【読】そして、こんな本を
船戸与一の強烈な小説を読み終えて、次に何を読もうかと悩む。
本棚の奥に眠っていた本を思いだし、引っぱりだして読みはじめた。
『内村剛介ロングインタビュー 生き急ぎ、感じせく―私の二十世紀』
陶山幾朗/編集・構成
恵雅堂出版 2008/5/25発行
407ページ 2,800円(税別)
内村剛介さんは、2009年1月30日に満88歳で亡くなった。
→ 2009年3月 7日 (土) 【読】内村剛介さんの死
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-658c.html
このインタビューは、1997年12月から2005年5月まで、7年半かけて、陶山氏内村宅に通っておこなわれたものだそうだ(陶山幾朗氏のあとがきによる)。
出版されたのは、内村さんが亡くなる8か月前だった。
<1920年、栃木県生まれ(本名、内村操)。1934年、渡満。1943年、満洲国立哈爾賓学院を卒業。同年、関東軍に徴用され、敗戦とともにソ連に抑留される。以後、11年間をソ連内の監獄・ラーゲリで過ごし、1956年末、最後の帰還船で帰国する。帰国後、商社に勤務する傍ら文筆活動を精力的に展開し、わが国の論壇、ロシア文学界に大きな影響を与える。…(中略)…1973年から78年まで北海道大学教授、1978年から90年まで上智大学教授などを勤める。> (本書巻末の著者紹介より)
なぜこの本を思いだしたのか。
たぶん、船戸さんの小説の影響だろう。
【出版社のサイト】
恵雅堂出版
http://www.keigado.co.jp/
恵雅堂出版 > 恵雅堂の書籍・CD
http://www.keigado.co.jp/allgoods/
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