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2012年8月21日 (火)

【読】うらやましい死にかた

暑い。
蝉しぐれを聞き、扇風機の風にあたりながら書いている。

7月頃からほとんど本を読んでいないが、毎週末、北海道へ往復する電車と飛行機のなかで少しずつ読みすすめている本がある。

五木寛之 編 『うらやましい死にかた』
 文春文庫 2012年発行 195ページ 400円(税別)

「文藝春秋」誌上で、読者が実際に体験した「身近な人の死」をめぐる文章の募集をおこない、読者から寄せられた文章40篇が掲載されている。
ひとつひとつの身近な「死」の体験が重く、一篇読むたびに、しばらく考えこんでしまう。

こうして身近な人たちに看とられながら旅立っていった人は、しあわせだ。
たしかに、「うらやましい死にかた」だと思う。

<……「うらやましい死にかた」とは、必ずしも「立派な死にかた」ではない。もちろん、一読、襟を正すような厳粛な死の例もある。しかし、一見「さびしい死にかた」も、「滑稽な死にかた」も、どこか「間の抜けた死にかた」も、それぞれに心を打たずにはおかない。……>
  ― 本書13-14ページ 「ひとつの〝希望〟としての死」 五木寛之 ―

人の「死」をあれこれ思っていると、こんな歌のあったことを思いだした。

私が親しくしているMOTEL(須藤もん&対馬照)のふたりが歌う 「ハモニカ」 という歌だ。
親しい人を失った淋しさが歌いこまれている。
今の私の胸に、ことさら沁みる詞だ。

 ♪ 強い光が照りつける前に もう旅立って行くのね
   残していった照れくさそうな 癒されぬ笑顔を …  (一番)

 ♪ 暑い夏が街にやって来た あなたの旅立ちの後に
   憧れも涙の夜も 真新しい夏に …  (二番)

   ♪ 狂おしいあのさざめきは ひぐらしの声かな
       形なんて何もない 人の旅の最果て
     狂おしいあのさざめきは ひぐらしの声カナカナ
       あなたにも続いている この空も暮れて行く

  「ハモニカ」
  作詞:対馬照/須藤もん 作曲:須藤もん 歌:MOTEL
  アルバム 「檸月 Lemon Moon」 収録

アルバム情報はこちら。
http://homepage2.nifty.com/sudomon/album.htm

Motel_lemon_moon_1Motel_lemon_moon_2 

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