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2013年11月14日 (木)

【雑】サンリュウシュ

半月ほど前、左目の下瞼が腫れて違和感があった。
押すと痛いが、なんとなく違和感がある程度で痛みはない。
が、見るからに「眼病です」と主張していて、いかにも異様だ。

その前に、なんとなく左目がヘンな感じだったので、眼科医から目薬をもらってさしていた。
眼球に流れる「油」が出る穴が詰まっていると言われていた。
それから十日後のことである。

おなじ眼科を再訪。
医師いわく、「これはサンリュウシュ」になってますね。
「ものもらいはバクリュウシュといって治りやすいんですが、これは治りにくい」
「手術をして摘出しないといけないこともある」
「目薬と塗り薬を出すので、一か月ほど様子をみてください」

「ものもらい」はよく聞くが、「サンリュウシュ」だの「バクリュウシュ」だの、聞いたこともない。

面倒くさいのでそれ以上深く尋ねることはせず、手帳に「サンリュウシュ」「バクリュウシュ(ものもらい)」とメモ。
薬局であらたな目薬と塗り薬をもらい、帰宅。

帰宅後、Wikipediaで「ものもらい」を検索。
よーくわかった。

― Wikipediaより ―
ものもらい
・まぶたの裏側などが腫れて痛む病気。麦粒腫、霰粒腫を参照。地方ごとの異称が多く、「ものもらい」は関東地方における方言である。
・他人から金銭やものを恵んでもらう人、行為。乞食を参照。

後段はあまりにもあからさまな記述だが、漢字でどう書くのかは、わかった。
さらにWikipediaで「霰粒腫」を引いてみると、恐ろしげな写真が載っていて、手術をしないと治らないこともある、とここでも脅された。

― Wikipediaより ―
霰粒腫 (さんりゅうしゅ)とは、眼瞼(がんけん、目のまぶた)の病気の一種である。
症状など
まぶたの裏側が腫れ、時には赤くなる。通常、痛みやかゆみはない。美容的に悪くなることがある。
マイボーム腺の出口がつまり、中に分泌物がたまったもので、麦粒腫(ものもらい)と異なり、通常細菌感染を伴わない。霰粒腫に感染を伴ったものを急性霰粒腫と呼ぶ。

治療
自然治癒には時間がかかったり、手術しないと治らない場合がある。目薬をつける治療法もあるとされるが、病態生理から考えると無効と考えるべきである。

うーん、前途多難、と思いながら、目薬・塗り薬を続けてきたところ、腫れがほとんどなくなった。
塗り薬が効いている気がする。
ネット情報(Wikipedia)も鵜呑みにはできないな、と思ったことだった。

あっ。
霰粒腫の「霰」「あられ」と読むのだった。
私は「みぞれ」だと思いこんでいたが、「みぞれ」「霙」という字だった。
いま、漢和辞典で調べて、わかった。
何かと思いこみの多い、わが人生である。

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