【読】読了 「河北新報のいちばん長い日」
仙台に本社がある地元紙、河北新報社が2011年10月30日に発行した本。
『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』 (文藝春秋)を読みおえた。
河北新報社 『河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙』
文藝春秋 2011/10/30発行 269ページ 1,333円+税
第8章(被災者に寄り添う)以後に、社の報道部全員に実施した社内アンケートのことが書かれている。
報道部次長の発案で、震災後一か月の4月11日から約二週間をかけて集められた。
注目したいのは、このアンケートが実名回答で、アンケート結果を社内全員が閲覧できるようにしたことだ。
「実名だと本音を書かないのではないかとの懸念もあったが、匿名にすることによって疑心暗鬼になるよりは、この際、実名で率直に意見を共有できれば」と考えたからだという。
記者やデスクから寄せられたアンケートには、彼らの生々しい体験と苦しい思いが綴られていて、胸を打った。
甚大な被害を受けながらも、新聞発行、輸送、配達を続けた地元紙ならではの迫力に圧倒される。
地方紙・地元紙は強い。
エールを送りたい。
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