【歩】おいてけ堀
昼休み、錦糸町界隈を歩いていたら、こういうものを発見。
そうか、これが「おいてけ堀」の跡だったんだ。
錦糸堀公園の一角。
すぐ近くの職場に通いながら、通勤経路からはずれているため、これまで見たことがなかった。
― Wikipediaより 抜粋 ―
置行堀(おいてけぼり、おいてきぼり)は、本所(東京都墨田区)を舞台とした本所七不思議と呼ばれる奇談・怪談の1つで、全エピソードの中でも落語などに多用されて有名になった。「置いてけぼり」の語源とされる。
江戸時代の頃の本所付近は水路が多く、魚がよく釣れた。ある日仲の良い町人たちが錦糸町あたりの堀で釣り糸を垂れたところ、非常によく釣れた。夕暮れになり気を良くして帰ろうとすると、堀の中から「置いていけ」という恐ろしい声がしたので、恐怖に駆られて逃げ帰った。家に着いて恐る恐る魚籠を覗くと、あれほど釣れた魚が一匹も入っていなかった。
この噺には他にも
「現場に魚籠を捨てて逃げ帰り、暫くして仲間と一緒に現場に戻ったら魚籠の中は空だった」
「自分はすぐに魚籠を堀に投げて逃げたが、友人は魚籠を持ったまま逃げようとしたところ、水の中から手が伸びてきて友人を堀に引きずり込んで殺してしまった」
「釣り人以外にも、魚を持って堀を通りかかった人が魚を奪われた」
「声を無視していると金縛りに遭った」
などの派生した物語が存在する。
本所の置行堀の怪異の正体は諸説あるが、根強いのは河童の仕業という説、タヌキの仕業という説である。
河童説においては、付近の隅田川、源森橋、錦糸堀、仙台堀に河童の伝承があることが根拠とされており、実際にその伝承にちなみ、墨田区江東橋の錦糸堀公園には河童像が建てられている。
本所七不思議といえば、もちろん、宮部みゆきさんのこの小説。
『本所深川ふしぎ草紙』
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