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2013年4月 3日 (水)

【読】古本の雑誌

ひさしぶりにAmazonで買い物。
さきほど宅配便で届いた。

『古本の雑誌』 本の雑誌社
 2012.10.25発行 191ページ 1,600円(税別)

「本の雑誌」は、ひところよく買ったものだ。
上の本は、「本の雑誌」と同じサイズで、装幀も似ている。
おもわず、ニヤリ。

パラパラと中をみていると、こんな一文があり、これにも、ニヤリ。

私の血風自慢
「百円棚の掘り出し物」 水鏡子(suikyosi)
 P.128

<昨年買った本の合計が二千二冊。総額三十八万円。新刊を含めた平均単価が二百円を割っている。……
 学生時代、古本屋の相場は定価の七割だった。乏しい小遣いをやりくりしながら十円でも安い本をみつけようと古本屋街を何度も往復したものだった。市内に定価の五割を基準にした古本屋が開業したときには歓喜雀躍して日参した。
 だけどブックオフができたときには、百円の値付けに許しがたいものを感じた。うれしい反面こんないい本を百円で売るのは本に対する冒瀆だと思った。この現実を拒否する手段は百円の棚からその本を消し去るしかない。そんな魔女狩り参加者的な熱情も重ねた結果の二十年、読みたい本だけにおさまらない、読んでもいい本がたまりにたまり、うちの本棚には万を軽く超える積ん読本が並んでいる。……>

私は、とてもとても、こんな域には達していないが、そのきもちはよくわかる。
先日のチャリティ古本市の会場でも、「こんな安い値段では本に対して失礼だ!」とお怒りの方がいらした。
こちらは寄付いただいた本をチャリティで販売しているので、それほど高い値はつけられない。

たしかに、文庫・新書が30円均一、単行本(一部を除く)が50円均一というのは、ブックオフよりもはるかに安いのだ。

痛し痒し。
「おきもちはよくわかります……」

古本の値段はむずかしい。

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