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2012年1月22日 (日)

【読】鯨と原子炉

「鯨と原子炉」 という魅力的なタイトルの本を知り、図書館から借りてきた。

ラングドン・ウィナー 著/吉岡斉・若松征男 訳
 『鯨と原子炉 ―技術の限界を求めて―』
 紀伊國屋書店 2000/2/10発行
 306ページ 2600円(税別)
  Langdon Winner
  THE WHALE AND THE REACTOR
   A Search for Limits in an Age of High Technology
  1986 by The University of Chicago

タイトルから想像した、「エコロジーの観点からのテクノロジー批判」(訳者あとがき) の書ではなかった。
以下、本書カバーより。

<原子炉に代表される暴走するテクノロジーの発展は止めようがないのか。私たちはいかなる技術的世界を想像しようというのか。著者は技術に絶対の信頼を置く「技術的夢遊病」からの脱却を求め、技術文明のあり方についてはさまざまな選択肢があることを問いかけ、その選択決定のための「技術の政治哲学」の構築をはかろうとする。……>

「政治哲学」 とは、これまた難しそうで、序文を読んだところで投げ出そうかと思ったほどだが、本文を読み始めると著者の言いたいことが理解できそうな気がした。
内容は難しいが、訳文が読みやすい。
というわけで、しばらくのあいだ、この本を読んでみようと思う。
正直に言うと、このての翻訳ものは苦手なのだが。


この本を知ったのは、松岡正剛さんのサイトだった。

松岡正剛の千夜一冊
 http://1000ya.isis.ne.jp/
  1448夜『鯨と原子炉』ラングトン・ウィナー|松岡正剛の千夜千冊
   http://1000ya.isis.ne.jp/1448.html

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