のBUN BUN Bearでランチ、すもも太陽の農園(高野さん)、ぶどうの大雅園訪問と、二週間前のコースの再現だった。


気まぐれランチ BUN BUN Bear
 山梨県甲州市塩山上小田原56
 TEL・FAX 0553-32-1880

この日、いつもの高橋さんの気まぐれランチではなかった。
富士吉田のネパール料理店「リンカ」からいらした女性が作ったカレー料理。
本格的なネパール風カレーのセット(ドリンク付)と、食後のデザート(これもネパール風)をいただいた。

このように、時々、よそのお店の方がはいって、いつもとちがうメニューになることがあるそうだ。
店主の高橋文子さんにも再会。
まだ二度目だというのに、親しくお話させていただいて嬉しい。
気さくな方である。
おみやげにスモモをいただいた。

かみさんと姉は、店内で販売しているTシャツが気にいったらしく、おそろいで購入していた。


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上は、カレーセットと、この日のデザート二種。
 (左) ネパール風「ぜんざい」
 (右) プリン

下の写真は店内のようす。
めずらしい外国の雑貨や、骨董陶器がたくさんあって楽しい。

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富士吉田市 「ネパールごはん リンカ」 の案内をいただいた。
この日いただいたカレーセットもデザートも、おいしかったな。

高橋さんのお話によると、このあたりには面白いお店がたくさんあるとか。
富士吉田へは行ったことがないが、マップを見ると行きたくなってくる。

ネパールごはん リンカ
 山梨県富士吉田市下吉田805 ミリオン通り
 TEL 0555-24-8893

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