【雑】吉本隆明さん、逝く
きのうのラジオで、吉本隆明さんの死去を知った。
87歳。
お体の具合が悪そうだったので心配していたが、やはり、という感じ。
東京新聞 2012/3/16(金) 夕刊(D版) 一面記事より
吉本隆明さん死去 87歳
詩、評論「戦後思想の巨人」
戦後文学、思想に大きな影響を与え、「共同幻想論」などの著書で知られる評論家で詩人の吉本隆明(よしもと・たかあき)さんが16日午前2時13分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。87歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は未定。 =評伝9面
今年一月に肺炎で入院し、闘病を続けていた。長女は漫画家ハルノ宵子(よいこ)さん、次女は作家のよしもとばななさん。東日本大震災後も、科学技術と原発をめぐり発言していた。 (以下、略)
東京新聞:吉本隆明さん死去 詩、評論「戦後思想の巨人」 87歳:社会(TOKYO Web)
2012年3月16日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012031602000185.html
東京新聞:吉本隆明氏が死去 戦後思想に大きな影響:話題のニュース(TOKYO Web)
2012年3月16日 14時55分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012031601000920.html
私は、吉本さんからさほど影響を受けなかったが、70年代から80年代にかけて多くの若者に影響を与えた「巨人」だと言える。
吉本さんの、徹底した「自立の思想」は、今でも輝きを失っていないと思う。
敬愛していた叔父さんを亡くしたような気分で、さびしい。
ただ、今年の正月、週刊新潮に掲載されていた原発に関する吉本さんの発言記事には、首をかしげた。
科学技術へのあまりにも楽天的な信頼にもとづく原発維持論に、「吉本さんも耄碌したな」と感じたものだ。
| 固定リンク
「【雑】きまぐれ日誌」カテゴリの記事
- 【雑】2021年のアクセス・ランキング(2021.12.29)
- 【雑】ブログのアクセスログを見る(2021.11.04)
- 【雑】2021年、晴天続く(2021.01.21)
- 【雑】2020年を振り返る -12月-(2020.12.30)
- 【雑】2020年を振り返る -11月-(2020.12.30)
「吉本隆明」カテゴリの記事
- 【読】独学のススメ、ブログの効用(2016.01.09)
- 【雑】九月の雨(2014.09.01)
- 【読】肌寒い一日だった(2014.02.20)
- 【読】ジグザグ天気と読書(2014.01.30)
- 【読】吉本隆明という「共同幻想」(2014.01.29)
コメント