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2012年1月12日 (木)

【震】「核燃料サイクル」という幻想

Facebookでは紹介したのだが、ここにも書いておこう。
今日(2012/1/12)の東京新聞朝刊トップ記事。

東京新聞:再処理工場 MOX燃料工場 批判の中 再開着々:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011290070136.html

<福島第一原発事故を受けた新たなエネルギー政策が決まっていないのに、使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」事業の中核的な二施設で、試験運転や建設を再開する動きが出てきた。核燃料サイクルは中止になる可能性があり、そうなれば不要な施設となる。専門家からは批判の声が出ている。>

<核燃料サイクルをめぐっては、本紙の調べで、四十五年間に少なくとも十兆円が投じられたことが判明。電気料金の一部が主な原資となっているが、サイクルが完成するめどは立っていない。今夏をめどに決まる新政策でも、核燃料サイクルの存廃が最大の焦点だ。>


これだもんなあ。
税金の無駄遣いとしか思えない。

あの「事業仕分け」は、いったいどこに行ったのだろう?

同じく東京新聞の昨日(2012/1/11)の記事(こちら特報部)。
ただし、ネットでは記事の前文しか読めない。


東京新聞:原子力ムラを温存し、消費増税はありえない:特報(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2012011102000060.html


<野田佳彦首相が年頭会見であらためて表明した消費税の増税案。公約違反という批判もあるが、有権者の憤りは政権交代の際に約束された官僚の利益構造などの一掃がなされないまま、政権が増税に走りだしたことだ。そうした「むだ遣い」の典型が原子力ムラだ。福島原発事故後、原発推進派の舞台裏として多くの公益法人などがあぶり出されたが、少しは掃除されたのか。検証してみた。 (上田千秋、小坂井文彦)>

以下、記事から抜粋。
「仕分け、仕分け」と騒がれたわりに、たいしたことはしていない。

■2009年11月 仕分け第一弾
・原発の検査などを行う独立行政法人「原子力安全基盤機構」の原子力安全・保安院への統合 → その後、統合に向けた話し合い無し
■2010年4~5月 仕分け第二弾
原子力関連の公益法人の事業で廃止の必要性が指摘されたのは、わずか2件。
ともに根幹にかかわる事業ではない。
・独立行政法人「日本原子力研究開発機構」の「東京・上野事務所によるシステム計算科学センターの運営」
・財団法人「日本原子力文化振興財団」の「核燃料サイクル施設見学会」
※この二つには笑ってしまう。
■2010年10~11月 仕分け第三弾
・エネルギー対策特別会計の電源立地対策費(文科省分)について、「10~20%の予算圧縮」の必要性が指摘された → 2011年度予算で概算要求から減ったのは、2.9%のみ
・電源利用対策費(同)も10%圧縮を求められた → 2.3%減
■2011年11月 政策仕分け
「エネルギー特会制度の存廃も含め、抜本的な見直しに踏み出していくべきである」と指摘しつつも、「関係閣僚間でぎろんする場を設けることを提言する」と、極めて歯切れが悪い

以下、再び引用(というか、記事からコピペ)。

<浪費の象徴と批判されている高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)についても、存廃議論を先送りし、来年度予算案では前年度比2割減の175億円を計上した。主な原子力予算は前年度予算より、わずか1.1%減の4,188億円。今夏の総合的なエネルギー政策の検討後に大ナタを振るうという「釈明」もある。そうであるならば、なぜ消費増税だけを急ぐのか。>

記事には、蓮舫大臣の颯爽たる(?)姿の写真も載っている。
ああ、あれも皆、パフォーマンス(茶番)だったのだな。
私も、あやうくだまされるところだった。

「大ナタ」を振るう気など、民主党政権には、まったくないのだろう。
まあ、自・公もダメだろうけど。

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コメント

原発の使用済み核燃料の問題は
子供の頃の鉄腕アトムの漫画を思い出させます。
地下にため込んだ使用済み核燃料が
爆発する場面です。
手塚治虫は偉大です。
あの頃からコンピュターとかも話題にしてました。

投稿: eba | 2012年1月13日 (金) 00時08分

>ebaさん
よく憶えていらっしゃいますね。
私には、鉄腕アトムの記憶があまりありませんが、アトムの誕生が1951年だと知り、私たちのアイドルだったんだなと、感慨ぶかいものがあります。
たしかに手塚さんは、今思うと、スケールの大きな人でしたね。

投稿: やまおじさん | 2012年1月13日 (金) 11時07分

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