【読】猛暑の中で本を読む
毎日こんなことばかり書いているが、とにかく猛暑。
外気温は、現在(午後2時半)37度。
午後から、窓を閉めて冷房を入れているが、室内も30度。
これでは熱中症で倒れる人が多いのも無理はない。
勢古浩爾 『定年後のリアル』(草思社文庫)を読み終え、そうだ、あれを読んでみよう。
長いあいだ本棚にしまいこんであった本を取りだして読みはじめた。
この本を買ったのも、勢古さんの著書に影響されたからだった。
いま、ようやく読む気になった。
あれからもう、7年近くたったのか……。
【過去記事】
2006年11月30日(木) 【読】思想なんかいらない
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_1316.html
『エリック・ホッファー自伝 ― 構想された真実』 エリック・ホッファー
中本義彦 訳 作品社 2002年6月発行
189ページ 2,200円(税別)
原題は "Truth Imagined" これを「構想された真実」と訳したのには、ちょいとひっかかる。
また、帯の惹句 「感動のロングセラー! かくも波乱に満ちた生涯があろうか」 も、大げさすぎる。
もっともっと 「波乱に満ちた生涯」 を送った人は、他にもたくさんいるだろうに。
――などと文句をつけるつもりはさらさらなく、さすがに名著と言われるだけあって、面白い。
「沖仲士の哲学者」 と呼ばれ、賞賛される人だけあって、その人間観察眼に驚きながら読んでいる。
もう一冊、たぶん同じ頃に買ったのだと思うが、『波止場日記 ― 労働と思索』(みすず書房)の方は、私には難しすぎて読む気になれない。
さっきから雲行きが怪しくなってきたと思っていたら、ゴロゴロ雷が鳴りだした。
真夏の暑い午後だ。
きのう考えていた勝沼・塩山行きは中止した。
こんな天気では、正解だったかもしれない。
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