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2011年4月24日 (日)

【読】【震】読了、「大地動乱の時代」

ようやく読みおえた。
いい本なのだから、早く重版してほしいものだ。

石橋克彦 『大地動乱の時代―地震学者は警告する』
 岩波新書 新赤版350
 1994年8月22日 第1刷発行
 234ページ 840円(税込)

<古来、幾多の災害にみまわれてきた日本人のあいだには、「災害がおこったらやり直せばよい、先のことを心配しても始まらない」という運命論的な諦観がある。しかし、世界最大の債権国となり、東京が世界中枢都市だという以上、このような日本的感覚は無責任以外の何物でもないのである。>

<地震対策は、政治の世界ではプラス・イメージが薄く、やり甲斐のない仕事と思われているらしい。一般の人々も、楽しい人生や活力ある社会を築いていこうとしているのに、地震の心配ばかりさせられてはかなわないと感じる向きが多いだろう。これにたいして私は、個人レベルでは必要最低限の身の回りの地震対策を講じたあとはクヨクヨせず、いっぽう政治・行政はじめ社会全体が小手先ではない地震対策に全力をあげるべきだと考えている。そして、小手先ではない地震対策とは、結局、日常レベルでみても地球的視点でみても理想的な国土と社会を追求することだと信ずる。首都圏大震災による世界的混乱の回避を明確な動機として地方分権国家を創造できれば、後世への偉大な贈り物になることは間違いない。

(本書 第6章 大地動乱の時代をどう迎えるか P.230-231)


17年前に出版された本である。
今こそ、この提言を真剣に受けとめ、大きな視野に立って、実現に向け前向きに努力したいものだ。
足の引っ張り合いばかりしている政治家(国政)のみなさんに、それを期待できそうもないのが、なんとも歯がゆい。

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