【読】中央図書館の不要資料譲渡
どこの図書館でも、定期的に除籍本(廃棄資料)を無料配布している。
私の住む東大和市立図書館では、中央図書館の一室に集めて配布、というか譲渡している。
ということを、市報で知ったので、初日の今日、行ってみた。
開館時刻の10時よりも20分ほど前に到着したのだが、すでに入口前に行列が。
20人ほどいただろうか。
しばらく様子を見てから私も列に並んだ。
開館時刻までに50人ほどの行列ができたのには驚いた。
開館とともに、一斉に二階の会場(会議室)へ向かう。
さすがに駆け出す人はおらず、整然としている。
さほど広くない会議室には、きちんとテーブルが並べられ、本や雑誌類がきれいに陳列されている。
古本市スタイルだ。
無料(タダ)という言葉に弱いのは、誰しも。
図書館のラベルが貼ってある廃棄資料が、タダで何冊でも持ち帰り自由ということで、ちょっとした古本市会場の混雑の様相を呈していた。
ざっとひとまわりしたが、これといって欲しいものがなかったので、すぐに会場を出た。
その帰りがけのこと。
一階入口のロビーに、常設の不要本リサイクルコーナーがある。
図書館の本ではなく、一般の人が不要本を置いていく棚で、欲しい人が持っていく、というシステム。
東大和市では、中央館だけでなく地区館にもこういうコーナーがある。
あまり期待もせず、ちらった見たところ、なんと、以前から欲しかった本が並んでいるではないか。
昭和が終わって平成になってから、講談社が順次出版した大型本、『昭和二万日の全記録』というシリーズもの。
図書館に所蔵されているものを何度か借りたことはあるが、資料として一級の内容だ。
手元にあるといいな、と思っていたのだ。
これまで、大型チェーンの古書店でバラの卷を何冊かみかけたことはあったが、なんと1巻目から11巻目まで連続で揃っているではないか。
昭和元年から34年までの巻だ。
なぜか7巻目だけカバーがないのが残念。
全19卷のシリーズものだが、ここまで揃っていれば私には十分。
さすがに重そうなので一瞬躊躇したが、車で来ていたので11冊抱えて車まで運び、自宅へ。
思わぬ収穫だった。
さて、どこに置こうか、というのが新たな悩み。
溜まりに溜まった本を、来春のチャリティー古本市に出すべく、整理をはじめたところだ。
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コメント
やまおじさん、このシリーズは全巻私も持っています。これほど詳細な歴史を記録したものはなく、私は非常に重宝しています。良く手に入れられましたね。幸運としか言いようがありません。
北海道は完全に雪景色になりました。
投稿: 玄柊 | 2013年12月 5日 (木) 23時25分
>玄柊さん
おひさしぶりです。
コメント、ありがとうございます。
探していた本との出会い、こういうこともあるんですね。
このシリーズは、ジョン・ダワー氏が著書のなかでよく引用していたことで知りました。
いい出版物ですね。
こちらは、ようやく冬の気候になってきました。
北海道は雪の季節にはいりましたね。
投稿: やまおじさん | 2013年12月 6日 (金) 08時16分