« 【歩】枝垂桜 | トップページ | 【歩】さくら、さくら »

2011年4月 3日 (日)

【読】大型古書店で

「ブックセンターいとう」という大型古書店チェーンがある。
「BOOK OFF」よりも、このチェーン店のほうが珍しい本が多い。
あちこちの店舗をよく利用させてもらっている。

http://www.book-center.co.jp/


今日の夕方、国分寺店をのぞいてみた。
ずっと探し続けていた、講談社現代新書『南方熊楠を知る事典』があった。
奇跡的だ。驚いた。
Amazonではとんでもない値段がつけられている絶版本だ。
それが650円。
本の状態はよくないが、迷わず買ってしまった。

すでに一冊持っているのに……。

Kumagusu_jiten2『南方熊楠を知る事典』
 講談社現代新書 1142
 1993年4月20日発行
 653ページ 定価1500円(本体1456円)

消費税が3%の時代に出版された本だ。
発売当時、書店で見かけたおぼえがあるが、当時、私は南方熊楠をよく知らず、関心がなかった。

その後、あることがきっかけで、南方熊楠を読みはじめた頃、図書館でこの本を目にし、手元においておきたくなった。
すでに絶版となっていたので、価格がいくらだったか忘れたが、ネットで手に入れた。
かなり汚れのめだつ古書だったが。

 そのあたりは、私のWebサイトにも書いたことがある。
 http://yamaoji-hp.web.infoseek.co.jp/books.html

今日も、一瞬、「持ってるんだけどなあ……」と躊躇したものの、みつけた嬉しさが先にたち、手にとってレジに向かった。
勘定をすませた後、レジの店員さんに、「この本はめったにない本なんですよ、Amazonでも高い値段がついてる」なんて得意げに言ってしまった。
店員さんは、「そうなんですかあ。絶版なんですか?」と言っていたが、「失敗した(もっと高い値段をつけておけばよかった)」なんて顔は、もちろんしていなかった。
むこうは、あくまでもマニュアル通りにやる商売だから。

本の価値は、やっぱり読む人(コレクターもいるけど)が決めるものなんだなあ。


【参考サイト】
e-honサイト
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000018818146&Action_id=121&Sza_id=F3

|

« 【歩】枝垂桜 | トップページ | 【歩】さくら、さくら »

【読】読書日誌」カテゴリの記事

南方熊楠」カテゴリの記事

こんな本を手に入れた」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【読】大型古書店で:

« 【歩】枝垂桜 | トップページ | 【歩】さくら、さくら »