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2011年6月22日 (水)

【震】Into Eternity 「永遠に」

暑い一日だった。
汗をかきかき、渋谷の上映スペースへ。

20110622_uplink

大きな映画館を想像していたが、ちいさなビルの二階にある、40~50人も入ればいっぱいになりそうなスペースだった。
http://www.uplink.co.jp/top.php

『100,000年後の安全』
 マイケル・マドセン監督 2009年 79分

 上映情報
  http://www.uplink.co.jp/x/log/003949.php

 映画『100,000年後の安全』公式サイト
  http://www.uplink.co.jp/100000/

Into_eternity_pamph1Into_eternity_pamph2 

原題は「Into Eternity」(永遠に)
こちらの方が、この映画に描かれた世界の不気味さがよく伝わってくる。
邦題の「100,000年後」は、「十万年後」と書くよりも時間の長さが感じられ、これはこれで秀逸かも。

原子力発電所で使われた燃料は、使用後も放射性物質を出し続ける。
それも、気の遠くなるような長期にわたって。
それが、つまり、十万年ということ。

放射性廃棄物の処分について、これまで誰も本気で考えてこなかった。
いや、いろいろ考えてはきたのだろうが、最終的にどうすればいいのかわからないまま、貯まり続けているのが現状だ。
いったいどうする?(どうしてくれる?)

<毎日、世界中のいたるところで原子力発電所から出される大量の高レベル放射性廃棄物が暫定的な集積所に蓄えられている。その集積所は自然災害、人災、および社会的変化の影響を受けやすいため、地層処分という方法が発案された。フィンランドのオルキルオトでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定し、固い岩を削って作られる地下都市のようなその巨大システムは、10万年間保持されるよう設計されるという。廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され、二度と開けられることはない。しかし、誰がそれを保証できるだろうか。……> (会場で配布されていたチラシより)

使用済核燃料の中間貯蔵施設の実映像が不気味だった。
これとおなじものが、日本にもたくさんあると思うと、ぞっとする。

日本では、最終処分場が決まらないまま、原発の稼働が続いている。

会場で販売していた公式パンフレット(発行:アップリンク)に、小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の文章がある。
「どうしても放射性廃棄物を捨てるなら、東京に」という言葉は、アイロニー(皮肉・反語)ではない。

「100,000年後の安全」 公式パンフレット (発行:アップリンク)

Into_eternity_booklet

たくさんの人に観てもらいたい映画だ。


【参考】 小出裕章さんの著書

 

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コメント

私が見た映画館も小さくて、観客は、50人くらい入れるところに15人でした。
最後に風の音だけが聞こえる・・・
不気味でした。
放射性廃棄物をどうするか、、、人類が真剣に考えていかなくてはならない事だと思います。

投稿: モネ | 2011年6月22日 (水) 23時25分

>モネさん
私が行ったところも15人ぐらいしかいませんでした。
平日だったせいかもしれません。
日によっては立ち見がでた時もあったようです。
この映画に描かれた放射性廃棄物のことを、たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。
まったく、ひとごとではありませんね。
私たちの日本国はどうするのでしょう。

投稿: やまおじさん | 2011年6月23日 (木) 11時26分

いい映画ですね。最終廃棄物、環境省の南川は「最終処分場は福島以外に考えられない」と福島県知事に言ったのが6月9日。
 わたしの案。原発に賛成した人たちには少し、かなり積極的に賛成した人にはやや多く、東電から鼻薬を嗅がされた人にはかなり多く、今も安全だといっている人にはたくさんプレゼントしてあげよう。東電関係者たちにはてんこ盛りにね。
 10万年か、あとのことは知ったことじゃないというわけか。それ位、気を大きく持たないと世の中渡っていけないということか。
 朝日新聞はその映画については全くネグレクト。管おろしに血道をあげています。
 もう、こうなったら若い人たちに期待します。
 

投稿: ろくろくび | 2011年6月23日 (木) 17時08分

>ろくろくび さん
放射性廃棄物は国会議事堂に保管すればいい、と言った人もいましたね。
日本には絶対安全という場所はないのかも。
フィンランドのオンカロも、どうなんでしょうか。
原発反対・賛成に関係なく、このやっかいなしろものをどうするのか、心配でなりません。

投稿: やまおじさん | 2011年6月23日 (木) 22時52分

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