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2013年7月13日 (土)

【読】墓活

今朝は、早くに目がさめてしまった。
昨夜、こちらに来てからの疲れがでたのか、午後10時前には眠ってしまった。
目がさめたのは、朝の5時頃だった。

美瑛の朝はすがすがしい。
なにしろ、外気温が17度(午前6時半現在のネット情報)。
日中の30度近い暑さから、10度以上の温度差がある。
「熱帯夜」に苦しめられる東京とは、ずいぶんちがう。
まさに、避暑地の感がある。

こちらに来る間際、図書館から借りてきた本を持ってきている。
羽田に向かう乗り物の中と、飛行機の中で読み継いできた。
残りを、昨夜、寝床で読んでいるうちに眠くなり、今朝、残りを最後まで読んだ。

赤瀬川原平 『「墓活」論』
 PHP研究所 2012/3/19発行
 255ページ 952円(税別)

「墓活」(ぼかつ)とは、赤瀬川さんの造語だが、誰にでもすぐピンとくる言葉だろう。
「婚活」とか「就活」のたぐいだ。

そういえば、このところ「終活」という言葉も流行りだしたが、私はあまり好きではない。
遺された人が困らないように、何かしら書き遺しておきたいと思うが、自分史だの何だの、そこまで自己主張しようとは思わない。
死んでしまえばオシマイである。

ちなみに、かな漢字変換で、「こんかつ(婚活)」「しゅうかつ(就活)」はすぐに漢字変換された。
さすがに、「ぼかつ」は変換辞書に登録されていない。

この本、図書館でみかけて気になっていたもの。
薄い新書サイズなので、北海道にきている間に読めるだろうと思って持ってきた。

今の私にぴったりの内容だった。
私も、自分の墓をどうしようかと、具体的に考えていたのだ。

一年前の母の死、葬儀、埋葬(墓地は北海道にある)、その後の相続手続きなど、人が死んだらどうなるのかということを現実に経験した。
死んだ当人ではなく、残された人たちが考えなければならないことは多い。
これまで、そういうことを他人事のように考えていたが、当事者になるとにわかに現実味を帯びてくる。
いつどうなるかわからないが、私も遺された人のことを考えておこう――と、まあそんなところ。

詳しいことは書かないが、つい先日、あるところで都立霊園の募集冊子をみかけた。
競争倍率は低くないが、当選の可能性がありそうなので、申し込んでみたのだ。

埋葬にもいろいろな形があるが、私は死んだら土に還してもらえばいいという考えだったので、樹木葬(合葬)を選んだ。
墓石はいらない。
できれば散骨してもらいたいところだが、それも手続きがたいへんらしい。
「樹林型」というのが、私にはぴったりだった。

葬儀、相続、埋葬など、生きているうちに考えておけば、心残りはない。
この本でも、赤瀬川さんがご自身の体験(墓活)を書いていて、いちいち頷くことばかりだった。
いかにも赤瀬川原平さんらしい内容だった。

明日は、母の一周忌。

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