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2011年6月27日 (月)

【震】巨大地震にどう備えるか

いつになるのか誰にもわからないが、そう遠くないうちに巨大地震が再び起こりそうな気がする。
起こってほしくはないが、「大地動乱の時代」に生まれあわせてしまったのだから、しょうがない。

いつ起こるかわからない地震にただ怯えているだけでは、精神衛生上よくない。
「備えあれば憂いなし」だ。

きのうの東京新聞朝刊 「サンデー版+テレビ」 に、こんな記事があった。

2011/6/26(日) 東京新聞 朝刊
 世界と日本 大図解シリーズ №998
  「巨大地震 震災と日本」

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3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災を引き起こした地震)は、「プレート境界型」とか「海溝型」と呼ばれる種類の地震。
いっぽう、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災を引き起こした地震)は、これとは発生のメカニズムが違う「活断層型」の地震だった。

ちなみに、「震災」と「地震」がこの記事でも混同されて使われているが、「震災」とは「地震」が引き起こした災害である(今回は津波災害がひどかった)。
「放射能」、「放射性物質」、「放射線」という用語が混同されて使われているのと、似ている。

 放射線を出す物質が放射性物質
 放射能は放射線を放出する「能力」。
 (もっと厳密に言うと、原子核が放射線を出してより安定した原子核に変わる性質)
 人間に害を及ぼすのは放射線であって放射能ではない。

私は、区別して使いたい。

この特集では、発生確率の高い「プレート境界型地震」について、30年以内に起こる確率が、予想される地震の規模(マグニチュード:M)とともに地図に示されている。
国の地震調査研究推進本部が公表している、主要な活断層や海溝型地震の長期評価結果によるもの。

下記サイトに情報源あり。
 長期評価 - 地震調査研究推進本部
  http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02.htm
   主要活断層帯の位置および海溝型地震の発生領域と主な長期評価結果
   (上記サイト内に画像で掲載されている)

確率が異常に高く、気になるのは、次のような地域だ。
(東京新聞記事から抜粋)

■三陸沖北部地震
 M8.0前後 0.5~10%
 M7.1~7.6 90%程度

■宮城県沖地震
 M7.5前後 99%
■三陸沖南部海溝寄り地震
 M7.7程度 80~90%
(上記二つが同時発生の場合はM8.0前後)

■茨城県沖地震
 M6.7~7.2 90%以上
■南関東のM7程度の地震
 M6.7~7.2程度 70%程度
■東海地震
 M8.0程度 87%程度

■東南海地震
 M8.1程度 70%程度
■南海地震
 M8.4程度 60%程度
(上記二つが同時発生の場合、M8.5程度)

(続く)

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