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2013年2月14日 (木)

【楽】My funny Valentine

今日は朝から曇天。
気温もなかなか上がらず、肌寒かったが、この時間になってようやく陽が射してきた。
午後2時半の気温、7度。

自転車で近所のスーパーへ買い物にでた途中、八重の梅が咲いているのをみた。

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ところで、もう何年も縁がなくなっているが、今日はヴァレンタイン・デイ。
ヴァレンタインといえば、毎年思うのがこの曲。

マイ・ファニー・ヴァレンタイン  My funny Valentine

<ロレンツ・ハート作詞、リチャード・ロジャース作曲。
ミッツィ・グリーン、アルフレッド・ドレイクの主演により、1937年4月から289回上演されたミュージカル「ベイブズ・イン・アームズ」中のナンバー。グリーンがうたった。このミュージカルは1939年に、ミッキー・ルーニー、ジュディ・ガーランドの主演によりMGMで映画化され、こちらでは1948年に「青春一座」として公開された。なおこの歌は、シナトラ、クム・ノーヴァク主演の1957年度コロムビア映画「パル・ジョーイ」(邦題「夜の豹」。本邦公開1958年)の中で、キム・ノヴァックがうたい、リヴァイヴァル・ヒットした。映画「パル・ジョーイ」は、ハートとロジャースの同題名ミュージカル(1940年)を映画化したもの。
☆ 私の愉快なヴァレンタインよ、私のかわいくておかしなヴァレンタインよ、きみは私の心を微笑ませる。きみのルックスは滑稽で写真むきじゃない。だけどきみは私の好きな芸術品なんだよ。きみの容姿はギリシャ彫刻よりも見劣りするし、口つきも変だ。きみの話し方はスマートではない。だけど、私のために髪の毛一本も変えてはいけない。私を愛しているなら、そのままのかわいいヴァレンタインでいておくれ。毎日がヴァレンタイン・デイだ。
★ フランク・シナトラ トニー・ベネット ピーター・ネロ ペリー・コモ エラ・フィッツジェラルド>

 ― 青木 啓 『世界の名曲とレコード アメリカン・ポピュラー』 誠文堂新光社1979年より ―

この歌は、ジャズの器楽曲としてもよく演奏され、知られている。
楽曲別にジャズの名演を集めた『名演! Jazz Standards』 (講談社、1989年)によると――

<この歌を日本語に訳してしまうと、相当に恥ずかしいものになる。要約すれば「あばたもえくぼ」である。これを、普通以上にドラマチックなメロディのバラードにしてしまうのだから、外人のすることはわからない。ベタ惚れなのはよくわかるけど、もう少し恥じらいのある表現というものがあろう、と思うのである。今やもう誰が唄っても「なあにいってんだ、この」という反応しかできない。しかし、嫌いな曲かというと実は好きなのだから、日本人も謎である。とにかくそういう曲なので、チェット・ベイカーのような、ベトつかない、さらりとした唄い方には非常に好感が持てる。マイルス盤の魅力は、なんといってもレッド・ガーランドのイントロである。暖かいフレーズ、ピアノの響きと、続いて出るマイルスのクールさとの対比がなんともいえない。マイルスは、この曲名をタイトルにしたライブ盤(CBS)も、聴きごたえがある。>

――ということで、私も、マイルス・デイビスの「クッキン」に収録されている演奏が好きだ。
チェット・ベイカーの「チェット・ベイカー・シングス」もいいし、ビル・エヴァンスとジム・ホールの「アンダーカレント」の演奏も、好きだ。

   

 

むかしは、この曲だけを集めたカセット・テープなどを作って遊んでいたものだが、そういうこともしなくなって久しい。
チョコにも縁遠くなったし……。

ちなみに、この本は、なかなか面白く参考になる。
絶版らしいが。

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