« 【雑】バナップル | トップページ | 【読】読みたい本がいっぱい »

2013年8月15日 (木)

【読】読了 「河北新報のいちばん長い日」

仙台に本社がある地元紙、河北新報社が2011年10月30日に発行した本。
『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』 (文藝春秋)を読みおえた。

河北新報社 『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』
 文藝春秋 2011/10/30発行 269ページ 1,333円+税

第8章(被災者に寄り添う)以後に、社の報道部全員に実施した社内アンケートのことが書かれている。
報道部次長の発案で、震災後一か月の4月11日から約二週間をかけて集められた。
注目したいのは、このアンケートが実名回答で、アンケート結果を社内全員が閲覧できるようにしたことだ。

「実名だと本音を書かないのではないかとの懸念もあったが、匿名にすることによって疑心暗鬼になるよりは、この際、実名で率直に意見を共有できれば」と考えたからだという。

記者やデスクから寄せられたアンケートには、彼らの生々しい体験と苦しい思いが綴られていて、胸を打った。
甚大な被害を受けながらも、新聞発行、輸送、配達を続けた地元紙ならではの迫力に圧倒される。

地方紙・地元紙は強い。
エールを送りたい。

河北新報ニュース
http://www.kahoku.co.jp/
3.11「絆」手を携え、前に!--
http://flat.kahoku.co.jp/sub/volunteer/index.htm

facebook つむぐ 震災を超えて
https://www.facebook.com/tsumugu.tohoku

|

« 【雑】バナップル | トップページ | 【読】読みたい本がいっぱい »

【読】読書日誌」カテゴリの記事

こんな本を読んだ」カテゴリの記事

【震】震災日誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【読】読了 「河北新報のいちばん長い日」:

« 【雑】バナップル | トップページ | 【読】読みたい本がいっぱい »