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2011年10月26日 (水)

【読】さよなら、どくとるマンボウ

作家の北杜夫さん(本名 斎藤宗吉)が、24日、84歳で亡くなった。

【北杜夫さん死去】重厚な純文学と、ユーモア作品が同居  - MSN産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/111026/art11102613280007-n1.htm
東京新聞:北杜夫さん死去:社会(TOKYO Web)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011102602000187.html
北杜夫を偲ぶ - 特集の本棚 - 本に出あう - BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
 http://book.asahi.com/book/feature/0126.html

高校生の頃、私は北杜夫のファンだった。
ちょうど、「楡家の人びと」「白きたおやかな峰」などが出版された時期だ。
「どくとるマンボウ」シリーズや「へそのない本」「高みの見物」「怪盗ジバコ」なども懐かしい。

まったく偶然なのだが、先週土曜日、市立図書館の「リサイクル本」(除籍した本の処分)で、「牧神の午後」(昭和50年・中央公論社版)をもらってきたところだった。
なにやら、因縁めいたものを感じる。

高校2年から3年にかけて私は山岳部に所属していたので、「白きたおやかな峰」には特別の愛着がある。
あの頃、新潮社から「純文学書下ろし」シリーズという、ケース入りのハードカバーがたて続けに出版されていた。
その中の一冊で、きれいな白い外箱が印象に残っている。
私が持っていたあの本は、どこに行ったのだろう。憶えていない。

Amazonをみると、ハードカバー(左)と文庫(右)があった。
「白きたおやかな峰」の文庫は私も持っている。
本の整理をする度に処分しようと思いながら、なぜか残ってしまう。

 

年齢をみて気づいたのだが、私の母親と同世代だったんだな。
さびしい。

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