【遊】江戸東京博物館のモース・コレクション展を見た
昨日の夜は、北海道の高校の東京同期会。
卒業後四十数年たつが、いまだに年に一度、集まっている。
今回は三十数人集まった。
ひさしぶりに都心にでるので、昼前に家をでて、あちこち寄り道。
西荻窪の古書店「音羽館」に行ってみた。
以前から気になっていた店。
こぢんまりした古書店だが、興味ぶかい本が多く、CDも置いてあって面白かった。
また行ってみよう。
古書 音羽館 - 荻窪・西荻窪 > 古本・古書
http://www.ogikubo.org/S47162.html
古本屋ツアー・イン・ジャパン: 6/3東京・西荻窪 古書 音羽館
http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/archives/8442667.html
店内に流れていたクラシック音楽が、いい雰囲気だった。
ケースを見せてもらい、売り物だと思って値段を聞いたところ、傷があるので売れないという。
CDケースの帯(というのか、腰巻というのか)を見せてくださり、同じ内容で廉価版CDが発売されていますよ、と親切に教えてくれた。
帯は持って行っていいですよ、と、くださった。
ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ集。
伴奏がチェンバロで、いかにもバロックという感じがよかった。
BGMもよかったが、店主の感じがよかったな。
西荻窪から総武線各駅停車で両国まで。
ひさしぶりに、江戸東京博物館の特別展示を見てきた。
江戸東京博物館 開館20周年記念特別展
明治のこころ モースが見た庶民のくらし
開催中の特別展│展覧会情報│江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2013/09/index.html
会場は、土曜日ということもあって、たいそうな賑わい。
展示物も多く、ひとまわりするのに一時間はかかった。
原則、撮影禁止の展示会だが、入口と出口のコーナーだけはフラッシュを使わなければ撮影可だった。
実物大、精巧に作られた「生き人形」(上の写真)が圧巻。
モースが来日した明治の頃、見世物小屋で流行していたものだという。
展示物は様々で、こんなにたくさんのコレクションを本国(アメリカ)まで運んだのかと思うと、驚くばかり。
今回の特別展は、日本への里帰りだ。
前から気になっていた、やや高価な本が、会場外の物販コーナーにあったので、迷った末にふたつとも買ってしまった。
『百年前の日本-モースコレクション 写真編』 小学館
大森貝塚を発見したことで有名なモースは1877年に来日し、前後3回、2年3ヶ月あまりの滞在中、日本各地を旅した。そして多くの民具や文物を収集した。帰国後、ピーボディー博物館館長となったモースはそれらのコレクションの保存と整理に当たった。ここ紹介する300点の写真もそのコレクションの一部だ。セイラム・ピーボディー博物館の全面的協力のもと、モース・コレクションとして1世紀にわたり保存されていた幻の写真を現地取材。それは100年ぶりの発掘といえるものだった。写真は、現在では失われてしまった日本の光景を見事に写し撮っていた。もちろん、カラー写真はまだない。着色写真は、明治に入って職を失った日本画の絵師たちの手によるものだ。ガラス板に細かい毛筆を使い、多くは岩絵の具で着色された。当時の絵師たちの技術は世界最高水準にあった。鮮やかな色彩で100年前の日本が甦ったのである。執筆陣には各分野の第一人者を迎え、全写真を解説。
『モースの見た日本―モース・コレクション 民具編』 小学館
『百年前の日本』第2弾コレクション大公開。
5年にわたる日米の共同作業を経て、モースコレクションを初公開。民具と日記でたどる百年前の日本の暮し、総図版450点。88年出版のロングセラーの普及版刊行。
公式ガイド(下の画像)は、電車に乗る前に、立川の書店でみつけて購入。
重い本をぶらさげて、同期会に出席したのだった。
『明治のこころ―モースが見た庶民のくらし』 青幻舎
豊かさより、便利さより、大切なものがあった。自然を愛し、ものを大切にし、日々を楽しみ、正直に生きる。大森貝塚の発見者として知られるモースが感動した130年前の日本。アメリカ最古のピーボディー博物館、ボストン美術館所蔵モース・コレクションより生活民具、写真、スケッチなど約600点を収録。
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