【読】今日の読書
蒸し暑い一日。
午後4時現在、気温30度、湿度60%ほどか。
曇り空で、いまにも雨が来そうだ。
午前中、市の無料定期健診。
簡単な内容で、問診、検尿、採血、血圧、心電図、身長体重腹囲測定、それだけ。
三か月に一度通院して、尿と血液検査しているから、それほどありがたい健診でもない。
午後は雑用をこなし、その後、図書館から借りてきた椎名誠氏の本を読みはじめた。
死について思い巡らす内容の本。
(『ぼくがいま、死について思うこと』 新潮社)
「友人の鳥葬」というタイトルを見て、ぎょっとしたが、これは椎名夫妻の共通の友人だったチベット人の話だった。
椎名夫人の渡辺一枝さんは、この友人の鳥葬に、特別に許されて立ち会ったという。
チベットの死生観では、死者の痕跡を一切なくしてしまうのがシキタリなんだそうだ。
当人の写真はもちろん、故人の書いた文字や持ち物、衣類など、一切合財、人にやったり捨てたりするという。
集合写真などでは、故人の顔だけハサミで切り取ってしまうという徹底ぶり。
椎名氏自身の肉親や友人の死を、氏の書き物としては珍しくシンミリと語っている。
読みはじめたばかりだが、ズシンと響いてくる内容の一冊。
「1987年から2012年まで、毎年、一、二度。長い時で半年。短くても一か月という日数で通い続け、ほぼ全域を旅している妻(渡辺一枝)は、チベットにかんする本をかなり出している」 そうだ。 (本書 P.54)
読んでみたいと思う。
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