【読】ひさしぶりに小説でも
朝9時頃の気温は0度。
晴れていたものの、肌寒い一日で、最高気温も7度止まりだった。
昼前、人に会うために小平の中央公民館まで車で。
桜の蕾が、少しずつ膨らんできていた。
松本健一 『畏るべき昭和天皇』 (毎日新聞社・2007年)を、昨夜読了。
図書館から借りてきての再読だったが、面白かった。
貸出延長してまだ手元にある 『天皇百話』 (ちくま文庫・1989年)は、できれば資料として置いておきたい本だ。
絶版なので、手に入れるとしたら古本だが……。
Amazonで購入することを自粛しているので(経済的な事情)、ここは我慢。
発売直後に買って置いてあった船戸与一の小説を、読みはじめた。
船戸与一 『満州国演技 7 雷の波濤』 (いかずちのはとう)
新潮社 2012/6/20発行
477ページ 2,000円(税別)
これが7巻目になる巨編(現在未完)なので、これまで読んだ巻の内容は、あらかた忘れてしまっている。
1巻目から読み直してみたい誘惑に駆られるが、そうするとたいへんなことになりそうなので、やめた。
― Amazonより ―
<バルバロッサ作戦、始動――日本有史以来の難局を、いったい誰が乗り越えられるのか。昭和十六年。ナチス・ドイツによるソビエト連邦奇襲攻撃作戦が実施された。ドイツに呼応して日米開戦に踏み切るか、南進論を中断させて開戦を回避するか……重要な岐路に立つ皇国を見守る敷島四兄弟がさらなる混沌に巻き込まれていくなか、ついにマレー半島のコタバルに戦火が起きる。「マレー進攻」に至る軌跡を描く待望の最新刊!>
→ カテゴリー「船戸与一」
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/cat8005156/index.html
既刊6巻
『満州国演義 1 風の払暁』 昭和3年~ 事変まで
『満州国演義 2 事変の夜』 昭和5年~ 満州事変、上海事変
『満州国演義 3 群狼の舞』 昭和7年~ 満州国建国
『満州国演義 4 炎の回廊』 昭和9年~ 二・二六事件
『満州国演義 5 灰塵の暦』 昭和11年~ 南京大虐殺
『満州国演義 6 大地の牙』 昭和13年~ 大戦前夜
こうしてみると、一巻で2年の歴史を追っている。
『満州国演義 7 雷の波濤』 昭和15年~ 太平洋戦争開戦
未完の続編 『満州国演義 8』 昭和17年~
『満州国演義 9』 昭和19年~ と続くことになるのだろうか。
ぜひとも完結してほしいものだ。
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