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2011年8月 6日 (土)

【楽】国立「地球屋」ライブ

昨夜(8/5)、国立南口のライブハウス「地球屋」へ。

トンコリ奏者 OKIさんが出演するライブを聴いてきた。
OKIさんの音楽は、これまでCDでしか聴いたことがなかったので、トンコリの演奏をこの目で見たかったのだ。

国立 地球屋
 http://www.chikyuya.info/


201108050003201108050001

「地球屋」へは、ずいぶん前に須藤もんさんが出演するライブで行ったことがあった。
国立駅南口の大学通りの東側、商店街が切れて一橋大学の敷地にさしかかる手前にある。
階段を降りた地下にある、さほど広くもないライブハウスだ。

開場予定の午後7時半前に着いたが、まだリハーサル中だった。
OKIさんのトンコリの音が聴こえていた。
午後8時前に開場。
開演は8時をまわっていた。


TAM TAM 楽団  (最初のステージ) 
これが素晴らしくノリのいい、アフロバンドだった。

店に入った時受付にいた、いやに派手な恰好のお姉さんが、なんとこのバンドのボーカルだった。
キーボード、ギター、ベース、ドラムス、それにサックスが一本。
さらに、アフリカの楽器(小脇にかかえる太鼓と、丸い胴の珍しいアフリカ弦楽器)を演奏するお兄さん。
(楽器の名前が紹介されたが、忘れてしまった)
ボーカル・パーカッションを加え、全部で7人の編成。
歌詞はほとんどアフリカの言葉。

編成はちがうが、こんな音楽だ。
 You Tube 「tam tam 楽団 @晴れたら空に豆巻いて」
  http://youtu.be/Nf3GBmtm644

もともとは、ジャンベなどの打楽器中心の活動をしているという。
サックスのお兄さんが、ちょっととぼけた表情で、間近で見ていて飽きなかった。


OKI (ソロ)  (二番目のステージ)

トンコリと歌の演奏。
二種類のトンコリを使っていた。
ムックリも用意していたが、最後まで使わなかった。

私がこれまで勝手にイメージしていたOKIさんとは、ずいぶん感じがちがう。
寡黙でとっつきにくい人かと思っていたのだが、饒舌だった。
つい最近まで行っていたモンゴルでのエピソードなど、面白かった。

私はステージの目の前(最前席)で、開演前の準備からずっと見ていた。
(私の足元に大音響のスピーカーがあったので、音響的には厳しい場所で聴いていたが……)
エフェクターというのだろうか、かなり音を加工して流す演奏スタイルなので、トンコリの素朴な音が聴けず、私としてはちょっと残念。

それでも、私の目の前1メートルぐらいで演奏する姿に、釘づけになっていた。
5弦の素朴な楽器を、開放弦のまま両手でつまびくトンコリ演奏。
樺太アイヌの伝統楽器を現代に蘇らせた、不思議な世界だ。

ステージにあがる時、直前の「TAM TAM 楽団」へ、「Very Badな演奏だった!」と言っていたが、これはほめ言葉だそうで。
Badは、今風の「ヤバイ」。
とっても「ヤバイ」演奏だったという賛辞を、OKIさんは贈ったのだ。


REGGAELATION INDEPENDANCE  (最後のステージ) 

このバンドがまた大編成で、狭いステージにあがり切れないほどの8人編成。
キーボードはなく、ギター、ベース、ドラムスと、パーカッションが二人。
フロントに三管(トランペット、トロンボーン、サックス)。
セッティングに時間がかかる。

スピーカーを通した大音響が炸裂する演奏だったが、上出来の音楽。
ノリのいい、アフロバンド。

こんな感じの音楽だ。
(昨夜のメンバー、編成は若干ちがうが、サックスとトロンボーンはこの二人だった)

 You Tube
 「REGGAELATION INDEPENDANCE Live@Cozmoscafe 2010.6.19」
  http://youtu.be/aF4GCht4Yn8
 「Reggaelation Independance」
  http://youtu.be/iE_x87oarYg


いちばん最後に、OKIさんがギターとボーカルでゲスト参加して2曲。
たぶんOKIさんのアイヌ語の曲だと思う。
写真は遠慮していたが、最後の盛り上がりだけ撮らせてもらった。
(左がOKIさん)

ぶっつけ本番に近いジャム・セッションだったらしく、このバンドの演奏前に、かなり細かい打ち合わせをしていた。
セッションはちょっと無理があったようにも感じたが、管楽器が巧みにバックアップして、これはこれで聴きごたえがあった。

OKIさんが最後にいわく、「バンドに入れてください」。
もちろん冗談だが、それほどこのバンドの演奏は上質ですばらしいものだった。


201108050006


すべてのステージが終わったときには、午前零時をまわっていた。
かろうじて国立から中央線上り電車に乗り、国分寺下車、タクシーで帰宅した。

ひさしぶりに、ライブの興奮と楽しさを味わったなあ。
大音響に耳がおかしくなったけど、狭いライブハウスではいたしかたない。


CHIKAR STUDIO (OKIの公式サイト)
 http://www.tonkori.com/
 スケジュール
  http://www.tonkori.com/schedule

  

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