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2011年4月23日 (土)

【震】東京新聞記事――首都圏直下型「注意を」

やはりそうなのか。

今日、2011/4/23(土)東京新聞朝刊の記事。
東大地震研究所が発表した見解だ。

東京大学地震研究所
 http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/


■東京新聞:首都圏直下型「注意を」 東大地震研:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011042302000035.html

他紙にも同様の記事が。

■関東にひずみ蓄積、余震長引く可能性 東大地震研  :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0E0E2E4E58DE0E1E2E6E0E2E3E39191E2E2E2E2

■首都圏地盤に力、南関東のM7級誘発も…東大研 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110422-OYT1T00974.htm


「備えを怠らないでほしい」(東京新聞記事、東大地震研究所の石辺岳男特任研究員)というが、どんな「備え」をすればいいというのか。
マグニチュード7級の首都圏直下型地震がきたら、壊滅的な被害は免れないだろうに。
個人レベルの備えでは、どうにもならないだろう。

もう、東京には住みたくない。
そんな気分になってくる。

今から17年前に出版された、地震学者 石橋克彦氏の著作でも、下のように指摘されている。
いよいよ、地震活動期(大地動乱の時代)にはいってきたようだ。

テレビのCMなどで、「日本は大丈夫」という言葉を耳にするが、その根拠は?と言いたくなる。
(復興に向けての意気込みをどうこう言うつもりはない)
私がへそ曲がりなのかもしれないが、精神論だけでは今後発生するだろう大災害を乗りきれないと思うのだ。

石橋克彦 『大地動乱の時代』 (岩波新書 1994年) P.198
 第六章 大地動乱の時代をどう迎えるか
   一 首都圏大震災の背景 「人類初体験」 より

<……いまから十~二十年のうちに、大地の運動の自然な成り行きとして、日本の心臓部を小田原、東海、首都圏直下の大地震が相ついで襲う可能性が高い。この予測はまだ学説の段階で、地震テクトニクスの研究がもっと進めば具体的なシナリオは修正されるかもしれない。しかし、時間の幅を来世紀半ばまで広げれば、複数の大地震の発生はほとんど確実といってよい。これは大多数の地震学者の共通の見解でもある。>

<江戸・東京は、たび重なる大火・震災・戦災の惨禍をうけながら、そのたびに不死鳥のごとく立ち直り、以前にも増す発展をとげてきた。日本人は、そのことにたいして一種の美意識といってもよいような誇りと自信をもっているのかもしれない。けれども、敗戦後の復興期とそれにつづく高度経済成長~一極集中の時期が関東地方の地震活動静穏期にあたり、しかも人類史上かつてない技術革新の時代に一致したことは、過去と決定的にちがう要因である。そのあいだに首都圏は、実際の大地震に一度も試されることなく野放図に肥大・複雑化して、本質的に地震に弱い体質になってしまった。>


【サイト紹介】
石橋克彦の歴史地震研究のページ
 http://historical.seismology.jp/ishibashi/ 内
石橋克彦 私の考え -2011年東北地方太平洋沖地震による「原発震災」について-
 http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html

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