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2011年1月 9日 (日)

【読】日本人はなぜ戦争を選んだのか

一年近くまえに手に入れて、なかなか読めなかった本。
ようやく読みはじめた。

2010年3月17日 【読】あの戦争
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-e3ae.html


Katou_sensou加藤陽子
 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
 朝日出版社 2009/7/30発行
 414ページ 1700円(税別)

これがとても面白い。
加藤陽子センセイは東大で教鞭をとる歴史学者だが、この本では、高校の歴史研究部の生徒たちを相手に講義している。
2007年の年末から翌年正月にかけて、五日間の講義だという。
歴史好きな高校生が相手だからこそできたことだろう。
正月休み返上で、ご苦労なことだった(加藤先生はともかく、高校生たちが)。

この本の目次を、下に転載しておく。
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満洲事変と日中戦争、太平洋戦争。
これを五日間でやったのかと思うと、その内容の充実ぶりが感じられる。

1894年~95年 日清戦争
1904年~05年 日露戦争
1914年~18年 第一次世界大戦
1928年 張作霖爆殺事件(満洲某重大事件)
1931年 満洲事変(柳条湖事件)
1937年 日中戦争(盧溝橋事件)
1941年 太平洋戦争(真珠湾攻撃)

ほぼ10年おきに、あたらしい戦争に突入していったあの時代……。
日本人は(日本という国は)、なぜ「戦争しかない」と考えていったのか。

「目から鱗」とはよく言うけれど、日本近現代史の謎が解けていく思いがする。
とてもわかりやすく、勉強になる。


【e-honサイトより】
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032285928&Action_id=121&Sza_id=B0

[文学賞情報]
2010年 第9回 小林秀雄賞受賞
[要旨]
普通のよき日本人が、世界最高の頭脳たちが、「もう戦争しかない」と思ったのはなぜか?高校生に語る―日本近現代史の最前線。
[目次]
序章 日本近現代史を考える;1章 日清戦争―「侵略・被侵略」では見えてこないもの;2章 日露戦争―朝鮮か満州か、それが問題;3章 第一次世界大戦―日本が抱いた主観的な挫折;4章 満州事変と日中戦争―日本切腹、中国介錯論;5章 太平洋戦争―戦死者の死に場所を教えられなかった国
[出版社商品紹介]
今までになかった日本近現代史の本。日清戦争から太平洋戦争まで。歴史の面白さ・迫力に圧倒される5日間の講義録。
■おすすめコメント
かつて、普通のよき日本人が「もう戦争しかない」と思った。世界最高の頭脳たちが「やむなし」と決断した。世界を絶望の淵に追いやりながら、戦争はきまじめともいうべき相貌をたたえて起こり続けた。その論理を直視できなければ、かたちを変えて戦争は起こり続ける。だからいま、高校生と考える戦争史講座。日清戦争から太平洋戦争まで。講義のなかで、戦争を生きる。◆日本だけでなく、世界の人々がなにを考え、どのような道を選択したのか、かつての人々が残した言葉をたどりながら、詳しく鮮やかに紐解いてゆきます。縦横無尽に「戦争」を考え抜く。歴史の面白さ・迫力に圧倒される5日間の講義録◆
■著者紹介
加藤 陽子 (カトウ ヨウコ)
1960年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。89年、東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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