【読】「北海道人―松浦武四郎」 を読む
さわやかな秋晴れ。
自転車に乗ってどこかへ行こうかとも思ったが、徒歩で近くのスーパーまで買い物に行ったきり、家でのんびり本を読む。
ときどき、テレビでプロ野球セ・パ両リーグ、クライマックスシリーズ(ファーストステージ第2戦)の経過を見る。
佐江衆一 『北海道人――松浦武四郎』
新人物往来社 1999/10/15発行
第一章 竜飛崎へ
第二章 蝦北の雁
第三章 秘めおくべし
第四章 松前の刺客
第五章 黒船来航
第六章 天地動乱
ここまで読んだ。
第四章では、寛政元年(武四郎の時代より半世紀以上前)のクナシリ・メナシの蜂起を、武四郎が思いおこす場面がある。
第五章ではペリーの来航、第六章では嘉永七年と安政元年の大地震が、時代背景になっている。
あらためて、武四郎が生きた激動の幕末期について、歴史のおさらい。
残り120ページほど。
いよいよ、武四郎が正式に幕府に雇い入れられ(蝦夷御用御雇)、蝦夷地踏査に本格的に取り組むところ。
第七章 天性うるわしき性
第八章 花と風雪
第九章 維新の腥風
― 以下、Wikipedia 松浦武四郎 より ―
<文化15年(1818年)、伊勢国一志郡須川村(現在の三重県松阪市小野江町)にて郷士・松浦桂介の四男として生まれる。松浦家は、肥前国平戸の松浦氏の一族で中世に伊勢国へ来たといわれている。
山本亡羊に本草学を学び、早くから諸国をめぐった。天保9年(1838年)に平戸で僧となり文桂と名乗るが、弘化元年(1844年)に還俗して蝦夷地探検に出発し、その探査は択捉島や樺太にまで及んだ。安政2年(1855年)に蝦夷御用御雇に抜擢され再び蝦夷地を踏査、「東西蝦夷山川地理取調図」を出版した。明治2年(1869年)には開拓判官となり、蝦夷地に「北海道」の名を与えたほかアイヌ語の地名をもとに国名・郡名を選定した。翌明治3年(1870年)に開拓使を批判して職を辞してからは余生を著述に過ごしたが、死の前年まで全国歴遊はやめなかったという。
また、明治3年(1870年)には北海道人と号して、「千島一覧」という錦絵を描き、晩年の68歳より富岡鉄斎からの影響で奈良県大台ケ原に登り始め、自費で登山道の整備、小屋の建設などを行った。
明治21年(1888年)、東京神田五軒町の自宅で死去。遺骨は、武四郎が最も好きだったという西大台・ナゴヤ谷に1889年に建てられた「松浦武四郎碑」に分骨されてもいる。
なお、生地の三重県松阪市小野江町には「松浦武四郎記念館」が建っている。>
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