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2011年6月17日 (金)

【読】寺田寅彦

このところ地震関係の本を読んでいて、気になる人があらわれた。
寺田寅彦。
そういえば、これまで読んだことがなかった。
図書館から何冊か借り、本屋で買ったりして、読みはじめている。
明治から昭和のはじめにかけて活躍した、この有名な学者さんの随筆が、すこぶるおもしろい。

すこし読んでみようと思う。

― Wikipedia より ―
寺田 寅彦(てらだ とらひこ、1878年(明治11年)11月28日 - 1935年(昭和10年)12月31日)は、戦前の日本の物理学者、随筆家、俳人であり吉村冬彦の筆名もある。高知県出身(出生地は東京市)。
……寅彦は自然科学者でありながら文学など自然科学以外の事柄にも造詣が深く、科学と文学を調和させた随筆を多く残している。その中には大陸移動説を先取りするような作品もある。「天災は忘れた頃にやってくる」は寅彦の言葉といわれるが、著書中にその文言はない。
今日では、寅彦は自らの随筆を通じて学問領域の融合を試みているという観点からの再評価も高まっている。
漱石の元に集う弟子たちの中でも最古参に位置し、科学や西洋音楽など寅彦が得意とする分野では漱石が教えを請うこともあって、弟子ではなく対等の友人として扱われていたと思われるフシもあり、それは門弟との面会日だった木曜日以外にも夏目邸を訪問していたことなどから推察できる。そうしたこともあって、内田百間らの随筆で敬意を持って扱われている。……

       

博物学ということばがある。
私は好きだ。
寺田寅彦という人、博物学の人ではないだろうか。
なにやら、私の好きな南方熊楠に似ているところがあるようにも思う。

まだそれほど読んでいないので、わかったようなことは言えないが。

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コメント

 わたくしも大好きです、寺田寅彦さん! 還暦の数年前に亡くなっているのですね。昔の人は、老成というか、若くして「大人」になるのですね・・・。ところで、ウグイスの鳴き声が今年はよく聞こえるのですよ。家のなかにいて、鳥の声に耳を傾けるのは、なんだかシアワセだなあとPCの前で頬杖をついています。

投稿: みやこ | 2011年6月19日 (日) 07時46分

>みやこ さん
アンソロジーの編者・池内了さんも、こう書いています。
「彼の全随筆を概観してみると、映画論、美術論、作家論など、文人科学者らしく実に幅広い。57歳になったばかりで亡くなった寺田寅彦なのに、これほど多くの文章をいつ書いたのだろうと思うぐらいである。明治の人間らしく凝縮された時間を密度高く生きたのだろう。……」

ウグイスの鳴き声が聞こえますか。いいですね。
このあたりも野鳥は多いですよ。

投稿: やまおじさん | 2011年6月19日 (日) 10時56分

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