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2012年5月15日 (火)

【読】本が読める日々

ひさしぶりに 「読書日誌」。
身辺がそれなりに落ちついてきて、本が読めるようになった。

近くの図書館から借りてきて、読んでいる。
東大和市立図書館と、隣り町の東村山市立図書館が利用できるので、ありがたい。

ずっと前、小説 『浅草弾左衛門』 を読んでからというもの、すっかりファンになった塩見鮮一郎さんの本が中心。
この方の文章は、論理的でありながら、とても素直で読みやすく、独特の批評的な視点に刺激を受けることが多い。

今月にはいってから、こんな本を読んでいる。


塩見鮮一郎 『時刻表のクリティーク』
 お茶の水書房 1992年

「クリティーク」=批評。
amazonのリンク先にはカバーの画像がないのが残念。
時刻表、住宅情報誌、求人情報誌、果てはテレビゲーム「ドラゴンクエスト」を俎上にのせて、一種の文化批評が繰り広げられる。
ハッとさせられることばかりだった。
少しだけおおげさに言えば、私の生きている「時代」をこんなふうに捉えることができるんだな、という思い。

 

上原義広 『日本の路地を旅する』
 文藝春秋 2009年

ずっと気になっていた本。
「路地」とは、被差別部落を指す。
かつて、中上健次が「被差別部落」をこう呼んだという。
好ましい語感だ。
著者の熱い息づかいが伝わってくる、いい本だった。

 

塩見鮮一郎 『蘇る巨人―喜田貞吉と部落問題』
 河出書房新社 2009年

これも気になっていた本。
喜田貞吉という人を、よく知ることができた。
いわゆる「部落問題」について、勉強になった。

 

塩見鮮一郎 『死の周辺』
 三一書房 1996年

奥さまを癌で亡くした塩見さんご自身の体験記。
つらく、重い内容だが、感傷にとらわれない文章に救われる。
たんなる体験記ではなく、ましてや闘病記でもない。
末期癌、病院、ホスピス、近親者の死、葬儀といったことを、しっかり考え直すきっかけになりそう。
実名があげられている「昭和病院」「桜町病院」は、私も小平に住んでいたので、よく知っている。
塩見さんは、当時、小平に住んでいらした。
自転車で病院に通われた道筋は、私のよく知っている場所だった。

 

塩見鮮一郎 『四谷怪談地誌』
 河出書房新社 2008年

きのうから読みはじめた。
わかりやすく、面白いので、どんどん読めてしまう。
これまでよく知らなかった「四谷怪談」が、これほど面白いものだったとは。

 

【参考】
塩見鮮一郎さんのサイト
 http://www014.upp.so-net.ne.jp/siosen/

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