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2011年8月10日 (水)

【読】【震】赤坂憲雄×津島佑子 対談

東京新聞ばかりで恐縮だが。
昨日(8/9)の夕刊記事。

2011/8/9(火) 東京新聞 夕刊 5面
 「選択の夏 ポスト3.11を生きる」 <上>
  対談 赤坂憲雄(民俗学者)×津島佑子(作家)
 三回連続予定

20110809_tokyo_shibun_taidan

赤坂憲雄さんは東京生まれだが、長く「東北学」を提唱し、東北芸術工科大学東北文化研究センター所長を務めた人。
津島佑子さんは、よく知られているように、太宰治の次女である。
東京生まれだが、東北は彼女のルーツだ。

この対談で二人が率直にしゃべっている内容に、私は深く同意したのだった。
メディアがさかんに発する「言葉」は、信用がならない。

津島 東日本大震災では、地方の過疎化、高齢化問題など、先送りにしてきた多くの行きづまりがあぶり出されていますね。東北の人は我慢強い、などと繰り返しメディアで言われると、我慢を強いるニュアンスを感じさせられて不愉快になりました。

赤坂 「がんばろう東北」の呼びかけ、そして宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」が引き合いに出されたのも、嫌でしたよね。

津島 根性論なんですよ。サッカー選手がスポーツの文脈で「オールジャパン」と言ったのに、マスメディアがそれに乗ってしまったのかなと。日本はひとつ、じゃない。いろんな文化が混在することが日本の面白さなんです。もちろん、日本全体で支えようという気持ちはわかるんだけれど。


つい最近、一冊の本を手に入れた。
まだ読んでいないけれど。
(あいかわらず、気になる新刊書は買わずにいられない)

『「東北」再生』
 赤坂憲雄、小熊英二、山内明美
 イースト・プレス 2011/7/15発行
 141ページ 1000円(税別)

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コメント

津島佑子に賛同。まさに「創られた東北」です。もともとは南方に合う米作を日本の東北でも可能にするため「我慢強くあるべき」から「根っから我慢強い東北人」にすり替えたんじゃないのかな。東北の人は素朴、純朴などのイメージもあるし。宮沢賢治ブームもそうした一環じゃないのかな。わたしなんか、「宮沢は山師だ」と思っているので。大体にしてから、津軽も宮城も一括して「東北」という言い方が変。
 ここは、こだわりたい。「わたしは秋田出身」と。
でも、そういうと、雪深い山奥育ちを連想する人もいるけど、市内なので、コンクリートに囲まれていた。たぬき、蛍をみたのは、今のヨコハマに出てから。

投稿: ろくろくび | 2011年8月10日 (水) 13時56分

>ろくろくび さん
たしかに、安易に「東北」とひと括りに語ってしまうことは気をつけたい、と自戒しています。
私としては、陸奥とか、津軽、南部、庄内、といった呼び方にひかれます。

投稿: やまおじさん | 2011年8月10日 (水) 14時43分

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