【楽】バートン・クレーン
土曜日の午前、いつも聴いているTBSラジオ番組で、ゲストの小室等がバートン・クレーンを紹介している。
さすが、永六輔、この奇妙な歌手のことをよく知っていた。
土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界|TBS RADIO 954 kHz
http://www.tbs.co.jp/radio/rokuchan/
番組で流されているバートン・クレーンの復刻CD、私も持っている。
バートン・クレーン作品集~今甦るコミック・ソングの元祖~
うれしくなったので、書いてみた。
そういえば、友人のMOTEL(須藤もん&対馬照)が、この人の「酒が飲みたい」をカヴァーしていたっけ。
→ 2007年5月2日(水) 【楽】Burton Crane
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/burton_crane_7a80.html
試みにWikipediaをみると、かなり詳しく書かれていた。
すっかり有名になったようだ。
― Wikipedia バートン・クレーンより ―
<バートン・クレーン(Burton Crane, 1901年1月23日 - 1963年2月3日)は、昭和初期に活躍したアメリカ出身の歌手、ジャーナリストである。
クレーンは宴席の余興で故国の歌をカタコトの日本語で唄っていたことがコロムビアレコードのL・A・ホワイト社長にスカウトされる。コロムビア社は、1927年(昭和2年)、蓄音器輸入販売会社の日本蓄音器商会を買収したアメリカの外資系会社で、ライバルのビクターともども、当時の最新式技術である電気吹き込みによる良い音質を売り物にした国産レコードの販売を進めていたが1928年(昭和3年)、二村定一・天野喜久代による『あほ空』(My Blue Heaven)の発売によって、アメリカのジャズ音楽を日本に普及させた。そんな状況の中、販売体制の強化を目指して来日したホワイトはクレーンの歌手としての才能を見出したのである。
森岩雄の協力で1931年(昭和6年)1月、吹き込んだ第1作『酒が飲みたい』は同年4月にリリースされ大ヒットした。『酒が飲みたい』は、作曲がクレーン本人の名義だが、バートン・クレーン研究を行っている東京経済大助教授山田晴通は、当時アメリカの大学生の間で唄われていた多くのDrinking Song(酒宴歌)の一つ、『California Drinking Song』と歌詞が一致するのでそのあたりが原曲ではないか、作詞は森岩雄名義だが森自身バートン・クレーン作をほのめかす証言を残しており、本人が作った日本語の歌詞を森が整理補足したと推測している。
『酒が飲みたい』の歌詞のユニークさは詩人のサトウ・ハチローが「この歌は歌そのものが泥酔している」「俺もこんな酔払った歌がつくりたい」と激賞している[1]。なお、この曲は後に加藤登紀子が1983年のアルバム「夢の人魚」でカバーし、自身の「ほろ酔いコンサート」のテーマソングとしている。伴奏もコロムビア専属のジャズ演奏家からなるコロムビアジャズバンドが担当し、当時の社会を反映したモダンな音楽を作り上げていた。セミプロながらも日本歌謡史上初の外人歌手であり、明治期の落語家快楽亭ブラックとならぶ今日の外国人タレントのはしりでもあった。
一躍人気歌手となったクレーンは、『家にかえりたい』『おいおいのぶ子さん』『雪ちゃんは魔物だ』『ニッポン娘さん』などの30曲近くのコミックソングを中心とするレコードを出す。そのほとんどがアメリカの俗謡に訳詞を付けたものであった。また『月光価千金』などの本格的なジャズソングも吹きこんでいる。クレーンのレコードは、はじめ物珍しさもあって売れたがだんだんとマンネリに陥ってしまい、1934年(昭和9年)、ホワイトの帰国を機に吹き込みをしなくなる。1936年(昭和11年)テイチクに移籍後、レコードを1枚出したのみで歌手活動を中止しその年の秋に帰国した。
日本滞在中のクレーンは、六本木に家族と住み、暇さえあれば浅草に出てカフェーで酒を飲み、榎本健一などの芸人たちと交流をもった。記者としてはまじめで厳格な仕事ぶりであったが「非常に洒脱な一面があり」「なかなか立派な日本語であった。」(榎本健一談)ということである。>
【参考】 関連リンク
バートン・クレーン覚書
http://camp.ff.tku.ac.jp/yamada-ken/Y-KEN/fulltext/02BC.html
趣味趣味音楽中年探偵団
http://www.jah.ne.jp/~ishikawa/index.html
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