【読】こんなステキな本があった
本棚の整理というか全面的な棚卸しをしていて、こんな本をみつけた。
忘れていたわけではないが、何年も開いていなかった本だ。
読む本ではなく、ゆっくり眺める本。
坂本直行さんの絵も文章も、ステキだ。
ケースに入っていて、カバーをはずすと布張りの表紙。
たいせつにしたい。
坂本直行 『スケッチ画集』
ふたば書房 1999年8月21日発行
21cm 293ページ 4660円(税別)
坂本直行の名前を知らない人でも、六花亭の包装紙に使われている草花の絵をいちどは見たことがあるはず。
この本は、何年も前に北海道の帯広あたりを旅し、中札内村の坂本直行記念館を訪れたときに購入したものだ。
六花亭
http://www.rokkatei.co.jp/
六花亭 中札内美術村
http://www.rokkatei.co.jp/facilities/
機会があれば、ぜひまた訪ねてみたい場所。
写真は、中札内美術村の「北の大地美術館」(2004年4月撮影)。
【参考】 ― Wikipedia 坂本直行 より ―
坂本 直行(さかもと なおゆき 1906年(明治39年)7月26日‐1982年(昭和57年)5月2日)は北海道出身の画家。北海道開拓民。郷士坂本家8代目当主。「直行」を有職読みした「ちょっこう」で知られる。
1906年に郷士坂本家7代目当主坂本弥太郎、直井夫妻の次男として釧路市で出生。1911年に5代目当主の坂本直寛が死去し、彼の経営していた農場の施設の管理、処分のために、坂本家は1914年に札幌市に転居した。直行は父の勧めで北海道大学農学実科に進学。在学中は山岳部に在籍し、登山に親しんだ。1927年の大学卒業後は温室園芸を学ぶために東京都の温室会社に就職。その後札幌で温室園芸会社を起業するが、父の資金援助がなかったこともあり頓挫してしまう。
1930年に北海道大学の同窓とともに、札幌の実家に帰らないまま十勝支庁の広尾郡広尾に農場経営のために転居し、同地の野崎牧場で働き牧場経営を学ぶ。1936年に25町の土地を取得し、牧場を経営を始める。その間ツル夫人と結婚し7人の子どもを儲ける。またこの時期、北海道大学山岳部OBとしてペテガリ岳登頂計画に参加したほか、北海道の自然をモチーフとした風景画や植物画を書き始める。1957年に第一回の個展を札幌市で開き、その成功をうけ1959年に東京で個展の開催。以降画業に専念することになる。1960年には札幌市にアトリエを構え、画題を求めてヒマラヤやカナダなどを旅行し始める。1974年北海道文化賞受賞。1982年にすい臓がんのために札幌市で死去。
【補足】 有職読み(ゆうそくよみ)は、古来からの慣例に従って、漢字で書かれた語を特別な読み方で読むこと。故実読み(こじつよみ)、名目(みようもく)、名目読みと同じ。例として「笏(こつ)」を「しゃく」と読む、「定考(じようこう)」を「こうじょう」と読むなどがある。 ― Wikipedia より ―
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コメント
とても素敵な画集ですね。
手元においておきたい1冊。
六花亭の包装紙は、いつもとっておきます。
いつかゆっくり、北の大地を歩いてみたい。
投稿: モネ | 2012年2月15日 (水) 22時14分
>モネ さん
六花亭の包装紙、私もとっておくようにしています。
北海道のあのあたりも、いいところですね。
投稿: やまおじさん | 2012年2月16日 (木) 16時24分