【読】だけど、くじけない
発売の知らせを受けてから、ずっと気になっていた本。
ちかくの図書館にあったので、借りてきた。
長倉洋海と東北の子どもたち
『だけど、くじけない 子どもたちからの元気便』
NHK出版 2012/2/25発行
長倉さんの写真がいい。
東北に住む9歳から13歳の子どもたちの言葉が添えられている。
胸をうつ。
「フクシマ」
わたし達はひばく地になった土地でくらしています。
もう地しんの前の日にはもどれないけど、
つなみやほうしゃのうの心配のない未来になってほしい。
[優香 11歳] 南相馬
大人の人たちは、
「福島原発」というふうに言う。
でも、本当は、東京の電力なのに、
福島県が悪いっていっているようで、
ちょっとつらいです。
[絵莉菜 12歳] いわき
また会いたい ~撮影を終えて~ 長倉洋海 より
<2011年9月から12月まで、被災した東北三県を撮影してきました。子どもたちの「いま」、中でも、さりげない日常の中から見えてくるものを捉えたいと思ったからです。 (中略)
せつなさや悲しみは写真に写るのだろうか。そして、自分にはそれを伝える力があるのだろうかと自問したこともあります。それでも、子どもたちの明るさの裏にあるさまざまな思い、つらさを乗り越えるたくましさ、ほかの人を思いやる優しさを写し込みたいと撮影を続けてきました。 (中略)
撮った写真一枚一枚に目を通しながら、子どもたちの笑顔にまた会いたいと強く思っています。>
長倉洋海さんのサイト
http://www.h-nagakura.net/
「近況」ページに、この本についての報告(2011/11/30)がある。
→ http://www.h-nagakura.net/recently.html
【参考サイト】
長倉洋海さんのプロフィール など
FUJIFILMのサイト 内 Fotonoma The Photographer
http://fotonoma.jp/photographer/
→ 長倉 洋海 | Fotonoma The Photographer
http://fotonoma.jp/photographer/2005_06nagakura/index.html
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