【山】【読】いのち五分五分
図書館に予約しておいた本が、ようやく届いた。
人気のある本なのか、貼り紙がついていた。
「この本は、次に待っている方がいらっしゃいますので、なるべく早くお返しください」
こんな貼り紙は、初めて見た。
予約の行列ができているのかも。
山野井孝有 著
『いのち五分五分 息子・山野井泰史と向き合って』
山と渓谷社 2011年7月5日発行
270ページ 1800円(税別)
書名にあるとおり、著者は、クライマー 山野井泰史さんのお父さん。
新聞広告をみて、読みたいと思っていた本だ。
「いのち五分五分」というタイトルもいい。
<泰史が先か、私が先か――。生死の境で苦悩してきた先鋭登山家の親が綴る「いのち」への想い。日本を代表する先鋭的な登山家・山野井泰史を、危険な登攀に送り出す度に生還を願い、不安と戦いながら、ともに「挑戦」してきた父・孝有(たかあき)。高齢になった自分の寿命と山で死ぬかもしれない息子の「いのち」。その不安と葛藤の日々を真っ向から綴った感動の実話。> ― Amazonより ―
私が敬愛するクライマー 山野井泰史さんについては、これまで何度か書いたことがある。
下記リンクのカテゴリーで、まとめてご覧いただきたい。
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat22962637/index.html
もう一冊、図書館から借りて読んでいる本がある。
私のまったく知らない著者だったが、Twitterの縁で知った。
廣川まさき 著 『ウーマンアローン』
集英社 2004年11月23日発行
252ページ 1500円(税別)
著者は女性(念のため)。
1972年生まれというから、若い人だ。
<第2回開高健ノンフィクション賞受賞作
伝説の日本人の足跡を訪ねるため、女一人、初めてのカヌーを繰ってアラスカ・ユーコン川下りに挑んだ著者。様々な表情を見せる自然、人々との交流。それは楽しい学びの時でもあった。> ― Amazon より ―
廣川まさきさんのサイト
ノンフィクションライター廣川まさき・ウエブホームページ
http://web.hirokawamasaki.com/
この人の最新作も、読んでみたいと思わせる本だ。
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コメント
いい本読んでいますね。以前にも「貧民の帝都」を紹介していましたね。愚かにも、「貧民の帝都」は知らなかった。近日中になんとかします。わたしの故郷でも「ほいど」と大人が言っていた。貧乏が当たり前の時代でした。JRではなく国鉄。わたしの父は機関区に務めていたことをふと思い出し、昨日、寸又峡の蒸気機関車鉄道に乗ってきた。やまおじさんのおかげです。
投稿: ろくろくび | 2011年11月14日 (月) 19時56分
>ろくろくび さん
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
ご参考になれば幸いです。
SLは、私が高校生の頃まで北海道でも現役で走っていました。
当時つきあっていた同級生のお父さんがSLの機関士で、憧れたものでした。遠いおもいで。
投稿: やまおじさん | 2011年11月14日 (月) 20時13分
塩見鮮一郎さんの『貧民の帝都』について。
塩見さんご自身のサイトに、記事(自著を語る)が載っています。
ご参考まで。
塩見さんのサイト
http://www014.upp.so-net.ne.jp/siosen/index.html
『貧民の帝都』(新聞記事)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/siosen/home_075.htm
投稿: やまおじさん | 2011年11月15日 (火) 07時28分