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2011年10月25日 (火)

【読】「本の整理」後日談

先週整理した本を古本屋に持っていったら、予想外の金額で買い取ってもらえた。
行き先は大型古書店(新古書店と呼ばれる類いのチェーン店)だ。
「BOOK O●F」ではない。
「ブックセンターい●う」の国分寺店(国分寺駅南口)。
伏字にほとんど意味がないけど(笑)。

このチェーン店にはよく行く。
新書、文庫で珍しい掘り出し物をみつけることが多い。
『南方熊楠を知る事典』(講談社現代新書・1993年)をみつけたのも、この店(国分寺店)だった。

 → 2011年4月 3日 (日) 【読】大型古書店で
   http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat8005563/index.html

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今日持って行ったのは、大き目の段ボール箱で一箱ぐらい。
新書と文庫がほとんどで、値段のつきそうもない本が多かった。
(もちろん、値段がつかず返却となる本も多かったはずだが、そのまますべて置いてきた)
買い取り価格に期待はしていなかったが、1500円と2000円の間。

これを 「リーズナブル」 と言う。
(reasonable : 道理にかなった、正当な、適切な)
ある人が教えてくれたように、こちらが「納得できる」価格・金額だった。

実際には下の写真よりもやや少ない。
(惜しくなって残したものがあるから)

201110220004

さて、ここからは脇道にそれる。

勢古浩爾さんの 『アマチュア論。』 (株式会社ミシマ・2007年) を読んでいたら、こんな一節があった。
長くなるが、面白かったので。
(上に書いた「リーズナブル」につながるハナシ)

<テレビのとんちんかんもある。わたしもひとのことはいえないが、「ぐるナイ」(日本テレビ系、金曜日19時)の「ゴチになります!」のファンである。高級料理店で自分が選んだ料理を食べ…(略)…。でてくる料理は、通常は一品で数千円、高いものは一万円を超えるものもある。ところが、番組の最後に 「お店ではリーズナブルなメニューも用意してあります」 といったメッセージがでるのだが、あれはダメである。/番組を見た視聴者から 「こんな高い店はとても無理」 と敬遠されることを避けるために、「あなたたち一般人、はっきりいえば貧乏人にも食べられる手頃な価格(=リーズナブル)の料理もありますよ」 ということをいいたいのだろうが、間違っている。>

<リーズナブルとは 「理にかなっている、正当な、適切な」 ということである。一万円でも十万円でも百万円でも、その価格と商品価値が適切であると思われるならリーズナブルなのである。どこでそうなったのかは知らないが、安価ということではないのである。ゆえに、当該メッセージは結果的に 「番組で紹介した料理はぼったくりだけどね」(アンリーズナブル=法外)ということを意味することになるのである。誰が考えたメッセージか知らないが、完全にアウトである。知ったかぶりの素人が考えた文章なのか。>

 ― 勢古浩爾 『アマチュア論。』 P.114-115 ―

こんな調子で、相変わらずの「勢古節」が気持ちいい本だ。
人それぞれ好みがあるので、誰にでも薦められる本でもないが……。

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コメント

コメントを入れようとしたら拒否されました、とのご連絡をいただいたので、自分で試してみます。これが入れば問題なし、なのですが。
勢古さんの『アマチュア論。』読了。
この人の本としては、★★☆☆☆(星二つ)という感じで、いまひとつでした。
細かいところで面白味はありましたが、どうも訴えるちからが弱いように感じました。
私にとって『思想なんかいらない生活』(ちくま新書)の衝撃を上回る著作は、その後、ないようです。

投稿: やまおじさん | 2011年10月25日 (火) 22時07分

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