【読】「永続敗戦論」を読みはじめる
きのう、今日と、冷たい雨がふって気温があがらない。
この時期、こういう日もある。
家の中でも肌寒いので、フリースのジャケットを羽織っている。
すこし前に、池澤夏樹さんが書いた書評で知り、読んでみたいと思っていた本。
⇒ 2013年8月21日 (水) 【読】名誉を重んじること
http://yamaoji.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-777e.html
1977年生まれの、まだ若い(30代)論客が書いたもの。
読みはじめると、論旨が明解で――とはいっても、一度読んだだけでは理解しがたい面もあるが――、うなずける点が多い。
しっかり読んで、考えてみたいと思う。
白井 聡 『永続敗戦論 ――戦後日本の核心』
太田出版 (atプラス叢書 04) 2013/3/27発行
221ページ 1,700円(税別)
<永続敗戦 それは戦後日本のレジームの核心的本質であり、「敗戦の否認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによって「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米国に対しては盲従を続ける。敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続く――それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構造は明らかな破綻に瀕している。> (本書帯)
【参考サイト】
朝日新聞デジタル:(2013参院選)「敗けた」ということ 「永続敗戦」を提起している、白井聡さん - ニュース
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307020560.html
※著者の主張が端的によくわかるインタビュー記事
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