【読】ぼくがいま、死について思うこと(椎名誠)
朝食を終えて、すぐに参院選の投票へ。
東京も、梅雨明け直後の暑さがおさまって、少しだけ過ごしやすくなった。
昼は、生麺タイプの沖縄ソーキそばを調理して食べた。
暑いときには熱い食べ物がいい。
これから、たまっていた新聞連載小説(五木寛之「親鸞完結篇」)を読もう。
北海道新聞には掲載されていなかったため、12日以後の連載を読んでいない。
家に戻ったら、ちょうど12日からの東京新聞朝刊が残っていた。
なければ図書館で、と考えていたので、助かった。
ずいぶん前、リクエストしておいた本が、近くの図書館に届いた。
予約待ちの多い人気図書。
はやく読んで返却しなければ。
椎名誠 『ぼくがいま、死について思うこと』
新潮社 2013/4/25発行
190ページ 1,300円(税別)
初出 『波』 2011年9月号~2012年9月号
― Amazon ―
<今まで突っ走ってきたけれど、ふと気づくと多くの人を亡くしていました。肉親の死。十代の頃に経験した親友の自死。ここ数年相次いだ友人たちとの離別。あやうく死にかけた体験の数々。世界の旅先で見聞きした葬儀や死。孫を持って気づいたこと。死に急ぐ若者たちへのメッセージ。そして、思い描いてみた自身の最期――。今年、69歳になる椎名誠が、はじめて死について考えた一冊。>
<ぼくはあといくつこういう場に立ち合えるのだろうか。そしていつ自分がこういう場でみんなにおくられるのだろうか。それは、わからない。ぼくにも、そして誰にもわからない。>
シーナさんも、70歳に手が届く年齢になり、死について思いめぐらすようになったんだろうな。
私も、最低限、遺された人たちが途方に暮れることのないよう、準備だけはしておこうと思う、今日この頃。
「エンディングノート」が流行っているようだが、私は、あれは嫌い。
「自分史」も私には必要なし。
死んだら、遺された人たちの記憶に残ればいいのだ。
それも、ほんのしばらくの間でいい。
私の「死の準備」といっても、葬儀やら埋葬やら、各種手続きやらの手順を書いておくだけ。
あとは、痴呆になったり不治の病になったらどうしてほしいか、書いておこう。
私はそれだけでいいと思うようになった。
――こんなことを書くのも、昨年の母の死から後のドタバタを経験したからかも。
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